はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米地裁、バイナンスCZ前CEOの有罪答弁を受理

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

地裁が有罪答弁受理、量刑へ

米国ワシントン西部地区地方裁判所のリチャード・ジョーンズ判事は6日、暗号資産(仮想通貨)バイナンス前CEOであるChangpeng Zhao(CZ)氏の有罪答弁を受領した。

グローバル版バイナンスとCZ氏は11月、マネーロンダリング防止規則や制裁規則に違反していたことなどを認めていたところだ。

グローバル版バイナンスは罰金を約6,330億円(43億ドル)支払うことに同意して米財務省らと和解。CZ氏も刑事罰で約74億円(5,000万ドル)の罰金を支払うことに同意し、CEOを辞任した。なお、罰金は今後減額される可能性も残されている。

関連バイナンスCZ氏がマネロン対策違反で有罪認める 米司法省との司法取引で

関連バイナンスと米司法省の和解やCZ氏の退任について、SECクリプトママやコインベースCEOがコメント

CZ氏は、グローバル版バイナンスCEOに加えて、バイナンスUSの取締役会会長からも退任した。バイナンスUSは、今後CZ氏がガバナンス(企業統治)に関わることはないと述べている。

なお、まだ米証券取引委員会(SEC)はバイナンスと和解しておらず、グローバル版バイナンスやCZ氏、バイナンスUSとSECの係争は継続しているところだ。

関連CZ氏、バイナンスUSの取締役会会長を退任

バイナンスとは

取扱銘柄や取引高、登録者数が非常に多い大手仮想通貨取引所を運営。他にもベンチャーキャピタル部門の活動や教育コンテンツの提供、慈善活動など幅広い事業を展開している。22年11月には、日本市場への進出を発表した。

▶️仮想通貨用語集

新CEOによる方針説明

CZ氏の後任としてグローバル版バイナンスのCEOに就任したRichard Teng氏は11月27日、CEOとして初めての公式ブログ記事を投稿し、同社の今後の抱負などを述べている。

バイナンスの土台となるのは、イノベーションによりユーザーに価値をもたらすという考えであり、人々から支持されるクラス最高の製品を一貫して提供していくことだと改めて強調する格好だ。

また、仮想通貨業界の規制遵守について、次のようにコメントした。

業界全体として、私たちは政策立案者との協力に、これまで以上に重点を置く必要がある。そうして初めて、私たちは消費者を保護すると同時にイノベーションを促進する、世界的な規制枠組みの構築に効果的に貢献できるようになるだろう。

業界全体と協力して、こうした重要な取り組みを行っていきたいと続けている。また、特にバイナンスはユーザー資産の保管者としての責任を重く受け止めており、すべてのユーザー資産に対して、1対1の裏付け資産を維持しているとして、安全性を強調した。

なお、CZ氏らは1月に、バイナンスの信頼性と透明性やコンプライアンスを強化していくと話していた。

昨年開始した、準備資産の状態を開示する「資産証明(Proof of Reserves)」に続き、支払い能力の証明(Proof of Solvency)も実施するために取り組んでいるとしている。

Solvency(ソルベンシー)とは財務上の支払い能力のことで、一般的には総準備金残高が、その企業が有する負債の合計をカバーするのに十分であることで示されるものだ。

関連バイナンスCZ氏、「資産証明」強化策など今年の展望語る

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/24 月曜日
17:50
ブラックロック、ビットコイン投資の本質は「デジタルゴールド」 機関投資家が重視する“真の価値”とは?
世界最大の資産運用会社ブラックロックのデジタル資産部門責任者が、機関投資家がビットコインに投資する理由を解説した。「デジタルゴールド」としての価値保存機能が重視される一方、決済手段としての利用は依然投機的との見方を示した。
11:47
ソラナのインフレ率を下げる改善提案 今後6年で2,230万SOLの発行量削減見込む
仮想通貨ソラナのコミュニティがインフレ減少率を引き上げる改善提案を公開した。目標インフレ率への到達が6年から3年に短縮する見込みだ。
10:25
「仮想通貨市場の弱体化、背景にマーケットメーカーの機能不全」トム・リーが指摘
ビットマイン会長が仮想通貨市場の下落が続いている要因を分析した。10月10日の清算イベントがマーケットメーカーを機能不全にしていると見解を示している。
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMCの据え置きが現実味を増す|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC対円相場は1400万円割れまで下落。ヌビディア好決算後も1400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長。12月FOMCでの金利据え置き観測が強まる。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金融庁の暗号資産規制方針に高い関心
今週は、金融庁の仮想通貨規制方針、ビットコイン採掘割合の95%到達、ビットコインとイーサリアムの市況分析に関する記事が関心を集めた。
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧