はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

DeFiのTVLトップ10入りのSui、躍進の背景は

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SUIのTVLが急増

Sui財団は30日、DeFiセクターにおけるSui Networkの影響力拡大について強調した。このネットワーク上の預かり資産(TVL)は4億3,000万ドル(635億円)を超え、過去4ヶ月で1000%近く増加。トップ10にランクインしつつある。

オンチェーンでの活動量も増加している。財団の発表によると、オンチェーン取引量の週間統計は、昨年10月以来1200%以上増加した。

出典:DeFillama

初期ユーザーへのインセンティブ提供や、エアドロップに対する期待がその一因とされる。Suiエコシステムでは、SUIトークンをステーキングし、ポイントを蓄積して各プロジェクトのネイティブトークンを獲得する戦略が有望な手法の一つと見なされている。

同財団によれば、Suiエコシステム内のアプリケーションは急速に拡大しているという。リキッドステーキング、分散型取引所(DEX)、レンディングプロトコル、DePIN(分散型物的インフラストラクチャーネットワーク)など、多岐にわたるサービスが展開されている。

なお、ブロックチェーン・エクスプローラーによると、トランザクション数は昨年12月をピークに、現在は安定的に推移。アクティブアカウント数にも目立った増加はまだ見られない。

昨年10月、SUI財団は韓国の規制当局から、SUIの供給量に関する操作の疑いで調査の申し立てを受けた。これに対し、SUI財団は供給量操作の疑いを強く否定し、供給スケジュールの正確性を断固として主張した。

さらに、SUI財団は最初の計画以来、SUIの売却は一切行っていないとも明言。同年6月には、トークンリリーススケジュールの非公開がSUIの潜在的な売却を示唆しているとの憶測が流れたが、SUI財団はその時も売却の意図を否定する声明を発表していた。

関連:Sui財団がトークンの供給量操作の疑惑を否定 SUIの価格は前日比約8%安

これらの騒動を背景に、当時SUIの価格は55円という史上最低水準に急落。しかし、その後の立ち直りは著しく、執筆時点での価値は史上最高値を突破し、227円で取引されている。時価総額は2500億円で市場47位にランクする。

出典:CoinMarketCap

関連:Aptos、Sui、Linera—注目のDiem(旧Libra)系L1チェーンを比較|前編

Suiとは

Suiは、スマートコントラクト機能を備えたLayer 1ブロックチェーンで、処理能力の高さが特徴だ。元Facebookのエンジニア5人によって設立されたMysten Labsが、2022年10月にメインネットをローンチした。

ブロックチェーン設計の観点から見ると、Suiは次世代の10億人のユーザー参加を見据えている。Suiのシステムは、トランザクション間の衝突(同じデータに同時にアクセスしようとすること)が起きにくいように設計されている。各データ項目(例えばトークン、スマートコントラクトの状態、ユーザーの資産など)は「オブジェクト」として独立して扱われ、異なるトランザクションが同時に実行されても、互いに影響を与えにくい。

1月には開発者のエクスペリエンス向上を目指し、アリババクラウドとのパートナーシップを締結した。この提携により、アリババクラウドのインフラサポート、アジア全域でのインキュベータープログラム、世界規模のハッカソンを通じた開発者へのインセンティブ提供が行われる。

関連:Sui開発企業CEOが語る、Web3ゲームの課題とSuiの優位性|WebXインタビュー

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/03 火曜日
17:49
ソラナで採用されているDAOガバナンスの種類を解説
Superteam Japanの大木悠氏が、ソラナで採用される主要なDAOガバナンスの仕組みを徹底解説。従来型のトークンガバナンスから、クアドラティックやフタルキーなど新しいモデルまで、実例を交えて紹介する。
17:25
ビットフライヤー、仮想通貨「定期貸付」を開始 第1弾はビットコイン最大年利3.05%
暗号資産取引所大手のビットフライヤーが、新サービス「定期貸しコイン」を開始。第1弾はビットコインを対象に年利最大3.05%を提供。価格変動に左右されにくい収益機会として注目され、最小1.4万円相当から投資可能。12月6日から募集開始。
15:10
リミックスポイント、仮想通貨投資で7.9億円評価益 XRPなど6銘柄保有
リミックスポイントが仮想通貨投資で7.9億円の評価益を計上。ビットコインを中心に6銘柄で35億円を投資し、23%のリターンを達成。新たに15億円の追加投資を決議し、投資総額は50億円規模に拡大へ。
13:10
「CZ氏にも恩赦を」バイデン大統領のハンター氏恩赦受け
バイナンス前CEOであるCZ氏の恩赦を求める声が仮想通貨業界の一部から上がった。トランプ氏は「シルクロード」設立者の減刑に言及していたところだ。
12:31
XRP400円突破、2018年1月以来の過去最高値(円建て)更新
XRP(リップル)市場価格がおよそ7年ぶりに400円を突破し、2018年1月に記録した円建ての過去最高値を更新した。データ分析によれば、韓国の投機筋ではなくコインベースの大口投資家による取引が主な原動力となっている。
10:55
イーサリアムETF、ステーキング利回り承認の可能性 バーンスタイン予測
米国のイーサリアム上場投資信託では、近い将来ステーキングによる利回りが組み込まれる可能性があると、投資銀行バーンスタインが12月2日のレポートで述べた。トランプ政権2.0が追い風になる見解だ。
10:30
石破総理、仮想通貨の申告分離課税適用に慎重姿勢
自民党の石破総理は国会答弁で、仮想通貨の分離課税20%適用やビットコインなどのETF承認に消極的な姿勢を示した。国民民主党からの代表質問に回答した。
09:30
イーサリアム現物ETFの日次資金流入、初のビットコインETF超え
米国のイーサリアム現物ETFが初めてビットコイン現物ETFを上回る日次流入を記録。機関投資家からの注目が高まっている可能性がある。
08:00
米MARA、ビットコイン追加購入のためにさらに1200億円調達へ
米上場の大手仮想通貨マイニング企業マラソン・デジタル(MARA)は2日、ビットコイン買い増しのために1,200億円分の転換社債の発行を通じて資金調達を行うと発表した。
07:30
マイクロストラテジー会長、マイクロソフトにBTC投資を提案
マイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長は、マイクロソフトのCEOと取締役会に対し、仮想通貨ビットコインに関するプレゼンを実施。マイクロソフトがビットコインに投資すべき理由を説明した。
07:15
XRP現物ETFの上場申請に大きな進展 米WisdomTreeがS1書類を提出
米資産管理会社WisdomTree(ウィズダムツリー)は2日に仮想通貨XRP現物ETFに関連するS-1書類をSECへ提出し申請プロセスを加速させた。XRPの価格は3ドル手前まで高騰した。
06:35
ナイキ傘下のRTFKT、事業を完全停止へ
ナイキ傘下のNFTプロジェクトのRTFKTが3日、2025年1月末までに事業を完全に停止すると発表した。CloneXへの影響はまだ明確ではない。
06:15
ミームコインMOODENG(ムーデン)が60%急騰、コインベースの上場発表受け
コインベースが3日、仮想通貨ミームコイン「ムーデン(MOODENG)」を新たに上場する意向を示した。価格が大幅に急騰した。
05:55
今週もビットコイン追加購入、2200億円相当 米マイクロストラテジー 
新たな買い増しにより、米マイクロストラテジーの仮想通貨ビットコイン保有額はさらに15,400 BTC増加し、総保有量が402,100 BTCとなった。
05:40
米政府、1400億円相当のビットコインをコインベースへ送金 売圧懸念高まる
米国政府が月曜日深夜一時半ごろ、「シルクロード」から押収された約19,800 BTCのビットコイン(2,900億円相当)を新たなアドレスへ移動させた。ビットコイン価格はこのニュースに影響され一時急落した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧