はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

メタマスクがApple Pay「ダブルクリック決済」対応、仮想通貨購入がよりシンプルに

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ステーブルコイン企業採用を促進

暗号資産(仮想通貨)ウォレットのMetaMaskは、Apple Payの「ダブルクリック決済」サービスを導入した。ユーザーはこの機能を使って、MetaMaskで仮想通貨を簡単に購入できるようになった。

この新機能は、MetaMaskのフィンテック・パートナーの中で、Banxaを経由した決済でのみ利用可能である。この取り組みは、Web3領域における利用者体験の一層の向上を目指している。

14日のBanxa社のリリースによると、Apple Payの導入が2022年3月にMetaMaskで始まって以降、仮想通貨の購入手段として同ウォレットの中でApple Payがますます選択されている。しかし、これまでのMetaMask経由のApple Pay購入は、サードパーティプラットフォームへのリダイレクトなど、いくつかの手間が存在していた。

「ダブルクリック決済」サービスの導入は、その手続きを簡略化するものだ。MetaMaskのプロダクトマネージャーであるロレンゾ・サントス氏は、「以前は数分の手間がかかっていたプロセスが、今やわずか1分で完了する。技術的には微細な進化かもしれないが、利用者体験においては大きな飛躍だ」と述べている。

グローバルに展開するBanxaは、米国、欧州、アジア太平洋地域にオフィスを持ち、多岐にわたる決済ソリューションと規制準拠のライセンスネットワークを有している。これにより、個人が仮想通貨と現金の交換をスムーズに行えるプラットフォームを企業に提供する。

MetaMaskでBanxaを選択するには、最初にBanxaでアカウントを作成し、KYC(顧客の本人確認)を完了する必要がある。そして、2回目の購入から「ダブルクリック決済」サービスの利点を得られる。

Banxaのトム・チャルマーズ最高執行責任者は、「仮想通貨市場への参入者が、中央集権的手法よりも分散型アプローチを好む傾向にある」と分析。米国が同社の主要市場で、その後にドイツ、カナダ、英国、その他の欧州諸国が続いていると語った。

サントス氏は、仮想通貨取引の流れにおける摩擦を最小化することが、利用者の便益、取引量の増加、そしてMetaMaskの活発なユーザーベースの拡大につながると指摘している。

関連MetaMaskが新プロトコル「Snaps」を導入へ、ウォレットのカスタマイズが可能に

仮想通貨ウォレットの利便性向上へ

MetaMaskは、デジタルトークンの管理、送付、交換が可能で、また分散型アプリケーション(dApps)へのログイン手段としても利用される自己管理型ウォレット。Chromeなどのブラウザへの拡張機能として、またはアプリとして携帯端末にダウンロードして利用できる。2022年に世界で3,000万人のユーザーを突破した。

仮想通貨ウォレットは、Web3の導入とグローバルでの展開を迅速に進める上で重要とされる。MetaMaskは現在、ウォレットをカスタム可能にする「Snaps」を構築中で、2023年末にも導入予定。ユーザーが新機能を追加できるようになり、ビットコインやソラナのような非EVMチェーンへの対応、定期的に行われるタスクを自動化する「クロンジョブ」や、外部APIやウェブサービスへのアクセスといった機能の追加を可能にする。

ステーブルコイン「USDC」の発行企業として知られる米Circleは8月初めに、「プログラマブル ウォレット」という新しいWeb3(分散型ウェブ)製品を発表した。Circleのウォレットは、ビジネスの実際の決済要件をサポートするように最適化されているという。

関連米CircleがWeb3ウォレット発表、ステーブルコイン市場拡大に伴いビジネス支援へ

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/19 火曜日
18:37
OKBとは?|OKXの取引所トークンの将来性・買い方・リスクを徹底解説
2025年8月、OKXがOKBを大規模バーンし発行量を2,100万枚に固定。価格は2.5倍に急騰した。OKBの特徴・買い方・将来性を詳しく解説します。
16:43
仮想通貨取引所OKJ、「オフィシャル トランプ」の取り扱いを8月28日から開始
オーケーコイン・ジャパン(OKJ)が8月28日からトランプ大統領関連のミーム系暗号資産「オフィシャル トランプ(TRUMP)」の取扱いを開始。Solanaネットワーク対応で取引所・販売所・積立サービスを提供。
14:05
仮想通貨モネロへ攻撃を仕掛けたQubic 、次のターゲットは?
AIブロックチェーンプロジェクトQubicがモネロ(XMR)への51%攻撃に成功したと発表した。次なる動きとして、コミュニティ投票でドージコインを次のターゲットに選定した。注目を集めたQubicの動機を背景について詳しく解説する。
13:50
著名投資家パリハピティヤ、370億円の新SPAC設立でDeFiやAI投資へ
「SPAC王」と呼ばれたチャマス・パリハピティヤ氏が、分散型金融(DeFi)やAI分野に特化した新たなSPACを設立。370億円調達を目指す。
13:00
「宇宙から届ける分散型インターネット」Spacecoin創業者が語る、衛星通信で実現するWeb3|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、Spacecoin創業者Tae Oh氏独占インタビュー。衛星通信で実現する分散型インターネットとWebX 2025出展について話を伺った。
11:45
2025年末のビットコイン価格予想18万ドル維持、ヴァンエック最新市場レポート
ヴァンエックが最新市場分析で2025年末ビットコイン価格予想18万ドルを維持している。先物需要の回復や、ビットコイントレジャリー企業の動向についても言及した。
11:25
仏上場キャピタルB、アダム・バックから約3.8億円調達でビットコイン戦略加速
欧州初のビットコイントレジャリー企業キャピタルBが、暗号学者アダム・バック氏から220万ユーロの資金調達を実施。追加17BTC取得でビットコイン保有量拡大へ。
10:25
イーサジラ、イーサリアム財務戦略を正式開始
米ナスダック上場企業イーサジラは、企業の新ブランドを正式にローンチし、仮想通貨イーサリアムの財務戦略を遂行すると発表。発表時点で620億円相当のイーサリアムを保有している。
09:45
ストラテジー社、株式発行の基準を緩和 ビットコイン買い増しは76億円相当
米ストラテジー社が仮想通貨ビットコインを430枚追加購入し、保有量は62.9万BTCに達した。株式発行の自主基準も緩和しており、資金調達の柔軟性を向上させている。
08:30
中国大手銀招商銀行傘下のCMB、香港で仮想通貨取引サービス開始
招商銀行傘下の招銀国際証券が18日、香港で仮想通貨取引サービスを正式開始。ビットコイン、イーサリアム、テザーの24時間取引を提供。中国系銀行系証券会社として初の仮想通貨取引ライセンス取得企業となった。
07:10
国民民主党の玉木代表、ステーブルコインの支援を表明
国民民主党の玉木代表は、日本円ステーブルコインJPYCが発行のための登録を取得したことなどを受け、ステーブルコインの取り組みが促進されるように政策面でサポートしていくと表明した。
06:50
米財務省、ジーニアス法に基づく不正活動対策でパブリックコメント募集開始
米財務省が18日、ステーブルコイン規制のジーニアス法に基づき仮想通貨の不正活動検出手法についてパブリックコメントを募集。AI、ブロックチェーン技術、デジタル身元確認などの革新的手法に関する意見を10月17日まで受付。
06:10
米SEC、複数の仮想通貨ETFの承認判断を延期
米証券取引委員会が、トランプメディア運営のトゥルースソーシャルが申請したビットコイン・イーサリアムETFの承認判断を再延期。コインシェアーズのライトコインETFやXRP ETFも同時に延期決定。
05:50
ビットマイン、ストラテジーに次ぐ最大の仮想通貨保有企業に
ナスダック上場のビットマインが66億ドル相当のイーサリアム保有を発表し、マイケル・セイラー氏のストラテジーに次ぐ世界第2位のデジタル資産保有(DAT)企業となった。
05:30
米上場BTCS、世界初のイーサリアム配当を発表
ナスダック上場のブロックチェーン企業BTCSが18日、世界初のイーサリアム配当「ビビデンド(Bividend,)」を発表。1株当たり0.05ドルのETH配当と0.35ドルのロイヤルティ支払いで計0.4ドル相当を株主に提供。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧