CoinPostで今最も読まれています

「アルトコインシーズン」到来か、ミームコインBONKやORDI、PoW系のKAS等が記録的な上昇を遂げる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

騰勢強めるアルトコイン

ビットコインの価格上昇が一服すると、クジラ(大口投資家)が「アルトコイン」と呼ばれる他の暗号資産(仮想通貨)に注目し、資金を流入させている。この結果、時価総額が低いいくつかの仮想通貨が、過去最高値を更新している。

ソラナ(SOL)エコシステム内のミームコインで、犬をテーマにした仮想通貨BONKは、時価総額でSHIBとDOGEに次ぐ市場第3位のミームコインとなった。BONKは過去2ヶ月間で5,600%の急激な上昇を遂げ、9日には0.00001464ドルの史上最高値を記録した。

BRC-20市場のトップミームコインである「Ordinals(ORDI)」も、12月5日に史上最高値を更新した。Ordinalsの技術(インスクリプション)によって発行されたこのミームトークンは、コミュニティの間でそのユーティリティの付与が議論されている。ORDIは11月7日にバイナンスに上場され、10月10日の価格から1300%以上上昇し、現在48ドルを超えている。

BONK、ORDIの上昇率 出典:Trading view

Kaspa(KAS)は、Proof of Work(PoW)を採用し、非中央集権ポリシーとblockDAG設計を特徴とするレイヤー1ブロックチェーンの仮想通貨だ。Kaspaのハッシュレートは過去1年間で400 TH/秒から94 PH/秒へと23,400%も増加し、昨年5月のローンチ以来、KASは約600倍に成長し、3週間前には史上最高値を更新した。

KAS、BONKの上昇率 出典:Trading view

ソラナ基盤の取引所兼カジノRollbitのネイティブトークンであるRLBも、11月に過去最高値を記録。RLBは過去1年間で7,500%の驚異的な上昇を遂げた。

関連:ソラナNFT、初めてイーサリアムNFTの出来高超えて1位のチェーンに

「アルトシーズン」への投資家の期待

Top100のうち7つ以上が最高値更新 出典:CoinMarketCap

さらに、時価総額上位100位以内の仮想通貨のうち7つ以上がこの1ヶ月で最高値を更新している。

取引所OKXのトークンOKBやBitget(BGB)も好調を維持している。また、モジュラー型ブロックチェーン「Celestia(TIA)」も、10月のローンチ後に先週、最高値を更新した。仮想通貨取引所コインベースは最近、トークンリリースに伴う「初日上場」を積極的に行なっているところだ。

関連:コインベース、Celestia(TIA)新規上場

2023年に株式市場で注目を集めるAI(人工知能)について、AI間の競争市場を形成し、Polkadotパラチェーンで展開するBittensor(TAO)は、週末にその価格が最高値を記録した。10月10日の60ドルから532%の上昇を見せ、327ドルに達している。

これらの動きは、暗号通貨市場における「アルトコインの季節」が到来していることを示唆している。ビットコインの市場支配率(ドミナンス)は10月30日に53%まで拡大したが、現在は52.3%に減少している。VanEckは、2024年4月に予定されているビットコインの次の半減期後に、ビットコインの市場ドミナンスがさらに低下し、アルトコイン市場が活性化する可能性があるとの見解を示している。

関連:2024年仮想通貨市場予測、アルトコインへのシフトや企業のトークン保有増加=VanEck

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
09:45
3兆円運用の米ミシガン州の退職年金、10億円以上のビットコイン現物ETF保有
仮想通貨ビットコインの現物ETFに対する米国の年金基金からの需要は増加傾向にある。運用資産総額3兆円に相当するミシガン州の退職年金はウィスコンシン州とニュージャージー州のジャージー市の年金基金に続き、ビットコインETFの株を保有していることを報告した。
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア