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トランプコイン購入者98万人に38億ドル損失=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • トランプ氏本人は6億3600万ドルの利益
  • 先行購入者ら50万人が計40億ドルの含み益

購入者98万人が損失、総額38億ドルに

米ニューヨーク・タイムズが4日に報じたところによると、米調査会社ナンセンの分析で、トランプ大統領の関連通貨「トランプコイン」を購入した投資家のうち、6月末時点で全体の約3分の2にあたる98万8905ウォレットが損失を抱えていることが判明した。

損失総額は38億1000万ドル(約6163億円、1ドル=161.76円換算)に達するという。

トランプコインもこうしたミームコインの一つとして、2025年1月20日の大統領就任式の3日前に発表された。

発表直後、価格は1ドル未満から一時75.35ドルまで急騰した。その後は下落基調が続き、直近では最高値から97%安の1.76ドル前後で推移している。急騰局面で早期に購入した投資家ら約50万ウォレットは、合計40億ドルの含み益を計上したとNYTは伝えている。

関連記事:米クラリティー法案の倫理条項、トランプ大統領の仮想通貨収益報告を受け民主党が明記要求

米クラリティー法案の倫理条項を巡り民主・共和両党の交渉が続く中、トランプ大統領の10億ドル超仮想通貨収益の資産報告を受け、民主党は法案への倫理条項明記を強く求めている。

トランプ氏側は6億ドル超の利益

トランプ氏本人は、トランプコインの取引を通じて6億3600万ドルの利益を得たことが、大統領本人の年次資産公開文書で明らかになった。同氏は暗号資産関連事業全体で、2025年に少なくとも22億ドルの利益を得たとされる。

関連記事:トランプ大統領が仮想通貨収益批判に反論、「違法でない」

トランプ大統領は3日、CNBCの単独インタビューで仮想通貨事業への批判に反論した。年次資産開示ではワールドリバティファイナンシャルのトークン販売やミームコイン事業から計12億ドル超の仮想通貨関連収益が判明しており、民主党議員はクラリティー法への倫理条項明記を求めている。

トランプ氏は2024年の大統領選期間中、息子らとともに仮想通貨企業ワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial)を設立し、独自トークン「WLFI」を発行した。

同社の広報担当者は、WLFIの価格下落についてビットコインなど他の仮想通貨相場全体の地合い悪化が要因だと説明している。

ホワイトハウスは今回の報道を受け、大統領と政権によるあらゆる行動は米国民の利益のために行われていると説明している。トランプコインの購入者の一人は、投資額の半分近くを失ったと明かしており、大統領の影響力を利用した取引誘導への懸念の声も出ている。

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