CoinPostで今最も読まれています

分散型取引所Uniswap、モバイルウォレットのリリース計画を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Uniswapモバイルウォレット

大手DEX(分散型取引所)Uniswapの開発企業であるUniswap Labsは3日、自己管理型モバイルウォレットをリリースする計画を発表した。

自己管理型ウォレットは、仮想通貨取引所とは異なり、ユーザー自身が仮想通貨の秘密鍵を管理するアプリケーション。

Uniswapモバイルウォレットはイーサリアム(ETH)、ポリゴン(MATIC)、アービトラム、オプティミズム(OP)に対応。各ネットワーク上の暗号資産(仮想通貨)の価格をチェックしたり、Uniswapで交換機能を利用できる。スワップ完了後にはリアルタイムでプッシュ通知が届く仕様だ。

また、ネットワークをシームレスに切り替えて任意のアプリにウォレットを接続可能。例えばイーサリアムのリキッドステーキング「Lido」、ポリゴン上のDeFiレンディング「Aave」、Arbitrumの「Uniswap」に接続するなどの利用が想定されている。

Uniswapのウォレットは2012年設立の米セキュリティ企業Trail of Bitsの監査を完了。最高水準のセキュリティ基準を確保している。例えば、ウォレットアドレスのシードフレーズと秘密鍵は暗号化され、AppleのSecure Enclaveを使用してデバイスに保存される一方、デバイスのバックアップからは除外される。また、スマートフォンの紛失に備えて、iCloud上で暗号化して保存することも可能。

Uniswapモバイルウォレットは現在、Appleβ版アプリの配信ツール「テストフライト」を通して一部ユーザーに早期アクセス版を提供している。

Uniswap Labsによれば、22年12月にApple側からリリースをストップされた経緯があり、これまでにガイドラインを遵守していることを示し、あらゆる懸念を払拭するよう努めてきたが、保留されたままだという。

今後、2週間以内にさらなるユーザーにモバイルウォレットの利用を促すべく、テストフライト版のアクセスコードを配信予定。参加希望者はUniswapのTwitterやDiscordでアナウンスを待つ必要がある。

関連:初心者でもわかるUniswap完全ガイド|Kyber network寄稿

Apple社と仮想通貨アプリ

これまで米Apple社は、独自のiOSを介した全ての金融取引を課税対象とするポリシーを採用してきた。米仮想通貨取引所コインベースのiOS版ウォレットアプリにおいては、NFTの送信毎に発生するネットワーク手数料(ガス代)に30%の手数料を徴収することを要求したとされる。アプリブロックを免れるため、コインベースはウォレット(iOS版)でNFTの送付機能を停止せざるを得なくなった経緯があった。

関連:メタマスク共同創設者、「アップル税」に反対表明

UniSwapとは

DeFi(分散型金融)史上最大手のDEXの一つ。DeFillamaによると複数のネットワークの合計TVL(トータルロックトバリュー)は約5200億円(39億ドル:23年3月3日時点)。中央管理者がいないため24時間取引が可能。保有している仮想通貨を預けることで独自トークンUNIを報酬として受け取ることができる流動性マイニングという仕組みがある。

UniSwapはイーサリアム、アービトラム、オプティミズム、ポリゴン、セロ(CELO)に対応しており、2月にはコミュニティ投票でBoba Networkへの展開が可決された。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
03/29 金曜日
17:08
HSBC銀行がトークン化されたゴールド商品を香港で提供開始
HSBCは香港の個人投資家に向けて、オンラインバンキングとウェブサイトを通じたトークン化されたゴールド商品のアクセスを提供開始した。トークンはHSBC Orionプラットフォームで発行され、リテール向け、HSBCオンラインバンキングおよびHSBC香港モバイルアプリを通じて提供される。
15:30
Filecoinステーキング大手、Glifがポイントプログラム開始
暗号資産(仮想通貨)ファイルコイン(FIL)の、ステーキング・プロトコルGlifがポイントプログラムを開始した。FILトークン保有者は流動性プールにFILを預けることで、Glifのネイティブ・リキッド・リース・トークンである「iFIL」を受け取り、運用できる。
14:34
イーサリアム共同創設者ブテリン氏、Dencun後の改善点を語る
仮想通貨イーサリアムの共同創業者ヴィタリック・ブテリン氏は、Dencunが完了した今後の技術的な改善点を提案した。
14:11
CoinTradeがソラナ含む4銘柄の取扱い開始、ステーキングサービスにSOL追加
暗号資産(仮想通貨)販売所CoinTradeがソラナを含む4銘柄の取り扱いを開始。ステーキングサービスにSOLを追加した。条件をクリアすることでSOLをプレゼントするキャンペーンを開催中。ジパングコイン(ZPG)など三井物産デジタルコモディティーズも新規で取り扱う。
12:55
日本DAO協会4月1日に立ち上げ 府令改正も同日公布
日本DAO協会が4月1日に設立される。DAOの自主規制や健全なエコシステムづくりを推進していくもので、協会自体の運営もDAOで行う計画だ。
12:24
ビットコイン7万ドル台で高止まり、ブラックロックの新規ファンド好調でRWA関連銘柄買われる
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが7万ドル台新高値をうかがう展開。アルト相場ではブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」絶好調の影響で、ONDOなどのRWA関連銘柄が買われた。
11:30
Googleサーチ、ビットコインやArbitrumなどのアドレスで資産残高を確認可能に
全ての資産を表示するわけではなく、残高は各ネットワークのネイティブトークン(ETHやARB、OPなど)のみを表示。
10:50
5月のローンチ目指す、香港でビットコイン現物ETF申請のVSFG
仮に香港で承認された場合、アジア初の事例となり、今後日本でのビットコインETF上場や発行にも追い風になりうるとみられる。
10:00
FTXのサム前CEOに懲役25年の判決 カリフォルニアで服役へ
米国地方裁判所の判事は28日、破綻した仮想通貨取引所FTXのサム前CEOに対して懲役25年、および最大1.7兆円の資産没収という判決を言い渡した。
08:40
2.6兆円相当のBTC保有数到達、ブラックロックのビットコイン現物ETF
純流入再び加速 ブラックロックのIBIT・ビットコイン現物ETFの運用資産は初めて、250,000 BTC(2.6兆円)を超えた。1月11日の取引開始からわずか11週間で2兆円…
08:10
Wormholeの仮想通貨「W」、取得開始日明かす
Wormholeは、今月7日に、Wトークンのエアドロップアロケーションや適合対象アドレスを公開。ソラナ、EVM系、Sui、Aptos、Osmosis、Injectiveといったネットワークでのユーザーや、ソラナNo.1NFTコレクションである「Mad Lads」のホルダーを対象としている。
07:40
米投資会社、マイクロストラテジーの株はBTCより割高と指摘
マイクロストラテジーの株価から概算する仮想通貨ビットコインの価格は17万ドル超であると米ケリスデールが分析。同社の株は、ビットコインに対し正当ではないプレミアムがついて取引されているとの見方を示した。
07:20
アバランチ財団「Codebase」、最初の支援プロジェクト15社を選出
アバランチではすでに「Colony Lab」という分散型アクセラレーターが活動しているが、今回Codebaseと連携し支援対象への資金提供を拡大し、1プロジェクトにつき、100万ドルを超える金額を提供する可能性がある。
06:45
5月承認の可能性低いもBitwiseらがイーサリアム現物ETFの上場申請行う
イーサリアムETFが現在の多くの申請の最終期限となる5月に承認される見込みは、SECがイーサリアム財団を調査しているとの報道などを受け大幅に後退している。1月には70%あったが、現在は20%程度まで低下してきた模様だ。
05:50
Bybit、ソラナミームコイン「POPCAT」の永久先物提供
ソラナの仮想通貨ミームコインへの需要は未だ高い。代表的な犬系ミームコイン「WIF」は29日過去最高値を更新し、前日比で20%上昇している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/06 ~ 2024/04/09
香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
2024/04/09 14:00 ~ 16:00
その他 オンライン
2024/04/13 ~ 2024/04/14
東京 東京都港区
2024/04/13 10:00 ~ 17:00
その他 オンライン
重要指標
一覧
新着指標
一覧