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オプション大手Deribit、40億円相当の仮想通貨が不正流出 流出額は準備金から補填済み

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

顧客資産は補填済

大手暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所Deribitは2日、総額40億円(2,800万ドル)規模のハッキングが発生したことを発表した。顧客資産はすでに補償されている。

不正流出の被害対象となったのはDeribitのホットウォレット。合計41億円相当のビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、そしてステーブルコインのUSDコイン(USDC)がハッキングされた。

ハッキングは日本時間午前9時前後に発生したと報告している。

Deribit側は顧客資産は被害対象にならなかったと述べ、損失は同社の引当金(準備金)から補填されたと説明。顧客資産の99%はコールドウォレットで保管されていると釈明した。

また、今回の補填についても「継続的な業務に影響はない」と述べ、Deribitは「財務的に健全な状態にある」と弁解した。

コールドウォレットとは

仮想通貨を保管するための財布の役割を果たす「ウォレット」の中で、インターネットと完全に切り離されたものを指す。

▶️仮想通貨用語集

Deribitは2016年に設立されたオプション取引や先物取引などを提供する大手デリバティブ取引所。BTCやETHを中心にオプショントレーダーを中心に重宝されている。

同社は22年9月末に4,000万ドル(59億円)規模の資金調達完了を発表したばかり。取引所としての評価査定額(Valuation)は4億ドル(589億円)だった。

関連:仮想通貨オプション大手Deribit、約58億円調達

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