はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

露Sber銀、独自ブロックチェーンでメタマスクを利用へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

メタマスクを利用できる機能を追加

ロシアの最大手銀行であるロシア貯蓄銀行(Sber)は11月30日、同社の、ブロックチェーンプラットフォームでMetamask(メタマスク)を使用できるようにすると発表した。

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のネットワークと相互作用するソフトウェアウォレット「メタマスク」の機能を統合することで、ユーザーはスマートコントラクトやプロジェクト、トークンを、Sberのブロックチェーンと様々なパブリックブロックチェーンネットワークの間で、簡単に移動させることができるようになる。

Sberのブロックチェーンラボ責任者を務めるAlexander Nam氏は、次のようにコメントした。

ブロックチェーンラボは、外部の開発者やパートナー企業と密接に協働している。私たちのコミュニティが、Sberのインフラ上でDeFi(分散型金融)アプリケーションを実行できるようになることを嬉しく思っている。

Nam氏は、メタマスクの機能追加によって「開発者、企業、金融機関と共に、ブロックチェーンやWeb3、DeFiの、実世界のビジネスにおける導入事例を探っていけるようになるだろう」とも続けた。

メタマスクとは

イーサリアム系の仮想通貨ウォレット。モバイルアプリやウェブブラウザの拡張機能にてサービスを提供しており、仮想通貨の管理や送受金が可能。DeFi(分散型金融)やゲームなどのdApps(分散型アプリケーション)で標準的に利用されているウォレットでもある。

▶️仮想通貨用語集

Sberは、以前よりブロックチェーンに取り組んでおり、ロシア中銀から、デジタル金融資産を発行する情報システムのオペレーターとしてライセンスを取得している。

同銀行は、1841年に設立された貯蓄銀行を起源としており、現在、ロシアの人口の70%にサービスを提供している。また、ロシア政府が大株主となっている。

仮想通貨を推進するロシア

ロシア政府は、特にウクライナ侵攻後より、ブロックチェーンや仮想通貨に対する環境整備を進めているところだ。

プーチン大統領は11月、ロシア貯蓄銀行が主催した会議で「分散型台帳を使った国際決済システム」の必要性を呼びかけた。「現在の決済システムは、少数の国家と金融企業によってコントロールされている」と述べた形だ。

関連プーチン大統領「仮想通貨の技術」利用した国際決済の必要性を語る

また、ロシア議会下院は、国による仮想通貨取引所の設立に向けて法改正を議論している。仮想通貨のマイニング、およびマイニングした仮想通貨の販売を合法化する法案も議会下院に提出されたところだ。

関連プーチン大統領「仮想通貨の技術」利用した国際決済の必要性を語る

ロシアでは以前、仮想通貨を認可したい財務省と、仮想通貨を禁止したい中央銀行の間で意見が対立し、法整備が進まない状況にあったが、ウクライナ侵攻後に変化が起きた。

各国がロシアに対する経済制裁を展開する中で、代替手段としても仮想通貨が注目されており、仮想通貨を認可し規制する方向に動いている状態だ。

ロシア中銀は11月、デジタル化証券課税や、NFT(非代替性トークン)発行に関する枠組みなど含め、デジタル資産についての様々な事項を提案した。なお、ロシアでは現在、仮想通貨の取引は認められているものの、決済利用は禁じられている。

関連ロシア中銀、デジタル資産についての協議書発行

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
01/25 土曜日
08:55
「BTCは売り圧低下も需要が鈍化傾向に」CryptoQuant
仮想通貨ビットコインは売り圧が低下するも需要が鈍化傾向にあるとCryptoQuantが指摘。また、イーサリアムのパフォーマンスにも言及している。
07:40
マイクロストラテジー、3兆円のビットコイン含み益に対する税金リスクに直面か WSJ報道
マイクロストラテジー社について、約190億ドルの未実現利益に対して15%の課税の可能性があるとの報道があり株価を下落させた。
07:15
XRPやライトコインの現物ETF上場申請、グレースケールなども参入
申請ラッシュに 仮想通貨資産運用企業CoinSharesは24日に米国で、ライトコインの「CoinShares Litecoin ETF」とXRPの「CoinShares XR…
06:55
ナスダック、ブラックロックのビットコインETFで現物償還へ変更申請
米ナスダックはブラックロックに代わり、同社のビットコイン現物ETFの運用方法を現金ではなく「インカインド」(in-kind)方式での償還が可能となるよう変更を求めている。
06:35
ビットコイン準備金は実現するのか? トランプ政権の新たな動き 
トランプ新政権は仮想通貨業界を支持する初期措置を講じたものの、実質的な規制の明確化にはまだ時間がかかる可能性が高いと指摘されている。
01/24 金曜日
15:37
仮想通貨AIエージェント銘柄ai16zとは?特徴・購入方法まで解説
ソラナ AI Hackathonから生まれた注目トークン『ai16z』について解説。a16z提供の開発キット「Eliza」を活用したAIエージェントプロジェクトの特徴や、Raydiumなどソラナ系DEXでの買い方を紹介。AI×ブロックチェーンの新たな展開を探る。
14:00
JPモルガンCEOが銀行秘密法の欠陥を指摘 仮想通貨企業の口座解約の真相とは
米金融大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは、仮想通貨企業に対する口座解約措置は、銀行秘密法による制約によって余儀なくされたものだと指摘し、規制を見直す時期に来ていると主張した。
13:30
仮想通貨トロン(TRX)とは|今後の将来性とおすすめ取引所
仮想通貨トロン(TRX)の特徴や将来性、取引所情報を詳しく解説。高速な取引処理と低コストを実現する分散型プラットフォームとして、エンターテインメント分野での活用が進む注目の仮想通貨を紹介。
13:25
米SEC、仮想通貨カストディ事業の壁となる「SAB121」ルールを撤回
トランプ新政権下の米証券取引委員会が、仮想通貨カストディ事業への妨げになるとみられたガイドライン「SAB121」を撤回した。
12:00
仮想通貨トランプ(TRUMP)は「どこで買える?」買い方を初心者向けに解説
ソラナで発行されたトランプ大統領公式ミームコイン『TRUMP』について初心者向けに詳しく解説。Phantomウォレットやソラナ系DEXでの買い方、投資リスク、今後の見通しまで説明しています。
11:45
トランプ夫妻のミームコイン「TRUMP」「MELANIA」の保有層や利益は? チェイナリシスが調査
ブロックチェーン分析企業チェイナリシスが、ドナルド・トランプ夫妻のミームコインの購入者層と利益状況の実態を分析した。
11:25
バイナンスラボ、「YZi Labs」にリブランディング
仮想通貨取引所バイナンスから独立したBinance Labsは、YZi Labsにリブランディングする。バイナンス前CEOのCZ氏が、投資活動に積極的に関与するという。
10:45
ソラナ基盤のジュピター、エアドロップ実施 200万以上のアドレスが対象に
仮想通貨分散型取引所アグリゲーターJupiter(ジュピター)は23日、235万の対象ウォレットに7億JUPトークン(5億4600万ドル相当)を配布し始めた。
08:45
「ビットコイン戦略的備蓄」大統領令で市場乱高下|仮想NISHI
ルミス米上院議員がデジタル資産小委員会の議長に選出されたことが発表されると、期待が一部後退し反落したが、未明にトランプ大統領が仮想通貨の戦略的国家準備金に関する大統領令に署名したことで、再び上昇する展開に。
08:15
ビットコイン価格、過去サイクルと連動した推移示すか Glassnode分析
仮想通貨ビットコインの現在の価格推移は、過去のマーケットサイクル、特に2015年から2018年のサイクルと非常に似ている傾向にあると分析された。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧