2か月連続の上昇率トップ
オンチェーンデータ分析会社Nansenの分析によれば、昨年12月にRonin Networkのアクティブアドレス数が前月比193%増加したことがわかった。Ronin Networkは130万のアクティブアドレスを記録し、2ヶ月連続で最高の増加率を示した。
Roninは元々、人気のブロックチェーンゲーム「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」の専用のサイドチェーンとしてスタートし、現在は開発企業Sky Mavisが主導する、ゲーム用のNFTスケーリングソリューションとして成長を遂げた。
Sky Mavisは、複数のゲーム開発スタジオと提携し、Roninエコシステムの範囲と実用性をゲームとブロックチェーンの領域で拡大している。
ユーザー数急増の要因の一つとして、ナンセンのリサーチアナリストは「Web3農業ゲーム」として知られるPixels Onlineの人気が大きいと述べた。このゲームでは、プレイヤーは農園を作り、スキルを磨き、友人と交流することができる。
DappRadarのデータで確認すると、過去30日間にPixelsと接続したUAW(ユニークアクティブウォレット)数は16%以上増加し、352,000アドレスとされる。
ナンセンリサーチチームのエドワード・ウィルソン氏はCrypto Briefingに対して、ブロックチェーンゲームとP2E (Play-to-Earn) 分野に注目していると語った。
前回のサイクル以来、強気市場で資金を調達した多くの新しいチームが弱気市場を通じてゲームを構築してきた。前のサイクルで確立されたチームは、エキサイティングなアップデートに取り組んでいる。
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仮想通貨RONは高騰
オンチェーンデータからは、投資会社Arcaが、Ronin Networkの暗号資産(仮想通貨)RONを約5.9億円相当保有していることもわかっている。さらにArcaはRoninブリッジを通じて680Ether(ETH)を移送したことがわかっており、同ネットワーク上で積極的に資産運用を行っているとみられる。
RONの価値は過去1年間で目覚ましい成長を遂げ、約200%の上昇を記録。執筆時点に時価総額は1100億円を超え、市場トップ100にランクインしている。
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P2E(Play-to-Earn)とは
P2E(Play-to-Earn)ゲームとは、主にブロックチェーン技術やNFT(非代替性トークン)により、遊びながらお金を稼ぐことができるゲームを指す。ゲームプレイを通して独自のトークンやゲーム内アイテムであるNFTを報酬として受け取り、それらを売却することでお金を稼ぐことができる。P2E代表格のアクシー・インフィニティは、1日のアクティブユーザー数が21年11月のピーク時に110万人に上った(ブロックチェーン分析プラットフォームNansenより)。
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