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イーサリアムL2「Scroll」、68億円の資金を調達 評価額は2440億円に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアムのエコシステム発展へ

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のL2プロジェクトScrollは7日、新たに資金調達を行なったことを発表した。

金額等に関する詳細は公表していないが、「The Block」の情報筋によれば、今回の資金調達で企業評価額は約2,440億円(18億ドル)になった。調達額は約68億円(5000万ドル)で、Polychain CapitalやSequoia Chinaなどグローバルな複数企業が出資している。

Scrollは、現在注目度が高まっている「zkEVM」を開発している企業。先月27日には、zkEVMの独自ソリューションをGoerliテストネットにローンチしたことを発表していた。今回の発表では、これまで18万アドレスが作成され、66万5,000トランザクションを処理していると、テストネットの状況を説明している。

関連:イーサリアムL2「Scroll」、zkEVMをGoerliテストネットにローンチ

そして、新たに調達した資金は、以下の内容に使用する計画だとした。

  • 安全で、必要な機能を全て備えたメインネットの開発
  • アプリの支援
  • ネットワーク開発のためのリサーチ

今回の発表では、Scrollの発展に対する関心が非常に高まっていると説明。そして今後も、世界のイーサリアムコミュニティのために、スケーリングソリューションやエコシステムを構築していくと述べている。

Scrollの共同創設者Sandy Peng氏はThe Blockに対し、zkEVMのメインネットは3カ月から4カ月後にローンチする予定だと説明した。

Scrollとは

Scrollが開発するzkEVMは、ZKロールアップという技術を活用し、イーサリアムの仮想マシン(EVM)と等価性を持たせたL2ソリューション。同社では世界に分散したメンバーが、透明性と分散性を維持したままイーサリアムのネットワークを改善することを目標に、開発を行なっている。

ZKロールアップとは

ゼロ知識証明を導入したロールアップ技術のこと。ロールアップとは、メインのブロックチェーンのセキュリティを活用しながら、トランザクションの一部をオフチェーン(ブロックチェーン外)で処理することにより、ネットワークの混雑解消を図るスケーリングソリューションを指す。

▶️仮想通貨用語集

関連:スケーリング問題の打開策「ロールアップ」とは|仕組みや注目点を詳しく解説

昨年4月には、シリーズAのラウンドで、3,000万ドル(現レートで約40億円)の資金を調達。このラウンドは、Polychain Capitalがリードインベスターを務め、Bain Capital Crypto、Robot Ventures、Geometry DAO、イーサリアム財団のメンバーらが出資した。

これまでScrollは公式ウェブサイトに掲載しているロードマップに従い、開発を継続。上述した通り先月GoerliテストネットにzkEVMをローンチしており、この「Alphaテストネット」は、メインネットローンチ前の最後のテストである。

関連:「GM Radio」 次回はイーサリアムL2開発企業Scrollが参加

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