NFTプロジェクトを支援
ディエム(旧リブラ)系L1ブロックチェーン「Aptos」は26日、食品事業などで知られる大手グローバル企業「ロッテグループ(以下、ロッテ)」の韓国部門と、パートナーシップを締結したことを発表した。
最初は、ロッテのグループ企業で、マーケティングやWeb3の事業を行う「Daehong Communications」と協業。Aptosは、ロッテのWeb3エコシステムの拡大に協力していくと説明している。
1/ Aptos is powering the Lotte Group’s Web3 ecosystem expansion!
— Aptos (@Aptos_Network) August 26, 2023
Lotte Group, the largest retail conglomerate in Korea, has partnered with Aptos to expand its business footprint in the Web3 industry, starting with their marketing and Web3 business hub Daehong Communications 🧵👇 pic.twitter.com/hMg29PlaBN
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日本では食品事業でよく知られるロッテだが、公式ウェブサイトには、金融関連事業も行なっていると記載。1982年創設のDaehong Communicationsのメイン事業はマーケティングのようだが、公式ウェブサイトの最上部には「観光・サービス・金融」という領域が表記されている。
Aptosは発表で、今回のパートナーシップは、まずはDaehong Communicationsとの協業から開始すると説明。具体的には、Daehong Communicationsが行っているNFT(非代替性トークン)関連プロジェクト「Bellygom」で協業するとした。
NFTとは
「Non-Fungible Token」の略で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。
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具体的な取り組みとしては、これからAptosのメインネット上で「Super Jelly」という報酬プログラムを展開する。ロッテは、このプログラムの裏側のシステム(バックエンド)をサポートしてもらうブロックチェーンに、Aptosを採用したという。
Super Jellyは、「Bellyland」と呼ばれるデジタル上の地で、ゲームやミッションを行うことで得られる報酬。これから両者は協業し、報酬が得られるゲーム体験を提供していくとAptosは説明している。
そして、今後はロッテの事業における多くの領域で、Web3技術を活用できないか探っていくとした。
なお、Bellygom関連のNFTは、過去にポリゴン(NATIC)とKlaytn(KLAY)のブロックチェーン上で発行され、OpenSeaで販売もされている。
Aptosの動向
Aptosは、メタ(旧フェイスブック)が開発を主導していた仮想通貨プロジェクト「ディエム」の出身者が創始したプロジェクト。そのため、ディエムの技術を継承している。
上述した通り、AptosはL1ブロックチェーンとして機能。「Aptos Foundation」の公式ウェブサイトによれば、先月末時点のデータで、ピーク時には最大で1秒間に5,000超のトランザクションを処理した。月間アクティブユーザーの数は170万超だという。
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Aptosは昨年11月、グーグルクラウドとパートナーシップを締結。メインネットは昨年10月にローンチしており、今回のように、企業やプロジェクトの採用が進んでいる。