はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアムL2「Starknet」、分散型の運営を開始へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

分散型の運営を開始へ

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のL2ネットワーク「Starknet」は15日、分散型の運営を開始することを発表した。

昨年発表された独自トークン「STRK」の委任者による運営を開始。これによって、コミュニティがStarknetの運営について投票を行えるようになる。STRKトークンはまだローンチされていないため、委任者は申請制となる。一方で、分散型の運営はまだ第一段階で、まずはプロトコルのアップグレードに関する投票に特化していくとした。

関連イーサリアムL2「StarkNet」、トークン(STRK)がメインネット公開

Starknetとは

ZKロールアップという技術を導入した、パーミッションレス(自由参加型)のL2ネットワーク。ゼロ知識証明を活用し、トランザクションの一部をオフチェーンで処理することによって、ネットワークの混雑解消を図る。

▶️仮想通貨用語集

関連スケーリング問題の打開策「ロールアップ」とは|仕組みや注目点を詳しく解説

最初にコミュニティ投票が行われるのは、「Starknet Alpha v0.11.0」のローンチである。今後のStarknetのバージョンアップグレードは全て、まずはGoerliテストネットで実施。そして、テスト状況を見ながらそこから6日の間に、アップグレードを行うかコミュニティが投票する仕組みだ。

この6日間の投票で賛成多数になれば、投票終了後に新しいバージョンをメインネットにローンチ。v0.11.0の投票は21日に開始すると説明している。

Starknetは昨年7月、独自トークンを発行して運営を分散化していく方針を発表。この時、コミュニティによる運営は2023年に開始する計画であることが明らかになっていた。

関連イーサリアムL2「StarkNet」、独自トークンを発行 運営を分散化へ

財団の投票権を分配

この7月の発表の際、分散化のために新しい財団を立ち上げることも発表。その後11月には、「Starknet Foundation」という名称の財団が正式に設立されたことが伝えられた。

Starknetは7月以降も運営の分散について発表を行なってきた。その中で、財団の投票権は分配すると説明。最初の投票については、議決権の33%を委任するとした。財団が委任を行う目的は、幅広いコミュニティメンバーが運営に参加できるようにすること。Starknetの投票では、他のトークン所有者も投票を委任できるようになっている。

なお、投票権の委任は、トークンの送信を意味するものではないと強調。また、今回の財団の委任プロセスが最善ではない可能性もあるため、今後も検討を重ねていくとした。

関連イーサリアムL2「StarkNet」、ノードクライアント「Papyrus」をリリース

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11:25
米SECが「仮想通貨証券」の保管規則を明確化、ブローカーディーラー向けに指針を提示
米SECが仮想通貨証券の保管に関する見解を発表しブローカーディーラーが物理的保管とみなされる条件を明確化した。分散型台帳技術の評価や秘密鍵の保護、緊急時の対応計画などが求められている。
10:53
イーロン資産93兆円突破 トム・リー「CEO個人価値のトークン化」構想とは?
イーロン・マスク氏の資産が史上初の6000億ドル(約93兆円)を突破。スペースX急騰が背景に。一方、トム・リー氏が提唱する「CEO個人価値のトークン化」構想が注目を集めている。企業価値から経営者の影響力を分離して投資できる革新的手法とは。
10:45
ブータン、ビットコインを特別行政区「GMC」に拠出へ
ブータンの特別行政区GMCは、ブータンが国としてGMCの長期的な発展を支援するために最大1340億円相当の仮想通貨ビットコインの拠出を誓約したと発表。今後の計画について説明した。
10:30
「ビットコインは脆弱な構造の中で推移」グラスノードの最新レポート
グラスノードの最新レポートによると、仮想通貨ビットコインは需要衰退で脆弱な構造の中取引されている。今後は10万ドル回復が上昇の鍵だと分析している。
10:10
ビットコイン乱高下、日銀政策決定会合を控え警戒感高まる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは直近24時間で約80万円の乱高下となった。米株式市場の取引開始前、FRBのウォーラー理事が今後も利下げを継続すべきとの見解を示したことを受け、リスク資産全般が買われ、一時は9万ドルを突破した。
09:45
カリフォルニア州知事がトランプ大統領の仮想通貨関連恩赦を批判、CZ氏ら含む
米カリフォルニア州のニューサム知事がトランプ大統領による仮想通貨関連の恩赦決定を批判している。バイナンス創設者CZ氏やシルクロード創設者ロス・ウルブリヒト氏、ビットメックス共同創設者らへの恩赦が対象となっている。
08:35
米コインベースが株式・予測市場など新サービス展開、総合取引所へ移行
米コインベースが単なる仮想通貨取引を超えた大規模拡張を発表した。株式取引、予測市場、ソラナDEX統合、カスタムステーブルコインなど複数の新機能を導入し多様な資産を扱う総合プラットフォームを目指す。
07:50
米連邦準備制度理事会、仮想通貨関連銀行への制限的規制指針を撤回
米連邦準備制度理事会が2023年の仮想通貨関連銀行規制指針を撤回し、新たな政策声明を発表した。監督対象銀行が革新的活動に従事する道を開くが、リスク評価に基づく裁量権は維持。
07:30
XRPの実用性を拡充へ SBI Ripple AsiaとDopplerが提携
SBI Ripple AsiaとDoppler Financeがパートナーシップを締結。XRPL上で、仮想通貨XRPベースの利回りインフラやRWAのトークン化に関する協業を模索すると説明している。
07:30
メタマスクにログインできない時の対処法|パスワード忘れ・機種変更も解説
メタマスクにログインできない時の対処法を解説。パスワードを忘れた場合のリカバリーフレーズでの復元方法、機種変更時のウォレット移行手順まで、状況別にわかりやすく説明します。
07:05
ビットコインの長期保有者売圧は飽和点に接近か、K33が分析
K33によると、2024年以降に約160万BTCが長期保有者から市場に戻り、売却圧力は飽和点に近づいている。過去2年間で供給の20%が再活性化され、2026年には安定化する見込み。
06:15
ノルウェー政府系ファンド、メタプラネットのビットコイン戦略を支持
運用資産1.7兆ドルのノルウェー政府年金基金がメタプラネットの臨時株主総会で経営陣提案に賛成票を投じた。メタプラネットは優先株式導入や米国のADR登録を通じてビットコイン蓄積戦略を推進している。
05:55
米上院銀行委員会、仮想通貨市場構造法案で業界団体と協議 進展も
米上院銀行委員会が仮想通貨業界と伝統的金融機関の代表と会議を開き、市場構造法案について協議した。証券と商品の定義やステーブルコインの利回り問題が焦点となり、2026年初頭の審議に向けて進展が見られている。
05:35
バイナンスが米国市場再参入を検討、CZの株式削減案も浮上=報道
ブルームバーグによると、仮想通貨取引所バイナンスが米国関連会社の再建を模索している。創業者CZ氏の株式を減らす資本再構成などが検討されており、ブラックロックやトランプ一族の仮想通貨ベンチャーとの関係強化も進めている。
12/17 水曜日
18:51
仮想通貨の分離課税、2028年1月からの見通しか
暗号資産の申告分離課税の施行時期について、2028年1月からの案が浮上。金商法への移行や投資者保護体制の整備が条件とされ、当初想定の2027年より遅れる見通しだ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧