CoinPostで今最も読まれています

『仮想通貨価格は底を打った』米ウォール街最大の仮想通貨企業CEOが、”ビットコインバブルの再来”を示唆

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨が反転上昇
ニューヨーク最大の仮想通貨企業CEOであり、元ヘッジファンドマネージャーMichael Novogratz氏が、「ビットコイン価格は底に達した」と主張。昨年の価格推移を例に挙げ、仮想通貨が高騰する可能性を示唆した。
仮想通貨価格、木曜日に回復
ビットコインは2%以上上昇し6488ドル(約72万7000円)となり、その他イーサリアムは今週はじめからの急下落から一転、13%上昇で205ドル(約2万3000円)となりました。

仮想通貨市場は底を打ったのか

ニューヨーク最大の仮想通貨企業CEOであり、元ヘッジファンドマネージャーMichael Novogratz氏は、「ビットコインを含む仮想通貨の価格は底を打った」と主張しています。

Twitter上でNovogratz氏は、Bloomberg Galaxy Crypto Index(BGCI)の仮想通貨価格推移を引用し、#calling a bottom(相場の底打ち)のタグをつけた上で、以下のようにコメントしました。

このBGCIチャートを見る限り、短期的な「底値」を示唆している。

昨年11月頃から仮想通貨市場は、バブルのような高騰を見せたが、相場は過去の動きを模倣する傾向があり、(ここからブレイクアウトした場合)再びバブルのような急上昇が起こる可能性がある。

Novogratz氏は、代表を務める仮想通貨関連企業「Galaxy Digital」社を通して、ICOからウォレットや管理サービスに向けたプラットフォーム事業まで、幅広く仮想通貨事業への投資を行なっています。

2014年のチャートに類似

ビットコインは過去に暴落と急騰を繰り返し価格を上昇させてきたことは、投資家の中では周知の事実であるといえますが、その中でも2014年の動きと現在の価格推移が酷似しているとの指摘が度々されています。

実際にチャートの形成でも比較してみます。

現在のビットコインチャート

出典:CoinMarketCap

2014年のビットコインチャート

出典:CoinMarketCap

上記が示す様に2014年〜15年当時のチャートはその後、価格が上昇方向へブレイクアウトしたことで、時間軸こと違うものの、チャートの重要点を境に上昇方向へと転じています。(現在のビットコイン相場はまだどちらに動くかはわかりません。)

現在の相場でのブレイクラインは、度々仮想通貨市況でも記載した、6000ドルラインまたは上値を切り下げて右肩下がりに下がるラインにあたる可能性が高く、その付近にて、上昇または下落方向、どちらの動きが強まるかが焦点となりそうです。

出典:TradingView

仮想通貨市場は、急反発も予断は許さない状況

仮想通貨価格は、14日(木)に反転上昇を見せ、それまで大幅に急下落していたアルトコインを中心に全面高となっています。

ビットコインは2%以上上昇して6488ドル(約72.7万円)を付けたほか、暴落に歯止めの効かなかったイーサリアムも一転して大きな買いが入り、22%近い上昇で205ドル(約2.3万円)となりました。

市場全体の時価総額は、13日に記録した1860億ドル(約20兆8400億円)から回復し、2000億ドル(約22兆4000億円)を付けていますが、レジスタンスラインを上抜けて明確に「上昇トレンド」に転換しない限り、予断は許さない状況が続いています。

出来高も重要な鍵

経済学者兼、仮想通貨トレーダーであるAlex Kruger(アレックス・クルーガー)氏は、現在の相場の中期的な上昇に関して、出来高の不足を危惧しています。

『極端なボリュームの低さが底値割れに直結している。その様な出来高の低さは、Binance、Bitmex、および多くの取引所の米ドルとBTCの両ペアにおいて見られている現象だ。』

出典:仮想通貨市況

と言及する様に、下落の状況とともに出来高が著しく減少している傾向が見受けられます。

しかし、一般投資家の投資心理が冷え込む中で、流動性をあげる要因の一つとして考えられている機関投資家の参入に向けた動きが、直近2日で活発になってきており、状況の変化が今後どの様に影響するか注目が集まります。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

クジラを追跡するBOT、約2ヶ月ぶりに215億円相当のビットコインの移動を確認|仮想通貨市況
仮想通貨相場は13日、昨日の全面安の相場から反発し、ビットコインも6000ドル目前まで迫ったものの、すでに6500ドルまで値を戻しました。また、クジラをトラッキングするBOTで約2ヶ月ぶりに巨額のビットコインが送金されたことがトラッキングされた。
「機関投資家参入の扉が開かれる」仮想通貨仲介業務の詳細が明らかに
Uberの共同創立者Stephen Ehrlich氏が立ち上げたVoyager Digital Holdings Incは子会社である仮想通貨取引所Crypto Trading Technologiesに、機関投資家向けの仲介(ブローカー)部門を増設し、業務を開始する模様。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
15:00
HBOのサトシ・ナカモト推測に批判の声 証拠・調査不足を指摘
ビットコイン発明者サトシ・ナカモトの正体に迫るドキュメンタリーが公開。ある人物をサトシだと推定したが、本人は否定している。
12:59
ブラックロック「仮想通貨の普及速度はインターネットや携帯電話を凌駕している」
ブラックロックのテーマ別投資幹部が仮想通貨の普及は過去の主要技術より迅速に進んでいると指摘。経済のデジタル化、公的機関への不信、人口動態の変化、インフラの成熟を要因として挙げた。
12:15
Crypto.com、米SECを提訴 ルール策定が非合法だと批判
仮想通貨取引所Crypto.comがSECを提訴した。トークンの証券性判断における恣意性と越権行為を批判し、明確なルール策定を要求している。
10:55
金融庁、アンホステッド・ウォレット向けサービス事業者を暗号資産交換業から除外
金融庁がアンホステッド・ウォレット関連サービスを暗号資産交換業から除外した。グレーゾーン解消制度の初適用事例としても注目される。
10:00
Sui創設者が語る、ゲーム機開発や今後の目標
仮想通貨・ブロックチェーンSuiのCEOに独自取材を実施。DeFiやNFTのエコシステムの状況、ポータブルゲーム機SuiPlay0x1の開発、今後の目標などについて質問した。
09:32
XRP現物ETF、米SECにCanary Capitalが申請
豪仮想通貨投資企業Canary Capitalは、XRP現物ETFの申請書を米SECに提出。投資家の間で、ビットコインとイーサリアム以外の銘柄への需要が高まっているようだ。
09:30
SCB銀、BTC・ETH・SOLの相場を分析
SCB銀のアナリストは、米大統領選でトランプ氏勝利の場合、仮想通貨ソラナの価格が2025年末までに5倍の水準に上昇する可能性があるとの見方を示した。ビットコインとイーサリアムについても分析している。
10/08 火曜日
19:40
金価格と連動する仮想通貨ジパングコイン 買い方からレンディングまで解説
金価格と連動する仮想通貨ジパングコイン(ZPG)の特徴と魅力を解説。購入方法からSBI VCトレードでのレンディングまで詳しく紹介。安定性と高利回りを兼ね備えた新しい金投資の形を探ります。
16:00
ビットコインETF、2億3500万ドルの資金流入 フィデリティがけん引
米国のビットコインETF(上場投資信託)市場は7日、12種類全体で2億3500万ドル(348億円)の純流入を記録。2営業日連続の流入超過となった。大半はフィデリティが運用するF…
14:00
仮想通貨スイ(SUI)2ドル超え最高値に迫る 価格上昇の材料は
仮想通貨Sui(スイ)が急成長している。価格2ドル超えで最高値に迫り、日次取引数がソラナを上回った。DeFiのTVLではトップ7にランクインする躍進ぶりだ。
13:10
サトシ・ナカモト候補者の愛猫ミームコイン誕生 ビットコイン発明者の正体に注目集まる
HBOドキュメンタリーの公開を前に、サトシ・ナカモト候補であるレン・ササマン氏の愛猫をモチーフにしたミームコインが登場した。
11:05
ソラナプロジェクトへの投資需要が堅調推移、3Q(7ー9月)に250億円以上調達
仮想通貨ソラナエコシステムへの投資が2024年第3四半期に急増し、250億円以上を調達。FTX崩壊後の回復を示し、大型プロジェクトもソラナに移行中。
10:45
バイナンス、仮想通貨ウォレット凍結に慎重姿勢
仮想通貨取引所バイナンスは、対象のパレスチナ人のウォレットを凍結して欲しいというイスラエル軍の要請に対し、86%を凍結しなかったことがわかった。金融調査部門のトップが事情を説明している。
09:35
中国株大幅上昇、仮想通貨からの資金移動加速か 政府の景気刺激策受け=報道
中国政府の景気刺激策を受け、一部の中国人投資家が仮想通貨から株式市場へ資金を移動している可能性。USDTの取引価格にディスカウントの傾向が見られる。
08:25
FTX返済計画承認、米裁判所が約2年越しの破産手続きに終止符
米裁判所が仮想通貨取引所FTXの破産計画を承認し、総額約2.3兆円が顧客に返還される見込み。裁判の詳細や今後の支払いスケジュールを解説。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア