はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米コインベースCEO「FTXに対する重大なエクスポージャーはない」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

コインベースの状況を報告

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースのブライアン・アームストロングCEOは9日、同社は同業のFTXと、FTXのFTTトークンに対する重大なエクスポージャーはないと発表した。

また、FTXの姉妹企業アラメダリサーチへのエクスポージャーはないとも説明。アラメダリサーチの財務状況が漏洩したり、FTXの流動性危機が伝えられたりする中、コインベースの状況を伝えることが重要であると考えたと述べている。

エクスポージャーとは

投資家や組織が保有する金融資産のうち、価格変動リスクやカウンターパーティリスク等に直接さらされている金額や残高、比率のこと。

▶️仮想通貨用語集

関連バイナンス、FTX買収に合意 流動性危機を支援

アームストロング氏は今回、まずはFTXの流動性危機に関係する人々に同情の意を示した。そして、今回の問題は、リスクの高いビジネス手法が招いたようだと指摘。深く関係した企業どうしの利害対立や顧客資産の間違った使い方等が要因だったとの見解を示した。

その上で、コインベースは信頼を維持できるように常に取り組んできたと主張。上述したようなリスクのある行動は行っていないとした。顧客から指示がない限り、顧客資産はそのままにしてあるとし、ユーザーがいつでも出金できる状態を維持していると述べている。

また、コインベースは米上場企業であるとし、透明性や信頼性が非常に重要であることは認識していると説明。規制ルールに準じて財務状況を公開し、顧客資産をどのように保有しているかも提示しているとした。そして、コインベースは取引所トークンを発行したことは一度もないと説明している。

アームストロング氏は最後に、米国の規制にも要因が一部あると指摘。規制当局は米国内の市場を注視しているが、投資家は、より不明瞭でリスクの高いビジネスを行う海外のサービスも利用しているとした。

そして、米国では95%超の仮想通貨取引が海外の取引所を起点にしていると指摘。これは米国の規制が、十分に整備されていないからだとの見方を示した。このことは米国のマネーが海外に流出していることを示しており、残念に思うと述べている。

ドイツでの規制対応

ドイツの連邦金融監督庁(BaFin)は8日、コインベースのドイツ支社「Coinbase Germany」に対して、適切な事業組織を維持するよう要請したことを発表した。実際の要請は9月に行われている。

同社は年次監査報告書から、ドイツの銀行法のルールを一部守れていなかったことが明らかになった模様。細かくは説明されていないが、リスク管理や自己資本充実度などの項目で問題があったとみられる。

コインベースは今回の件について、CoinPostの提携メディア「The Block」に以下のように説明した。

当社は、監査報告書の問題に対応できるように改善案を考えた。法規制を全て遵守できるように努めており、BaFinと連携もしている。

現在までに、改善計画は大きく前進している。

コインベースは2021年6月、ドイツで仮想通貨の取引とカストディのサービスを提供する認可をBaFinから取得。BaFinがこのライセンスを付与したのは、コインベースが初めてである。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/02 水曜日
11:45
パクソス、ステーブルコインUSDGを欧州全域でローンチ サークルとの競争激化
パクソスが米ドル建てステーブルコインUSDGをEU全域で発行開始した。MiCA規制に準拠している。合計30か国に展開しており、ステーブルコイン時価総額ランキングでは15位だ。
11:10
ナスダック上場DeFi Development Corp、1億ドル転換社債発行 ソラナ蓄積戦略を拡大
米初のソラナ準備金戦略企業DeFi Development Corpが1億ドル転換社債の私募発行を発表。調達資金でSOL購入継続、バリデータ運営による複利成長を目指す。
10:50
上場企業のビットコイン購入がETF上回る、2025年上半期24万超BTC取得で4倍以上増
2025年上半期に世界の上場企業が仮想通貨ビットコインを24万5510BTC購入しETF保有数の2倍超。前年同期比約5倍増でマイクロストラテジー戦略が拡散、企業準備金としての位置づけが確立された。
10:30
米SEC、仮想通貨ETFの上場基準を策定か 審査迅速化に期待
米証券取引委員会が、ビットコインなど仮想通貨ETF向けの汎用上場基準策定を検討していると伝えられる。19b-4様式省略により審査迅速化が期待される。
10:20
ETH1万ドル到達は『義務』と表明、イーサリアムに新組織誕生
仮想通貨イーサリアムに、イーサリアムコミュニティ財団という新たな組織が誕生。公式サイトで、イーサリアムの価格に特化した組織であると説明している。
07:55
NYSE上場DDCが760億円調達完了、ビットコイン準備金戦略を本格始動
アジア食品ブランド運営のDDC EnterpriseがNYSE上場企業として最大規模の仮想通貨専用資金調達を実施。Anson Fundsらから総額5億2800万ドルでビットコイン準備金構築へ。
07:25
XRP戦略推進へ、ナスダック上場のWebusが1億ドル調達合意
ナスダック上場のWebusがリップル・ストラテジー・ホールディングスと1億ドルの資金調達契約を締結。仮想通貨XRPを活用した事業戦略推進により株価が日中130%上昇も最終的には8%反落。
07:15
「ビットコインが25年に20万ドルへ到達するとの予測は維持」Bitwise
仮想通貨運用企業Bitwiseは、2025年の10の予測に対する中間評価を公開。ビットコインが20万ドルに到達するとの予測は維持することなどを記載した。
06:50
ストラテジーのビットコイン循環戦略、NAV超プレミアムを正当化か=TD Cowen分析
ストラテジーの株価は純資産価値(NAV)を大きく上回って推移。継続的な株式発行が1株あたりのBTC保有を押し上げる構造が、投資家の注目を集めている。アナリストはその持続性とリスクに着目している。
06:12
ビットコイン利確が加速 第3四半期は過去最弱の季節性=アナリスト分析
仮想通貨ビットコインの利確が進む一方、市場は方向感に欠ける展開。第3四半期は過去最弱の季節性もあり、アナリストは地政学リスクや米金融政策の不透明感に警戒を示している。
05:50
トランプ大統領の「大きく美しい法案」上院可決も、仮想通貨少額免税案は見送り
トランプ政権が推進する大型予算法案に、仮想通貨の少額免税や報酬課税見直しの修正案は含まれず。ルミス上院議員は今後の再提出を示唆し、業界団体もロビー活動を継続する構え。
05:37
米SEC、ビットコインやXRPに投資するグレースケールの仮想通貨ファンドETF化を承認
米証券取引委員会(SEC)は、グレースケールのバスケット型ファンドのETF転換を加速承認。構成資産の約8割をビットコインが占めており、今後の仮想通貨ETF全体に追い風となる可能性も。
07/01 火曜日
16:00
UXLINKが実現目指すWeb3の大衆化、CEOが語る成長戦略|WebXスポンサーインタビュー
5500万人のユーザーを擁するWeb3成長支援プラットフォーム「UXLINK」。WebX 2025への参加を控え、同社CEOが日本市場への期待を述べた。
14:49
日本初の仮想通貨建てクレジットカード「Slash Card」が登場 β版の事前登録開始へ
日本初の暗号資産建てクレジットカード「Slash Card」がβ版の事前登録を開始する。米ドル連動型ステーブルコインUSDC担保サービスで物理・バーチャル両対応。ソラナやイーサリアムなどマルチチェーン互換性とトークン還元リワードを特徴とし、Web3技術を現実世界の決済に橋渡しする。
13:30
ビットコイン需要減少で市場脆弱性指摘、イーサリアム大口投資家は巨額含み損で売却継続=アナリスト
Cryptoquant分析によると、ビットコインのオンチェーン需要指標がマイナス転換し短期調整リスクが高まる。一方でETH大口投資家は3週間で9万5313ETHを償還、4260万ドルの含み損を抱える状況。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧