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マウントゴックス、債権者の弁済情報の登録期限が満了 弁済開始の準備へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

弁済情報の登録期限が満了

2014年に経営破綻した暗号資産(仮想通貨)取引所マウントゴックス(Mt.Gox)は7日、債権者による弁済方法の選択および弁済先情報登録の期限が6日に満了したことを報告した。

これまで登録の進捗状況等を考慮して複数回期限を延長してきたが、今後は再生管財人が認めた場合を除いて、弁済方法の選択および弁済先情報の登録を行ったり、その内容を変更したりすることはできない。これからは、弁済に向けた準備を進めていく。

マウントゴックスの弁済開始は、ビットコイン(BTC)などの売り圧につながる可能性があるため、国内外の仮想通貨投資家から注目が集まっている。以前は上記の期限後に、速やかに返済が開始されるとの見方があったが、マウントゴックスは今回「弁済の開始には今しばらく時間を要する見込み」と説明した。

関連:マウントゴックス、まもなくビットコインなど弁済開始か

時間を要する理由は、これから再生管財人が、債権者の登録内容の確認、また弁済に関与する銀行や資金移動業者、仮想通貨取引所らとの協議や情報の連携など、弁済の準備を行うため。基本弁済、中間弁済および早期一括弁済は今年の10月31日までに実施する計画だが、具体的な弁済実施時期は未定だとした。

また、この期限も事情を考慮し、裁判所の許可を得て延長する可能性があるとも説明。さらに、一部の弁済については裁判所の許可を得て、別の期限を設ける可能性もあると述べている。

仮想通貨の売り圧懸念

マウントゴックスが、経営破綻につながるハッキング被害を受けたのは2011年。債権者には、その時から10年以上経過して、ようやく補償の実現が迫ってきた。

2019年9月に再生管財人が報告したデータによると、マウントゴックスはビットコインを14万1,686BTC(現レートで5,230億円相当)、ビットコインキャッシュ(BCH)を14万2,846BCH(同23億円相当)保有している。

これらの仮想通貨が弁済されることから、投資家の間では売り圧を懸念する声が上がっているが、3月には最大債権者が「金銭による弁済」を選ばなかったことが伝わるなど、懸念が一部緩和されてきてもいる。

関連:マウントゴックス最大債権者、弁済予定のビットコイン「売却しない」意向=報道

マウントゴックスとは

2010年から2014年にかけて運営された、東京を拠点とする仮想通貨取引所。ハッキング被害によって閉鎖しており、これをきっかけにして、取引所がハッキングされたり、誤送信などで仮想通貨を失ったりすることを「GOXする(ゴックスする)」と呼ぶ慣習が生まれた。

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