はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインなど仮想通貨相場反発、FTX売り圧懸念後退で市場心理が緩和

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

14日の米NY株式市場では、ダウ平均株価は前日比331.5ドル(0.96%)高、ナスダック指数は112.4ポイント(0.81%)高で取引を終えた。

関連:欧州中央銀行利上げ終了に近いか、半導体銘柄英アームがナスダックに新規上場|15日金融短観

関連:仮想通貨投資家にもオススメの株式投資、日米の代表的な仮想通貨銘柄「10選」

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比1.2%高の1BTC=26,597ドルに。

BTC/USD日足

レンジ内の自律反発に過ぎないが、28,500ドル水準のレジスタンスライン(①)およびトレンドライン、200日移動平均線(200MA)を抜けてくれば勢い付くか。

昨年経営破綻した暗号資産(仮想通貨)大手取引所FTXを巡り、債権者への弁済プロセスのため保有資産を清算するリスクに関する懸念が後退し、市場心理がいくぶん改善した。

米裁判所は13日にFTX側の資産清算提案を承認し、資産売却の申し立てを許可したが、保有トークンについて過去の資金調達にはロックアップ期間が定められているほか、公式委員会とおよび特別委員会承認の元、毎週の売却可能額は1億ドル〜2億ドルに制限される。

FTXは、提案書で市場価格への影響を最小限に抑える意向を示している。

関連:米裁判所がFTXの仮想通貨資産売却提案を承認|14日朝の重要速報まとめ

マクロ経済では、直近の経済指標で「賃金上昇率の鈍化、労働時間、給与増加が所得の伸びを圧迫する中、ガソリン価格の上昇が実質所得に打撃を与えている」との見方もある中、リセッション(景気後退)懸念後退も窺える。

CME FedWatch Toolの金利先物動向を見ると、次回米連邦公開市場委員会(FOMC)におけるFRB(米連邦準備制度)の政策金利発表について、97%が金利据え置きを予想している。

11月のFOMCで再休止する確率は63%で、前日時点の58.4%から上昇した。

ドイツ銀行が、スイスのフィンテック企業と提携を発表したことも好感されたか。金融機関や企業、機関投資家の顧客に対して、デジタル資産のカストディサービス、およびトークン化サービスの確立を目指す。

集中的な投資銀行業務を提供するドイツ銀行は総資産1兆4000億ドルを誇り、ここ数年ではデジタル資産に焦点を当てた取り組みを推進している。

今年初めには、同じ欧州を代表する投資銀行クレディ・スイスやプライベートバンクであるピクテ・グループ、アラブ銀行・スイスとともにトーラスのシリーズB資金調達ラウンドに参加し、6,500万ドルの調達を支援した経緯がある。

2018年に設立されたTaurusは、暗号資産およびデジタル資産トークン、NFT(非代替性トークン)などのデジタル資産の発行・保管・取引を行うためのエンタープライズグレードのデジタル資産インフラストラクチャを提供するスイスのフィンテック企業だ。

個別銘柄

Thedefiantの指摘によれば、Aave V2のZRX担保ローンが清算ラインに近づきつつある。

例えば800万ドル(1.1億円相当)のZRXに対して、Aave V2に250万ドル(3600万円相当)のローンが残っているウォレットは、ZRX価格が20%以上下落した場合、清算に直面する可能性があるという。

ZRXは、Matcha DEXアグリゲーターの開発者である0x Protocolのガバナンス トークンである。

DeFi(分散型金融)市場の流動性が減少し続ける中、大手融資プロトコルは弱気相場で打撃を被った未払い融資のリスク対応について取り組んでいる。

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/27 木曜日
17:20
モブキャストHD、ソラナ財団認定バリデータに選定 ステーキング運用規模を拡大
モブキャストHDがSolana財団の公式バリデータプログラムに採択。累計3億円・約1.1万SOLの取得実績が評価され、将来的には50万SOL規模の運用を目指す。
17:00
韓国大手取引所アップビット、約48億円の不正流出 全額を自社資産で補償へ
韓国最大の仮想通貨取引所アップビットがソラナネットワークで約48億円の不正流出を発表。24銘柄が流出も全額補償へ。ホットウォレットから未承認送金、入出金サービスは一時停止中。
15:07
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」、アブダビADGMが正式認定
中東での企業利用が加速へ リップル社は27日、同社の米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」が、アブダビ金融サービス規制庁(FSRA)により「法定通貨参照トークン」として正式…
14:02
Xapo Bank、ビットコイン信用ファンドの提供範囲を拡大
ジブラルタルのXapo Bankがビットコイン建て信用ファンドを全会員に拡大。初期段階で1億ドル調達。2022年の業界崩壊後、厳格なリスク管理で市場回復。長期BTC保有者向けに安定利回りを提供。
14:00
ビットコイン需要の低迷続く 市場は横ばいか=Glassnode分析
Glassnodeが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインの需要低迷を指摘した。新たな資金流入が回復するまで市場は狭いレンジで推移する可能性が高いと分析している。
13:55
タイ当局、サム・アルトマンのワールドコインに120万件の虹彩データ削除を命令
タイ個人情報保護委員会が、生体認証プロジェクトWorldに対し、仮想通貨と引き換えに虹彩スキャンデータを収集した行為が個人情報保護法違反として、120万件のデータ削除と業務停止を命令。世界各国でも同様の規制措置が相次いでいる。
13:35
世界取引所連合が米SECに書簡、仮想通貨企業への免除措置見直しを要請 トークン化株式に懸念
世界取引所連合が米証券取引委員会にトークン化株式を提供する仮想通貨企業への包括的な免除措置の見直しを求める書簡を送付した。ナスダックやCMEグループなどが加盟する同連合は、適切な規制遵守なしに仮想通貨プラットフォームが証券取引所の役割を果たすことへの懸念を表明。
11:10
「BTCが74000ドルまで下落しても転換社債に対する価値は5.9倍」ストラテジー
ストラテジー社は、仮想通貨ビットコインの価格が同社の平均購入価格である74,000ドルまで下落しても、転換社債に対して5.9倍の資産を保有していることになると投稿。債務の安全性を強調した。
10:30
韓国最大級仮想通貨取引所Upbit、ネイバーと合併 約1.5兆円規模の株式交換で傘下に
韓国IT大手ネイバーが仮想通貨取引所Upbit運営のドゥナムを1.5兆円規模で買収。韓国国内シェア7割超のUpbitとネイバーペイを統合し総合デジタル金融エコシステムを構築。2025年6月の合併発効を目指す。
10:15
BTCマイナーのクリーンスパーク決算発表、売上高が過去最高に AIインフラを拡大中
ナスダック上場のビットコインマイナー、クリーンスパークが決算報告。過去最高の売上高を記録した。AIとビットコインの両ワークロード対応の包括的プラットフォームへ進化中だ。
09:55
ソラナ特化型ウペクシが最大35億円調達、SOL財務戦略などに利用
ナスダック上場のウペクシが普通株式とワラントの私募により最大2300万ドルを調達すると発表した。調達資金は仮想通貨ソラナ財務戦略と運転資本に充てられる予定だ。
08:45
セキュリタイズがEU取引決済システム認可を取得、アバランチで展開へ
セキュリタイズがスペイン国家証券市場委員会からEU全域での取引決済システム運営認可を取得した。同社は米国とEUの両方でライセンスを持つ唯一の企業となり、欧州システムはアバランチ上に展開される。
08:00
S&P、USDTのドルペッグ能力を最低評価に引き下げ
S&Pは、テザー社の米ドルステーブルコインUSDTに対する評価を最も低い「5」に引き下げた。仮想通貨ビットコインを準備資産として保有する割合などに触れ、判断の根拠を説明している。
07:02
大口投資家の売りが加速、ビットコイン平均入金額が1年ぶりの高水準に=クリプトクアント
クリプトクアントが報告したデータによると、ビットコイン価格が8万ドルまで下落した後、大口トレーダーによる取引所への送金が増加している。最近では9000BTCが送金され、その45%が100BTC以上の大口入金だった。
06:25
ビットワイズのドージコインETFも取引開始、グレースケールに続く
ビットワイズがドージコインETFの取引を米ニューヨーク証券取引所で開始した。管理手数料は0.34%で最初の1カ月間は資産5億ドルまで免除され、グレースケールとREX-オスプレイに続く3番目のドージコインETFとなる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧