CoinPostで今最も読まれています

ソラナ財団、ドバイ自由貿易ゾーンと提携 仮想通貨企業などを支援へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ドバイのクリプト・センターと提携

アラブ首長国連邦(UAE)ドバイのDMCCクリプト・センターは15日、高速L1ブロックチェーンのソラナ(SOL)をサポートするソラナ財団がそのエコシステムパートナーになったと発表した。

ソラナ財団はDMCCクリプト・センターのメンバーに技術やビジネス開発面で支援し、財団の既存の助成プログラムをDMCCの参加企業に対しても開く。また、重要なWeb3関連のトピックに関するウェビナーやその他の教育コースを提供していく計画だ。

提携の一環として、ソラナ財団はDMCCクリプト・センターに拠点を設置し、その環境の中で、技術パートナー、取引所、政府機関、投資家、インキュベーター、サービスプロバイダーなどのネットワークと協力する。

ドバイ・マルチ・コモディティ・センター(DMCC)は、アラブ首長国連邦の自由貿易ゾーンだ。2002年に設立され、農業、エネルギー、金融サービス、貴金属やその他幅広い業界・分野の取引を扱っている。DMCCには23,000社以上の企業が参加しているところだ。

DMCCクリプト・センターは、DMCC内にある仮想通貨ビジネスのための一連のエコシステムであり、オフィス、ネットワーキング、資金などの機会を参加企業に提供している。公式サイトによると、550以上の企業が籍を置いている。

DMCCのアーメド・ビン・スライエム会長兼CEOは、次のようにコメントした。

当センターは、ソラナのエコシステムを利用するプロジェクトのために環境整備しビジネスライセンスを無料で提供する。これによりDMCCのメンバー組織は、世界クラスのブロックチェーンプラットフォームであるソラナにアクセスし、専任の技術チームのサポートも受けて、そのビジネスを新たな高みに引き上げることができる。

スライエム会長は、こうしたサポート環境を提供することで、DMCCはWeb3企業向けに最もダイナミックな価値を生み出すエコシステムを作り上げ、MENA(中東・北アフリカ)地域全体でドバイを暗号資産(仮想通貨)、ブロックチェーン、Web3ビジネスの中心地にしていくとも続けている。

ソラナ財団のエグゼクティブディレクターを務めるダン・アルバート氏は次のように説明した。

ドバイには仮想通貨企業が密集しており、業界の成長を促進する政策が存在している。DMCCへの支援を提供することは、ドバイの豊かなWeb3環境を活用したいと考えていた私たちにとって自然なことだった。

Web3とは

現状の中央集権体制のウェブをWeb2と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

▶️仮想通貨用語集

仮想通貨企業を誘致するUAE

アラブ首長国連邦は近年、仮想通貨企業を誘致する政策を展開しているところだ。仮想通貨に有利な法律を整備しており、2022年3月には仮想通貨のライセンス制に特化した仮想資産規制局(VARA)を立ち上げた。

同国のターニー・アルゼユーディ貿易大臣は1月、「仮想通貨は今後、UAEの貿易で大きな役割を果たすだろう」と発言している。

関連アラブ首長国連邦大臣「仮想通貨は今後の貿易に大きな役割を果たす」

VARAは仮想通貨規制の整備も進めている。2月に発表したガイドラインでは、仮想通貨の発行、ライセンス制度、マネーロンダリング・テロ資金調達防止や、マーケティングなどに関する基本原則を設定。匿名性の高い通貨を禁止することも規定した。

関連ドバイの規制当局、仮想通貨の規制方針発表 匿名性の高い通貨禁止に

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/28 日曜日
11:30
ビットコイン相場は中期的には下降チャネル内での揉み合い続くか|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン半減期を終え1000万円周辺で推移する相場をbitbankのアナリスト長谷川氏が分析。ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BTCの半減期完了に高い関心
今週は仮想通貨ビットコインが半減期を迎えたこと、QCP Capitalによる半減期後の相場分析、イーサリアムの証券性などを巡りConsensysが米SECを提訴したことに関する記事が最も関心を集めた。
04/27 土曜日
21:00
OKCoinJapan 5月にオプティミズム(OP)取扱い開始へ
OKCoinJapanが暗号資産(仮想通貨)オプティミズム(OP)の取扱いを開始へ。イーサリアムのレイヤー2ソリューションとして、その技術はCoinbaseが支援するBaseやバイナンスのopBNBの基盤に使用されている。OPのユースケースや今後の展望も言及。
17:20
機関投資家のDeFiリスク管理を強化、Fireblocksの新セキュリティ機能
FireblocksがDeFi製品にdApp ProtectionとTransaction Simulationを追加。リアルタイム脅威検知と安全なトランザクション実現で、機関投資家のオンチェーン活動をサポート。
13:00
BAYCで知られるYuga Labs、事業再編でチームメンバー削減 
Yuga Labsは、事業再編の一環としてチームメンバーの一部を削減した。「より小規模で機敏でクリプト・ネイティブなチーム」にする意向だ。
10:30
米国で仮想通貨発行の推奨事項5ヶ条、a16z明かす
大手ベンチャーキャピタルa16zは、米国で仮想通貨トークンを発行する際の推奨事項を挙げた。特に証券性など米SECをめぐる対処を中心としている。
09:30
ビットコインRunesデビュー1週間、200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安で1ドル158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア