4/12(水)朝の相場動向(前日比)
- NYダウ:33,684ドル +0.2%
- ナスダック:12,031ドル -0.4%
- 日経平均:27,923円 +1%
- 米ドル/円:133.6 +0.02
- 米ドル指数:102.1 +0.07%
- 米国債10年:年利回り3.43 +0.4%
- 金先物:2,019ドル +0.7%
- 原油先物:81.4ドル +2.1%
- ビットコイン:30,220ドル +3.3%
- イーサリアム:1,896ドル +0.3%
伝統金融
暗号資産
本日のNYダウは小幅に+98.2ドルで取引を終えた。ナスダックは−52.4ドルだった。今夜の米3月のCPI(消費者物価指数)発表を控えており、投資家は様子見の雰囲気を強めた。
米3月CPI
- 総合前月比:予想 0.3% 前回 0.4%
- 総合前年比:予想 5.2% 前回 6.0%
- コア・前月比:予想 0.4% 前回 0.5%
- コア・前年比:予想 5.6% 前回 5.5%
先週末発表の3月の雇用統計は依然堅調な労働市場を示し、5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の追加利上げを見込まれる一方、市場はすでにその後の利上げ停止局面を織り込みつつある。
現在、CMEの金利先物市場では次回5月の0.25%利上げへの観測は60%を超えているが、6月FOMCでの利上げ停止への期待も高まっている。
要人発言
タカ派の米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は昨夜の講演で、あと1回の利上げは「妥当な出発点」 と言及。インフレ圧力は低下しつつあるものの、未だ米金融当局が目指す2%を大きく上回っていると指摘し、「インフレを確実に押し下げるために必要なことを行わなければならない」と念を押した。また、3月の金融危機はFRBの急進的な利上げによるものだとの見解を否定した。
一方、イエレン米財務長官は11日の講演で、世界経済について「米銀行システムは引き続き健全、世界の金融システムも強靱だ」と強調。インフレに関しては、今も高止まりしてはいるが、インフレが鈍化したことを示す歓迎すべき兆候が過去半年に見られたと述べた。
IMF見通し
IMF(国際通貨基金)は11日、最新の世界経済見通しを発表した。23年の世界経済成長率を2.8%と前回の見通し(1月)から0.1%引き下げた。来年も0.1%下方修正し、3%を見込む。3月に起きた米銀行の経営破綻を受け、世界経済見通しは「下振れ方向に大きく傾いている」と指摘。なお、継続的な金融引き締めとウクライナ戦争による圧力に金融セクターのストレスが加わったとして、22年よりも高い不確実性とリスクに警鐘を鳴らした。
経済指標(日本時間)
- 4月12日21時30分(水):米3月消費者物価指数(CPI)
- 4月13日3時00分(木):米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
- 4月14日21時30分(金):米3月小売売上高
- 4月14日23時00分(金):4月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
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米国株
今週金曜日からはJPモルガンやウェルズ・ファーゴなど米大手銀を皮切りに1-3月期(1Q)の決算シーズンが始まる。
米IT・テック株の個別銘柄の前日比:NVIDIA-1.4%、c3.ai-1.3%、ビッグベア.ai-0.5%、ブルフロッグAI-7.5%、テスラ+1.2%、マイクロソフト-2.2%、アルファベット-1%、アマゾン-2.2%、アップル-0.7%、メタ-0.4%、コインベース+6.1%、マイクロストラテジー+6.2%。
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マイクロストラテジー
マイクロストラテジーの保有するビットコインは、BTC価格が3万ドルに到達したことによって、平均取得価格である29,803ドルから含み益が出てきた模様だ。2022年の弱気相場を受けて長い間含み損を抱えていた。また、同社株価は年初来+114%のパフォーマンスを記録した。
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