- 今年6月の予備承認から正式認可に昇格
- MiCAライセンス取得企業は全体で約280社
MiCAの正式認可取得
リップルは6日、暗号資産(仮想通貨)サービスプロバイダー(CASP)として欧州のMiCA規制の正式なライセンスをルクセンブルグの当局(CSSF)から取得したと発表した。
今回の取得は、今年6月に発表した予備承認に続くものである。リップルは、自社の規制下の仮想通貨決済プロダクトを欧州経済地域(EEA)の全30カ国の金融機関や企業が利用できるようになったと説明した。
関連記事:リップル、ルクセンブルク当局がMiCAライセンス予備承認 欧州展開へ
リップルがルクセンブルクの金融規制機関CSSFより、MiCA規制に基づくCASPライセンスの予備承認を取得。既存のEMIライセンスと組み合わせ、欧州経済領域(EEA)30カ国での仮想通貨決済サービスの全面展開が可能になる。
MiCAのライセンスは、取得の猶予期間が6月30日までであり、最近は取得の発表が続いている。一方で、世界最大手の仮想通貨取引所バイナンスなど、期限までに認可を得られなかった企業もある。
関連記事:MiCA全面施行、EUでポーランドのみ未対応 仮想通貨企業2000社が認可なしで窮地に
2026年7月1日のMiCA全面施行に伴い、ポーランドのみが国内法制化に至らず、規制の空白状態となっている。同国内約2,000社の仮想通貨事業者は自国でのCASP認可取得手段を失い、他国でのライセンス取得か事業撤退の選択を迫られている。
今回の発表でリップルは、MiCAの正式ライセンスを取得する少数の国の内の1社になれたと述べた。今月3日時点では約280社がMiCAのライセンスを取得しているが、MiCA導入以前の2024年時点では3,000社以上が仮想資産サービスプロバイダーとして欧州で事業を運営していたとみられている。
また、リップルは今回、EUで電子マネー機関(EMI)をすでに取得していることにも触れ、75以上の保有ライセンスにMiCAの認可が加わったとも述べた。
同社で英国・欧州部門のマネージングディレクターを務めるキャシー・クラドック氏は以下のようにコメントしている。
仮想通貨サービスプロバイダーの認可を得たことは、リップルが規制に完全に準拠し、事業規模拡大の準備ができた状態で移行期間後のMiCA時代を迎えることを意味する。
我々が欧州で協業する企業は、規制下のパートナーとデジタル資産サービスを構築することを目指している。リップルはライセンスを取得し、その要望に応える準備ができた。
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