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米SEC、バイナンスUSの全資産凍結を回避するために協議へ=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

全資産凍結は回避か

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスの米国部門「バイナンスUS」は、同社の全ての資産は凍結しないように米証券取引委員会(SEC)と話し合いを行うことで合意したことがわかった。ブルームバーグが14日に報じた。

米地裁のAmy Berman Jackson裁判官が13日、何十億ドルに上る顧客資産を保護する方法について、被告と原告の間に大きな隔たりはないように思われると判断。裁判が進められる間、取引所を閉鎖する必要がない可能性があると裁定した。Jackson裁判官は、最終的に合意できるかを治安判事に付託している。

SECは先週、バイナンスUS、バイナンス本体と同社のChangpeng Zhao CEOを提訴。その後、顧客資産の安全を確保することを目的に、バイナンスUSの資産を凍結するよう地裁に緊急の申し立てを行っている。この資産凍結については、13日に公聴会が開催されることが決まっていた。

資産凍結の申し立てを受け、公聴会を前にバイナンスUSも地裁に書類を提出。この書類の中で、SECによる資産凍結の要求は「不必要かつ不当」だと同社は主張している。そして、SECの要求は事実上、バイナンスUSの事業を終わらせることにつながるなどと訴えた。

関連:バイナンスUS、SECの主張に反論 裁判書類提出

同社とSECは、これから資産凍結について議論を行っていくことになる。

顧客資産の保管について

SECは今回、未登録有価証券の取引サービスを提供したことなど、バイナンスらを合計13の容疑で提訴。今回の合意は、あくまで資産凍結に関することだけである。

最初の訴状でSECは、被告が故意に米規制機関の監督を回避し、米投資家の資産をリスクにさらしたと主張。自由に被告が投資家の仮想通貨や法定通貨を送金できる状態にあり、実際に送金を行なっていたと述べた。

例えば、CZ氏やバイナンス本体が所有・管理するアカウントを介して、バイナンスの各プラットフォームにある米投資家の資産が、CZ氏が管理する「Merit Peak Limited」という企業のアカウントに混ぜられていたと指摘している。

Merit Peak Limitedは、SECの訴状によると英ヴァージン諸島の仮想通貨投資企業。SECは、バイナンスUSが保有したり、同社でユーザーが取引したりしている法定通貨や仮想通貨を、米国に全て送金することも申し立てていた。

一方でバイナンスUSは、顧客資産は適切に分別管理していると主張している。

関連:バイナンスとコインベースのSEC訴訟|仮想通貨規制の現状と業界の反応を整理

バイナンスとは

取扱銘柄や取引高、登録者数が非常に多い大手仮想通貨取引所を運営。他にもベンチャーキャピタル部門の活動や教育コンテンツの提供、慈善活動など幅広い事業を展開している。22年11月には、日本市場への進出を発表した。

▶️仮想通貨用語集

関連:世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスとは|企業としての取り組みを紹介

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