面談メモを公開
米SECが現物型ビットコインETFへの転換申請について、申請側のグレースケールと会議を行ったことが明らかになった。
この会議は、20日にグレースケールのCEOらとそのDavis Polk社弁護士団との間で開催されたもので、具体的な内容は開示されていないが、「NYSE Arcaが提案した、規則8.201-Eに基づくグレースケールのビットコイン投資信託(GBTC)株式の上場と取引に関する規則変更に関するものである」としている。規則変更とは、ETF上場申請の際に、NYSE Arcaやナスダックといった取引所がSECに提出する申請フォームに該当する。
グレースケールの上場申請に関しては、SECが10月中旬にGBTCを現物ビットコインETFに転換することをめぐる裁判の裁判判決について上訴せずに、その後11月上旬にグレースケールと協議を開始したと内部情報に基づき報じられていた。
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今年8月当時、担当の裁判官は「グレースケールの以前のビットコインETF申請却下は、SECが類似商品に対する異なる取り扱いを説明しなかったため、恣意的かつ気まぐれなものである。したがって、グレースケールの申し立て(再審査の申し出)を認める」として、SECに対し、グレースケールの申請を再審査するよう命令した。その後、グレースケールは、10月19日にビットコイン投資信託GBTCをビットコインETFに変換しArcaに上場させる申請を再びSECに提出した経緯だった。
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最近のETF動き
来年1月のARK Investの申請における最終期限に近づきつつある中、SEC・企業による動きは多く見受けられている。先週、SECが複数のETF上場申請の審査に延期をかけていた。
一方、ARK Investが承認率を高めるために申請内容を再び修正したり、米資産運用大手フィデリティ(Fidelity)がブラックロックの動きに続き、現物型イーサリアムETFの上場申請を始めるなどの事例もあった。
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