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ビットコインはレンジ内で推移、GBTCディスカウントは-31%台まで縮小

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マクロ経済と金融市場

27日の米NY株式市場では、FRB(米連邦準備制度)の追加利上げ思惑と景気悪化懸念が広がる中、売りが先行していたダウ平均株価は前日比212ドル(0.6%)高と7営業日ぶりに反発。ナスダック指数は219ポイント(1.65%)高で取引を終えた。

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仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比0.1%高の1BTC=30,427ドルに。

BTC/USD日足

レジスタンスライン(上値抵抗線)の31,000ドルに再びタッチするも跳ね返された。

The Blockが報じたところによれば、米フィデリティがビットコインETF(上場投資信託)の申請準備をしている。

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ブラックロックを筆頭に、ウィズダムツリー、インベスコ、ビットワイズといった大手資産運用会社による現物ビットコインETF申請に続くものだ。フィデリティのETF申請は過去に米SEC(証券取引委員会)から却下されている。

世界大手のHSBC香港が顧客に対し、CME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)先物に基づくビットコイン及びイーサリアム(ETH)の先物ETFを提供し始めたことも材料視された。

CoinSharesの最高戦略責任者であるMeltem Demirors(@Melt_Dem)氏によれば、米国の大手金融機関の多くがビットコインなどへの投資機会を提供するために取り組んでおり、預かり資産の推定27兆ドルの内、ごく一部でも流入すれば大きな影響をもたらすとの見方がある。

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昨今の情勢の変化はグレースケールの投資信託であるグレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)価格にも及んでいる。

GBTCの終値19.47ドルは年初来高値。市場価格に対するディスカウント(マイナス乖離)も-31.3%まで縮小した。30%台前半は昨年9月以来の水準となる。

GBTC

一方、ブルームバーグのシニアマクロストラテジストであるMike McGlone氏は23日、「米国のリセッション(景気後退)が起きれば株式市場などリスク資産は弱気にならざるを得ず、暗号資産(仮想通貨)も例外ではない」と慎重な見方を示している。

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