はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX

ビットコイン採掘&AI事業強化へ、米アクロン・エナジーが150億円の資金調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン採掘とAI事業を強化

米国のデータセンター・インフラ企業Arkon Energyは、ビットコイン採掘事業・AI(人工知能)及び機械学習事業の拡大を目指し、第三者割当増資を通じて1億1000万ドル(156億円)の資金を調達した。

この資金調達は、オルタナティブ投資分野における資産運用会社Bluesky Capital Managementが主導し、Kestrel 0x1およびNural Capitalが参加している。調達した資金は、特にビットコインのマイニング業務に注力し、データセンターの容量拡大と電力供給の強化に充てられる。

2021年に設立されたArkon Energyは、オーストラリアでの5メガワットのデータセンターからスタートし、現在は130メガワット以上に成長。米国や欧州など、他の国や地域への進出も果たしている。

TechCrunchに対して、同社の最高経営責任者(CEO)ジョシュ・ペイン氏が語った内容によれば、Arkon Energyの米国データセンター・ポートフォリオの大部分は、機関投資家レベルのビットコインマイニング企業によって占められている。

関連:ナスダック上場仮想通貨ビットコインマイニング企業Hut8、セルシウスと新施設構築へ

同社は2024年6月までに総メガワット容量を130%増加させることを目指しており、オハイオ州、ノースカロライナ州、テキサス州にある自社データセンターを200メガワット増強する計画だ。米国内には、世界でも最も低コストの電力源に接続する未活用の座礁発電資産が豊富にあり、多くが再生可能エネルギー源であるため、Arkon Energyにとって米国市場は非常に重要だ。

残りの3,000万ドルは、ノルウェーにある同社のデータセンターで、人工知能クラウドインフラを強化するために使用される。これは、生成AIや大規模言語モデルのトレーニング市場へのサービス提供に役立つ。

関連:豪アイリスエナジー、最新型マイニングマシンでビットコイン採掘能力拡大へ

ビットコインETF承認に向けて拡大するBTC採掘需要

ペイン氏は、AIアプリケーションの急速な成長やビットコイン現物ETFの承認が近づく中、Arkonのような特化型データセンターは指数関数的に拡大していく態勢にあると述べた。

The BlockのData Dashboardのデータによると、ビットコインネットワーク全体のマイニング報酬は2023年11月に11.6億ドル(1600億円)に達し、2022年4月以来の最高記録を更新している。この中で、トランザクション手数料は1億4220万ドルを占めている。なお2024年4月に予定される半減期で、マイニング報酬は現在の6.25 BTCから3.125 BTCに削減される。

関連ビットコイン半減期に向けて高まる期待、ビットバンク調査が捉えた投資家の関心は

関連:米仮想通貨マイニング企業コア・サイエンティフィック、破産状態から脱却へ

半減期特集

1年を切った次回ビットコイン半減期へのカウントダウン、市場動向と専門家の予測は? ビットコイン半減期とは?市場価格への影響と注意点
ビットコインなど仮想通貨市場に大きな影響を及ぼす「半減期」とは、過去の事例から独自考察 ビットコイン半減期とは|仮想通貨の半減期前後で価格が高騰する理由
仮想通貨ビットコイン、半減期でも「高騰が期待できない理由」 CoinPostアプリで優位性を
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/15 水曜日
15:00
ブラックロックCEO、資産トークン化を次の成長戦略に 620兆円市場狙う
ブラックロックのラリー・フィンクCEOが、不動産から株式・債券まであらゆる資産のトークン化を次なる成長戦略と位置づけた。世界のデジタルウォレットに保管された約620兆円の資金に着目し、ETFのトークン化を視野に入れている。
14:15
ソルメイトが75億円相当ソラナを購入、キャシー・ウッドのアークが主要株主に
ナスダック上場のソルメイト・インフラストラクチャーがソラナ財団から75億円相当のSOLを15%割引で購入。米大手ヘッジファンドアーク・インベストが11.5%の同社株を保有している。
13:45
バイナンス、仮想通貨の上場費用告発を否定
バイナンスはリミットレス・ラボのヘザリントンCEOがトークン供給量の8%要求を告発したことに対し、虚偽で名誉毀損的だと反論。取引所は上場手数料を請求していないと表明した。
13:20
ニューヨーク市、全米初の自治体仮想通貨専門局を設立
ニューヨーク市のアダムス市長が行政命令に署名し、全米初となる自治体の仮想通貨・ブロックチェーン局を設立した。モイセス・レンドン氏が局長に任命され、責任ある仮想通貨の利用を促進する。
11:40
バイナンス、韓国への再進出なるか 当局がGopax買収で二年半ぶりに審査再開=報道
韓国当局が仮想通貨取引所バイナンスのGopax買収審査を約二年半ぶりに再開したと伝えられる。米国での訴訟取り下げが背景で、今年中の役員変更承認の可能性もある。
11:25
テザー、セルシウス破産管財団に約450億円和解金支払う
ブロックチェーン・リカバリー・インベストメント・コンソーシアム(BRIC)は、テザーがセルシウスネットワークの破産管財団に約450億円を支払ったと発表した。2024年8月に提起した訴訟が和解に至った。
10:40
ウィズダムツリー、ステラ(XLM)ETPを欧州市場で上場
米ウィズダムツリーがステラブロックチェーンのネイティブトークンであるXLMに投資できるETPを欧州で立ち上げた。現物裏付け型で管理報酬は0.50%と欧州最低水準となる。
10:25
米カリフォルニア州、休眠仮想通貨の強制清算を阻止する法案成立
米カリフォルニア州で休眠仮想通貨の自動清算を禁止する法案が成立。現物のまま州政府に移転され所有者は価格上昇時に恩恵を受けられるようになる。
10:20
イーロン、ビットコインのエネルギー基盤構造を評価
イーロン・マスク氏は、仮想通貨ビットコインは法定通貨で見られる増刷による価値低下に耐性があるとの見方をXに投稿。最近はマスク氏がビットコインに言及するのは珍しい。
08:00
S&Pグローバル、チェーンリンク経由でステーブルコイン評価を提供開始
S&Pグローバルがチェーンリンクと提携し、ステーブルコイン安定性評価をブロックチェーン上で提供すると発表した。格付け機関の評価がスマートコントラクトで直接利用可能になるのは業界初となる。
07:10
メタプラネットの企業価値、初めて保有ビットコインの価値を下回る
仮想通貨ビットコインの財務戦略企業メタプラネットは、mNAVが一時的に初めて1を下回った。これは、市場がメタプラネットを保有するビットコインの価値よりも低く評価していることを意味する。
07:00
ブータンが国民IDシステムをイーサリアムに導入、世界初の事例に
ブータンが国民デジタルIDプラットフォームをイーサリアムに統合し、人口規模のID管理システムを公開ブロックチェーンに接続した初の国となった。2026年第1四半期までに完全移行を予定している。
06:35
シティグループ、2026年に仮想通貨カストディサービス開始へ
米金融大手シティグループが2026年に仮想通貨カストディサービスを開始する計画。過去2~3年間開発を進め今後数四半期以内に市場投入する見込みだ。
06:15
金融庁、仮想通貨のインサイダー取引規制を導入へ=報道
金融庁が仮想通貨のインサイダー取引を禁じる規制を導入と日経が報道。未公開情報をもとにした売買を禁止し違反者に課徴金を課す金商法改正案を2026年国会に提出。
06:05
米下院議員、401k退職金制度への仮想通貨投資解禁法案を提出
米下院議員が401k退職金制度での仮想通貨投資を可能にする法案を提出と報じられた。トランプ大統領の大統領令を法制化し恒久的な措置を目的とする。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧