WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

中国の幹部検察官ら、匿名仮想通貨やミキサーの利用をマネロンの推定根拠にすべきと提案

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 現時点では提案であり、法的拘束力はない
  • 押収した仮想通貨の売却プラットフォーム構築も提案

仮想通貨のマネロン規制で提案

中国の最高人民検察院(SPP)のウェブサイトに12日、暗号資産(仮想通貨)を利用したマネーロンダリングの規制に関する提案が掲載された。

今回の提案は、2名の幹部の検察官と大学の法学部准教授の計3名が執筆。現時点では法的拘束力はないが、中国の最高検察機関が掲載した内容であるため、高い関心を集めている。

著者は最初に、ブロックチェーン技術は仮想通貨取引の効率を向上させる一方で、分散性や匿名性が高いことや、国をまたいで流通しているという特徴から、マネーロンダリングに利用されやすいという問題を指摘した。

ブロックチェーン分析企業チェイナリシス(Chainalysis)が今年1月に公開したレポートでは、中国語圏のマネーロンダリングネットワーク(CMLNs)は既知の違法なマネーロンダリングにおけるシェアを拡大しており、2025年の全体に占める割合が約20%だったことが示されている。

出典:チェイナリシス

関連記事:中国最高裁、仮想通貨関連の裁判規則研究を表明

中国最高人民法院は5月27日の記者会見で、仮想通貨・国境を越えた金融に関わる新型案件の裁判規則を深く研究する方針を示した。インサイダー取引・相場操縦に関する民事賠償の司法解釈も速やかに制定するとしている。

提案の概要

今回の提案は、仮想通貨を利用したマネーロンダリングの規制における課題を指摘した上で、その解決策を提案する内容。もっとも注目を集めているのが、マネーロンダリングを立証する際の推定ルールだ。

著者は、容疑者が仮想通貨のミキサーやプライバシー銘柄といった匿名ツールを使用している場合、合理的な反証を提示しない限りはマネーロンダリングの意図があると裁判所が推定できるようにすべきだと主張した。

ミキサーとは

仮想通貨におけるミキサーとは、資産の取引データを複数混ぜ合わせることによって資産の出所や保有者のアイデンティティを隠すためのサービス、またはそのサービスを提供する主体のこと。

他にも、マネーロンダリングの意図を推定できる条件に、明らかに不合理な価格で大量の仮想通貨を売却していることや、個人情報と紐づいていない匿名のウォレットを介して大規模な高頻度の送金を行っていることも挙げている。

この点について著者は、事実が明確で証拠が確実で十分であるという基準は堅持しながら、客観的な行為から主観的な認識を推定する方法を模索できるとした。

関連記事:FBI・ドバイ警察・中国公安が連携、仮想通貨詐欺拠点を一斉摘発 276人超を逮捕

FBI・ドバイ警察・中国公安の国際共同作戦で仮想通貨詐欺拠点9カ所を解体、276人超逮捕。ピッグ・ブッチャリング詐欺で米国人が数百万ドルの被害を受けていた。

今回の提案では他にも法制度の課題などに言及。押収した仮想通貨の取扱いの課題については、中国で仮想通貨が禁止されていることで規制に準拠した換金ルートがないことも指摘し、国家レベルの保管・処分用のプラットフォームを構築することも提案している。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/28 金曜日
17:39
米加州、公職者ミームコイン発行禁止法案が上下院通過
米カリフォルニア州のミームコイン規制法案AB2409が州議会上下院を通過した。公職者による発行を禁止し、2027年以降発行分の仮想通貨ミームコインは州民向け販売も制限対象となる。知事の署名を待つ段階にある。
16:28
ビットコイン、1週間で23.5%高 金額ベースで史上最大=ギャラクシー・リサーチ
ビットコインが8月17日から23日の週に前週比14,775ドル(23.5%)上昇し、金額ベースで史上最大の週間上昇を記録した。米財務省の長期債買い戻し拡大とクラリティー法案支持を背景に、大規模なショートスクイーズが発生した。
15:13
ビッサム、誤配布ビットコイン返還訴訟で1審勝訴
ビッサムが、2月の62万BTC誤配布事件を巡る不当利得返還訴訟のうち、請求額約1億9,400万ウォン(約2,328万円)の1件で1審勝訴した。ソウル中央地方法院が8月27日に判決を下し、残る3件の訴訟でも回収確率が高まる見通しとなった。
14:12
イーサリアム、アカウント抽象化をHegotáで実装確定
イーサリアムのコア開発者が8月28日、Hegotáアップグレードでのアカウント抽象化(AA)実装を確定した。EIP-8141がSFI入りしたが、仕様や対抗案EIP-8130との調整は継続中で最終形は流動的。
13:45
XRPトレジャリー企業エバーノース、米SECの届出書効力発生でナスダック上場へ前進
仮想通貨XRPのDAT企業エバーノースとアルマダの事業統合で、米SECが登録届出書の効力を承認した。9月30日の株主総会採決を経て承認されれば、投資家はナスダック上場のXRPN株を通じてXRPへの投資機会を得られる見通しだ。
13:22
ビットコインのCore Lightningに脆弱性、AI生成のセキュリティ報告から発覚
ビットコインのライトニングネットワークを支えるCore Lightning(CLN)に脆弱性が判明した。AI生成のセキュリティ報告がきっかけとなり、開発チームは異例の措置として修正版バイナリを先行公開する方針を示した。アップグレードできないノード運営者には「--offline」モードの利用を呼びかけている。
13:12
エセナ財団、投資家トークン買い取りとENA買い戻し方針を公表
エセナ財団が、初期投資家保有トークンの買い取りやENA買い戻しに向けた方針を発表。ENA供給過剰の可能性と価値帰属を巡る課題に対応する4つの施策となる。
12:15
グレースケールCEO「仮想通貨の冬は終わりつつある」、機関・企業の採用加速に注目
グレースケールCEOのピーター・マインツバーグ氏が米フォーチュン誌に寄稿。ビットコイン急騰は本質ではなく、機関投資家の資金流入拡大とフォーチュン500企業のブロックチェーン活用こそが仮想通貨業界の実態だと指摘した。
11:45
英財務省、イングランド銀行にステーブルコイン等の決済革新責務付与へ
英財務省は27日、イングランド銀行に決済システムやステーブルコインなど新興のデジタルマネー分野の技術革新を支援する新たな副次的責務を与えると発表した。金融安定という主目的は維持されつつ、投資家は英国の規制動向を注視する必要がある。
10:50
ビットコイン、9月の季節性下落を警戒=アナリスト
XWIN Japanが9月の季節性下落傾向を分析。米国株は過去50年平均マイナス0.8%と最弱の月で、BTCも2017年から6年連続下落。だが2023年以降は3年連続プラスに転じ、2026年は米中間選挙とETF資金動向が焦点となる。
10:25
2025年1月からの仮想通貨ハッキング被害総額5800億円規模に=コインゲッコー報告
コインゲッコーの最新報告によると、仮想通貨市場では2025年1月〜2026年7月の19か月間で245件のハッキング被害が発生。被害総額は約5,800億円に達したことが分かった。
09:50
ビットゴー、NYDIGの機関投資家向け取引事業を買収
ビットゴーがNYDIGの機関投資家向けトレーディング事業と関連資産を買収し、融資・デリバティブ機能を含む機関投資家向けプラットフォームを拡充した。ナイディグは電力・データセンター事業に注力する方針だ。
09:39
トランプ関連の仮想通貨事業、投資家の損失7400億円超 大半は含み損=米団体
米消費者保護団体パブリック・シチズンは27日、トランプ大統領関連のミームコインやガバナンストークンなど仮想通貨関連事業により、投資家が少なくとも47億ドルの損失(大半は含み損)を抱えたとする分析を公表した。損失の大半はミームコインTRUMPが占める。
09:15
リップル・プライム、デルタワン事業を開始
リップルは、Ripple Primeでデルタワン事業を開始したと発表。顧客が米上場株、指数、デジタル資産のトータルリターンスワップを行うことができるようにした。
08:15
デファイ・デベロップメント、ソラナ購入再開で保有数233万SOLに拡大
デファイ・デベロップメントは27日、ソラナの購入を再開し保有量を約233万ソラナに拡大したと発表した。四半期累計の株価上昇率はソラナの1.8倍に達しており、投資家からの関心が高まっている。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧