クリスマスにプロダクトをリリース
人気NFT(非代替性トークン)コレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」は21日、クリスマスに公開が予定されるプロダクト「The Trial of Jimmy the Monkey」の情報を発信した。
You won't believe your eyes. Details in 🧵 pic.twitter.com/gpp7wjDPs3
— Bored Ape Yacht Club (@BoredApeYC) December 20, 2022
このプロダクトは、BAYCのプロジェクトのロードマップにおける新章の皮切りと位置づけられ、今後1年間に様々なイベントが実施される予定だ。NFTコレクションの機能性にも影響を及ぼすことが期待されてきたが、詳細は明かされていなかった。
ロードマップには、手錠をかけられた猿(ジミー)の横に「The Trial of Jimmy The Monkey(MD vs. MMI: The Prologue)」と書かれたプラカードがある。MD 対 MMIの意味は明かされていないが、多くのファンは2つの陣営間で争うゲームに関連するものと推測している。
BAYCの共同創設者であるGreg Solano氏は、以前に投資メディアBenzingaのインタビューで、「何が起こっているのか、誰も知る由もない。それがポイントだ。」とThe Trial of Jimmy the Monkeyについて言及。BAYCの初期段階の雰囲気、「愚かさ、奇妙さ、楽しさと斬新なメカニズムに立ち戻りたい」と加えていた。
BAYCは22日から動画でプロダクトの内容を徐々に明らかにしていく方針だ。公式ツイッターでは以下のように述べている。
ストーリーの断片が徐々にリリースされる。細部やサインに注目することが、将来的に重要になるかもしれない。
また、23年1月下旬には、BAYCとMAYC(Mutant Ape Yacht Club)の所有者を対象に、無料と有料のミント(発行)イベントを実施予定。「スキルや知識をテストする、インタラクティブな体験」が企画されているという。
さらに、BAYC、MAYCに加えて、BAKC(Bored Ape Kennel Club)の所有者は、その組み合わせに応じて第1〜4階層に位置づけられ、ミントイベントで特典を受けられるようだ。エコシステムの独自トークン「エイプコイン(APE)」を使用した有料オプションも設けられる。
データサイトCoingeckoによると、BAYCのフロア価格は前日比13.2%増加して約1,000万円となっている(執筆時点)。MAYCのフロア価格は前日比8.1%増の226万円、BAKCは33.8%増加して約130万円となった。暗号資産(仮想通貨)エイプコイン(APE)は前日比1.2%減と、影響を発表の受けていない。
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Yuga Labs社の動向
BAYCやMAYCなどNFTコレクションを手掛けるYuga Labs社が開発を進めるメタバース(仮想現実)プロジェクト「Otherside」についても、22年Q4(10月〜12月)後半に何らかのニュースがあると示唆されていた。
The story continues later this Q4. pic.twitter.com/fSs2AkC7fo
— Othersidemeta (@OthersideMeta) September 2, 2022
Othersideは複数の人気NFTの世界をつなぐオープンワールドゲームで、「The Sandbox」などのオープンメタバース・NFT関連の子会社やプロジェクトを傘下に持つアニモカブランズも協力している。ユーザーが様々なゲーム・体験を構築できる「コミュニティ主導」プラットフォームとして展開される予定。
12月19日には、米ゲーム会社Activision Blizzardで社長兼COOを務めたDaniel Alegre氏が、Yuga LabsのCEOに就任することが明らかになっていた。
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