CoinPostで今最も読まれています

BAYC関連「Otherside」が新ティザー映像公開、年内に何らかの動きか 「BAYC」のYuga Labsが手掛けるメタバース

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

年内に動きがあることを示唆

「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」などNFT(非代替性トークン)コレクションを手掛けるYuga Labs社は2日、開発を進めるメタバース(仮想現実)「Otherside」の新ティーザー映像を公開した。

Othersideは複数の人気NFTの世界をつなぐオープンワールドゲームで、「The Sandbox」などのオープンメタバース・NFT関連の子会社やプロジェクトを傘下に持つアニモカブランズも協力している。ユーザーが様々なゲーム・体験を構築できる「コミュニティ主導」プラットフォームとして展開される予定。

今回公開された映像は約2分間で、「Otherside」に住む謎の生物「Koda」の像が並び立つ場面からスタートする。動画はツイッターに「Q4(10月~12月)後半にストーリーは続く」というコメントを添える形で投稿されており、この時期に何らかの動きがあることが示唆された形だ。

関連:コインチェック、Otherside上でメタバース都市「Oasis MARS」制作へ

「Koda」については、現時点では詳細な情報は公開されていないが、3月に確認されたリークでは、「ビッグバンで作られた天空の生物で最後に生き残った種族」とされていた。ただこの情報は、Yuga Labsの共同設立者であるGargamel氏が後に「古い(情報である)」とコメントしている。

NFTとしては、「Kodas」が含まれる「Otherside」の仮想土地は同シリーズで比較的に高値で取引される傾向がある。

記事執筆時点では「Otherside」NFTのフロアプライス(最低価格)は約40万円(1.8 ETH)だが、「Koda」付きのNFTの場合、フロアプライスは14.5 ETHになっている。

出典:OpenSea

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。

▶️仮想通貨用語集

コインチェックも参入を発表済

「Otherside」は22年3月に初めて予告映像が公開された。暗号資産(仮想通貨)も利用される予定で、BAYCに関連するApe財団が後援するApeCoin DAOの独自通貨「ApeCoin(APE)」を活用する仕組みになると見られている。

NFTのセールは5月に実施され、3時間以内に55,000個のNFT(土地)が完売。価格は一律305APE(販売時は75万円相当)で、売上は約410億円以上に達した。

関連:次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

同月に公開されたライトペーパーでは、「カスタム可能なアバターと高度な没入型オーディオを実現しつつ、同じ空間で10,000人以上の同時参加をサポートする」キャパシティや、他のメタバースとの相互運用性を追及する方針も公表されている。

また、7月にはYuga LabsはOthersideの最初の負荷テストを行い、2,000人以上のアバターがテストのために準備された空間をスムーズに駆け回っていたことが確認された。

関連Yuga Labs、メタバース「Otherside」の参加型テストを実施

日本企業もOthersideへの参入を始めており、国内仮想通貨取引所のコインチェックは7月、メタバース都市「Oasis MARS」をOthersideで立ち上げるプロジェクトを開始したことを発表した。

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
12/06 水曜日
16:05
米コインベース関連団体、大統領候補による仮想通貨討論会を開催
米コインベースが立ち上げた仮想通貨の権利擁護団体「Stand with Crypto Alliance」は、米大統領候補による仮想通貨をテーマとした公開討論会を開催すると発表した。
15:59
オプション市場で5万ドルが意識されるビットコイン相場をプロが解説|寄稿:仮想NISHI
1BTC=45000ドルまで上昇した暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)相場とデリバティブの指標について、暗号資産取引所SBI VCトレードのクリプトアナリスト「仮想NISHI」氏が解説。
13:30
ふるさと納税のNFT採用進む、記念SBTで地域振興図る
日本各地の自治体がふるさと納税の返礼品としてNFTを導入する新しい動向を紹介。JPYC商品券の活用や、海陽町、高松市、岸和田市の先進的な取り組みを探り、デジタル技術を駆使した地域活性化の可能性を探る。
12:23
ビットコイン45000ドルまで大幅続伸、「ビットコインETF」巡るSECの動きに高い関心
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが45000ドルまで急騰した。ブラックロックや米SEC(証券取引委員会)を巡る動きを受け、ビットコイン現物ETFの承認思惑が加速している。
12:00
ビットコインマイニング企業Riot、マイニングマシンを6万台以上発注
米上場仮想通貨マイニング企業Riotは、MicroBTに6万台以上の最新ビットコインマイニングマシンを発注した。これまで最大規模の注文となる。
10:50
自民党主導の「デジタル先端金融議連」、ビットフライヤー等も参加
自民党がデジタル先端金融議員連盟を発足。暗号資産(仮想通貨)交換業者のビットフライヤー、コインチェックが参加。金融DX推進、Web3技術活用で現行制度の課題克服を目指す。グローバルな金融革新の状況を解説
10:30
新作Web3ゲーム「Apeiron」、Sky MavisのRoninチェーンに登場へ
アクシーインフィニティの開発スタジオSky Mavisはゲーム開発企業Fooni Magusとの提携を発表。新ゲーム「Apeiron」をRoninチェーンで展開する。
09:45
仮想通貨法人税制、2024年度も見直しへ
自民・公明の与党は、2024年度に向けた税制調査会を開催し、各省庁から出されている税制改正要望を査定。仮想通貨の法人税制を見直すことが決定したという。
08:40
ビットコイン続伸でマラソンなど仮想通貨関連株も続伸
主要な仮想通貨関連株はビットコインが44,000ドルに続伸したことを受け、6日にも続伸した。伝統金融では昨夜は10月の米求人件数データが発表され、労働市場が冷え込みつつあることが再び示されている。
08:05
IBM、仮想通貨向けコールド・ストレージ技術を発表
IBMは、仮想通貨などのデジタル資産向けの新たなコールド・ストレージ・ソリューションを発表。リップル傘下のMetacoらと協業し、このソリューションを開発したという。
07:30
コインベース、TikTokやインスタで仮想通貨送金無料に
米国の大手仮想通貨取引所コインベースは、世界で最も利用される通信・SNSアプリを通じて顧客同士が無料で仮想通貨を送金できる新サービスを導入した。
06:25
ブラックロック、ビットコインETF申請で10万ドルのシード資金調達
米資産運用大手ブラックロックの現物仮想通貨ビットコインETFの上場申請について、流動性提供のためのシードファンディングを10万ドル受けたことが判明した。
06:05
米SEC、グレースケールのイーサリアムETF上場申請の可否判断を延期
米SECは5日、グレースケールの仮想通貨現物イーサリアムETF上場申請の可否判断を延期した。今年中にビットコイン・イーサリアムのETF申請に対するSECの承認はされない見込みだ。
12/05 火曜日
19:46
「事業者向けのNFT活用法とは?」web3メディア経営者2名が動画解説|WebX STUDIO
動画コンテンツ紹介 新たにリブランディングした「WebX STUDIO(旧:CONNECTV)」。 「WebX STUDIO」第三弾では、CoinPost代表の各務貴仁と、あた…
18:25
ブラックロックらビットコインETF申請書の修正版提出
ブラックロックとビットワイズが暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物ETFの修正申請をSECに提出。SECの一斉承認に向けた準備と憶測が広がる。新しい監視・マネーロンダリング防止措置など、類似点の指摘も。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア