コインチェックがOthersideに進出
国内大手の暗号資産(仮想通貨)取引所を手がけるコインチェック株式会社は27日、「Otherside」内にメタバース都市「Oasis MARS」を制作するプロジェクトを開始したことを発表した。
Othersideは複数の人気NFTの世界をつなぐオープンワールドゲーム。BAYC(Bored Ape Yacht Club)を手掛けるYuga Labsが主導し、「The Sandbox」などのオープンメタバース・NFT関連の子会社やプロジェクトを傘下に持つAnimoca Brandsも協力している。
5月に同社はOthersideの仮想土地「Otherdeed(NFT)」の一部を取得したことを発表、その後Coincheck NFT(β版)でOtherdeed(NFT)の取扱いが開始された。
ユーザーはOthersideの土地NFT「Otherdeed」上でコンテンツを作成したり、外部プロジェクトのNFTをOthersidに持ち込んで、何らかの機能を付与したりできる。何千ものユーザーが一箇所に集まり、リアルタイムにコミュニケーションを取れる一方で、デバイスに制限されないアクセシビリティを実現する。
Bored Ape Yacht Club(BAYC)とは
Yuga Labsが制作するNFT。「退屈した猿(Bored Ape)」をモチーフとしたNFTコレクションで、イーサリアムのERC721規格をベースにしている。それぞれのNFTは表情、髪型、服装、背景色などが様々に異なっており、唯一無二のものである。
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メタバース都市Oasis
コインチェックは現在、ブロックチェーンを活用するメタバースにおいて都市開発を行うプロジェクト「Oasis」を展開しており、Oasis MARSは最新のブランチとなる。
同社は22年1月から「The Sandbox」で「Oasis TOKYO」の制作を開始し、22年3月から「Decentraland」上で「Oasis KYOTO」の制作を開始した経緯がある。特にOasis TOKYOでは、モデルの水原希子氏、ミュージシャンのMIYAVI氏、タレントの小嶋陽菜氏など、一般公開前ながら様々なアーティストや著名人、ブランド等とのコラボが実現している。
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「Oasis MARS」のプロジェクト発足に併せて、コインチェックは「Oasis」メタバース都市のコンテンツ作成やコミュニティ運営を担うプロジェクトメンバーを募集している。また、「Oasis」の各都市でコラボレーション企画を展開するアーティスト・団体・企業を募集している。同社はリリースで以下のように述べている。
まだ黎明期にあるメタバースにおいて先行事例を作り、メタバース×NFTによる新たな可能性を追求していきたいと考えています。
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