CoinPostで今最も読まれています

クレディ・スイスが約6,000億円の損失計上、再建策を発表 株価-19%

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

クレディ・スイスの再建策

スイス第二の大手銀行クレディ・スイス・グループは27日、2022年第3四半期(7-9月)決算を発表。4四半期連続の赤字となり、40億3,000万フラン(約6,000億円)の純損失を計上した。

損失の16%(約979億円)は投資銀行部門によるもの。再建プランに関する不確実性の中で、富裕層顧客が資金を引き揚げ、129億フラン(約1.9兆円)の純流出となっている。

同日にクレディ・スイスは事業再建プランを発表しており、証券化事業(SPG)の一部売却など業績不振が続く投資銀行部門を縮小する一方で、主力事業であるウェルスマネジメント部門を中心に収益安定化を図る。

現在の52,000人から2025年末までに43,000人に縮小することで、全体のコストを15%(約3700億円)縮小できるという。

クレディ・スイスはまた、最大40億スイスフラン(約6,000億円)の資金調達を計画。調達資金は、再編費用などに充てられる。ディクシット・ジョシ最高財務責任者(CFO)は「資本に関するいかなる疑念も解消し、今後の事業再編の基盤になる」と記者会見で述べている。

関連:クレディ・スイスCEOが釈明、憶測飛び交う「破綻危機」噂の背景は

株価暴落

クレディ・スイスの再建策について、市場からは失望の声が上がっている。有形自己資本利益率(ROTE)の25年の目標値が他の大手銀行より低いこと、再建プランの複雑さ、投資銀行部門の圧縮が不十分であることが指摘されている。(ROTE:自己資本(貸借対照表の純資産)に対する純利益の割合で、株主の投資額に対してどれくらいの利益を生み出しているかを示す指標)

27日の米株式市場でクレディ・スイス株は19%急落して引けている。1日当たりの下落率として過去最大だった。同社の株価は22年に57%下落。10月28日時点の時価総額は約1兆4,770億円(102億ドル)で、昨年の3兆2,280億円(223億ドル)から半減した。

出典:Trading View

これらの再建プランは、22年8月に就任したウルリッヒ・ケルナー最高経営責任者(CEO)のもと比較的短期間で打ち出された。

クレディ・スイスは、巨額損失によるファンドの閉鎖やマネーロンダリング幇助の疑いで起訴されるなど複数のスキャンダルに直面してきた。今後はリスク管理を含むガバナンス体制の改善と顧客の信頼回復が課題になる。

クレディ・スイスはスイスに拠点を置く世界有数の大型ユニバーサルバンク。世界各国で事業を展開しているため、仮に財政破綻に陥った場合には、2008年のリーマンショック以上の金融危機を引き起こす可能性を危惧する声も挙がる。

関連:クレディ・スイス、長年にわたり9,000億円超の不正資金保有か

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
02/24 土曜日
17:10
米国債担保型トークンがアプトスで流通 オンボーディングも視野 
米国債のトークン化を進めるOndo FinanceとAptos Foundationが戦略的提携を発表。USDYトークンのAptos統合、DeFiプロトコルが採用を進めておりエコシステムがさらに拡大。暗号資産(仮想通貨)のロックアップ総額も上昇傾向にある。
14:00
SuiブロックチェーンがStardustと提携、Web3ゲーム開発促進へ
Web3ゲーム用ウォレットを手掛けるStardustが、Suiブロックチェーンの統合を発表。この提携により、Web3ゲームのエコシステムが強化され、新たなゲーム体験が提供される。暗号資産(仮想通貨)スイは時価総額トップ50にランクインした。
13:00
米トランプ前大統領、ビットコインに前向きな姿勢に変化か
米ドナルド・トランプ前大統領は「仮想通貨ビットコインとは共存できる」と発言。懐疑的だった以前よりもビットコインに前向きな姿勢を示した。
12:00
グレースケール、プライバシーテーマのインデックスETFを申請
グレースケール「匿名銘柄のインデックスETF」はデータ・プライバシー技術を開発する企業およびZcashに投資する。ビットコインETF以外の製品を増やす狙いだ。
11:00
米登録の投資アドバイザーCarson Group、iSharesなどのビットコインETFを顧客に提供
ブラックロックのIBITでの仮想通貨ビットコイン保有数は126,950 BTCで、45.3万 BTCを保有するGBTCにつぐポジションを維持。一方、グレースケールのGBTCを除けば現在時価総額が最も高いのはブラックロックのIBITで、66億ドルに相当する。
10:00
Matrixport、3月までにビットコイン6.3万ドルも視野
Matrixportは2024年3月までにビットコインが6万3,000ドルに達する可能性があると強気予測。現物ETF承認や利下げなど複数要因を背景に挙げた。
09:00
加速する仮想通貨リステーキング、a16zがEigenに150億円投資
仮想通貨ETHやSOLのリステーキング「ストーリー」は今年の代表的なテーマの1つであり、投資家の注目と資金を集めている。
07:45
アバランチ、約2時間ブロック確定停止
仮想通貨アバランチのブロックチェーンで、ブロックの確定に問題が発生。ノードのソフトウェアのアップグレードを実施し、約6時間後に解決したことが報告された。
07:15
Flare Network、初期投資家のトークンアンロックを延長 FLR価格20%以上上昇
今回新たに出資したFlareの既存投資家はFLRトークンのロックアップ期間を2026の1Qまで延長し、30日の日平均出来高の0.5%を超えないトークンの売却に同意した。
06:30
UniswapのUNIに利益分配を提案、トークン価格が50%急騰
今まで仮想通貨UNIトークンの保有者には、Uniswapの手数料が分配されない仕組みとなっているが、これが変わる可能性が出てきた。
05:45
bitFlyer、仮想通貨3銘柄新規上場へ
国内暗号資産取引所bitFlyerは3銘柄の新規取り扱いを開始する予定だ。今週2度目の銘柄リスティング発表となる。
02/23 金曜日
16:00
Valkyrie「イーサリアム現物ETFの承認には1〜2年はかかる」
米仮想通貨投資企業Valkyrieの最高投資責任者は、イーサリアム現物ETFは今後1、2年以内に承認される可能性があると意見した。
16:00
Web3とは|次世代を担う非中央集権的インターネット環境のメリットを解説
世界中で技術革新の進むインターネット環境は、今まさに新たな時代へと移り変わろうとしています。Web3(ウェブスリー)という言葉の意味やメリットについて詳しく解説します。
13:05
JPモルガンアナリスト「仮想通貨相場の力強い上昇は、個人投資家の関心の高まりが寄与」
JPモルガンはリテール投資家が、ビットコインなど2月の仮想通貨市場の上昇に寄与した可能性が高いと述べた。背景として3つの要因を挙げている。
02/22 木曜日
16:00
スターテイル・ラボ、サムスンとシンガポール大手銀行UOBから資金調達
日本発のWeb3プロダクト、暗号資産(仮想通貨)ASTRのエコシステムAstar Networkを率いるスターテイル・ラボが、サムスンとUOBからのシード追加ラウンドで5億円を調達。渡辺創太CEOはプロダクト開発を加速の意向示す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/02/29 12:00 ~ 19:00
その他 オンライン
2024/03/01 19:00 ~ 21:30
東京 東京都千代田区
重要指標
一覧
新着指標
一覧