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秋元康プロデュース『IDOL3.0 PROJECT』、オーディション本格始動で国内IEOの「NIDT」が公募価格の約5倍に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Nippon Idol Token(NIDT)

NIDTは今年4月、国内暗号資産(仮想通貨)取引所coinbookとDMM Bitcoinで、国内4番目のIEO(Initial Exchange Offering)としてデビューした。

一方、国内初で話題性の高かったコインチェックIEO2銘柄と比較すると抽選倍率が低く、NIDTは上場直後から公募価格5.0円を大きく割り込む動きを見せたことで失望の声も聞かれた。地合い悪化も重なり、一時最安値1.47円まで下落した。

しかしその後、少ない出来高ながらトークン価格は徐々に反発。一時公募価格の4.7倍となる23.5円まで高騰している。

NIDT/JPY週足 (coinbook)

販売所形式のDMM Bitcoinではスプレッドの開きが大きく、板取引可能なcoinbookの22.2円に対して15円前後で推移している。(執筆時点)

オーディションおよびプロジェクトの進捗が本格的に見え始めたことや、8月5日からスタートしたオーディション「Final Stage:1st」で、ファンが参加する「ホワイトナイトシステム」の投票が導入されることが発表され、NIDTの保有者に特典が設定されることになったこともトークンの価格を大きく押し上げたと見られる。

『IDOL3.0 PROJECT』は、AKBグループなどで知られる秋元康氏が総合プロデューサーとして監修するほか、運営スタッフには、AKB48や乃木坂46などの大手アイドルグループの育成経験を持つキングレコード株式会社をはじめとするプロフェッショナルが集結し、新しいアイドルブームを作り上げることを目指している。

従来のアイドルの枠を超えて、時代やニーズに合わせて進化するアイドルグループを目指しており、リアルな場所での活動とバーチャル空間の活動を両立させることで、幅広いファンとのコミュニケーションを模索するということで、web3業界からの期待もかかる。

最終オーディションの合格者が実際にデビューし、表題曲に参加することになる。

関連:国内IEOで関心集める「Nippon Idol Token(NIDT)」とは、秋元康が次世代アイドルをプロデュース

候補者とオーディション動向

現在進行中の「Final Stage:1st」では、現時点の候補者105名の中から、セカンドステージに進む35名が8月26日に発表される。また、脱落者の中から5名がファン投票で復活する可能性があり、その結果は9月1日に確定する。

公式メンバーリストには、12歳から25歳まで100名以上のメンバー候補者が名を連ねた。

メンバー候補

今回新たに発表された「ホワイトナイトシステム」は、NIDTポータルでのアカウント登録を行った後、候補者を選び投票するもの。NIDTの保有は必須ではないが、保有者はその数に応じて投票数が増える特典がある。

投票期間は8月26日から31日まで。一般ユーザーは期間中毎日100票(初日のみ200票)が与えられ、NIDT保有者も同じだが、1,000NIDTごとに1票追加され、仮に50,000NIDTを保有していると、毎日150票(初日のみ250票)の投票ができるため、NIDTの大口保有者ほどメンバー選定への影響力が強まる仕組みになっている。

グループ審査合格メンバー(株式会社オーバース)

なお、第二ステージ進出者は、事前のグループ審査ですでに12名が確定している。評価基準には、合宿の際のヴォーカル&ダンスの能力やグループでの協調性、SNS活用能力などが含まれ、次世代アイドルとしてのポテンシャルが総合的に評価された。

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