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中国政府、仮想通貨のマネロンに対処して法改正へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

 

マネーロンダリング防止法を改正へ

中国は、暗号資産(仮想通貨)に関連するリスクに対処するためマネーロンダリング防止(AML)法の改正を計画している。サウスチャイナ・モーニング・ポストが15日に報じた。

中国の李強首相が議長を務める国務院会議が、2007年より発効している現行のAML法の改正草案を議論しており、今後、国家議会による審査のために提出する予定だ。

修正案の全文は公開されていないものの、改正議論に参加している北京大学法科大学院教授のWang Xin氏は、新たなタイプのマネーロンダリングと闘うことが改正の主な目的だと述べた。

香港の法律事務所キング・アンド・ウッド・マレソンズのパートナー、Andrew Fei氏は法改正について次のように意見している。

仮想通貨を使った違法活動のリスクに対処するために考えられる方法は、改正AML法で仮想通貨に明示的に言及し、仮想通貨や新興技術から生じる問題に対処する追加の権限や方法を当局に与えることだ。

また、中国では仮想通貨とその関連活動が禁止されているものの、仮想通貨は国境を越える分散化された性質を持っているために、依然として中国に直接・間接の影響を与えうるとも指摘した。

中国は2021年より仮想通貨の取引やマイニングの禁止を厳格化しており、最近では仮想通貨による外貨交換の取締りも強化している。

ステーブルコインUSDTなどを介して人民元と他国の法定通貨を交換して利益を得ていた事業者を「政府による外国為替監視を回避した」として摘発する事例が続いているところだ。

関連: 中国、仮想通貨テザー(USDT)などによる外貨交換の取締り強化

取締り下でも仮想通貨取引活発化

中国人民銀行総裁が昨年10月に「仮想通貨取引などの投機活動」を徹底して取り締まると表明するなど、中国は仮想通貨に厳しく監視の目を光らせている。

しかしこうした状況下でも、一部の中国人の仮想通貨投資への意欲は根強い。禁止令以前に開設した海外の取引所アカウントにVPN(仮想プライベートネットワーク)を利用してアクセスしたり、対面方式のP2P取引などで規制をかいくぐっている状況である。

中国の株式が低調な中、仮想通貨活動はますます活発化しているとも伝えられる。また、仮想通貨取引が認可されている香港を窓口として活用する中国人投資家の存在も確認されているところだ。

関連: 仮想通貨に軸足移す中国人投資家相次ぐ、深刻な中国株低迷を受け=報道

香港当局は仮想通貨に積極的姿勢を打ち出しており、仮想通貨現物ETFの申請も受け付け開始した。1月末には中国の老舗大手ファンド「HFM」がビットコイン(BTC)現物ETFを申請している。

香港の証券先物委員会は2月以降にビットコインETFの申請を承認・上場させる計画だと伝えられる。

関連: 香港初のビットコインETF上場申請、中国の老舗大手ファンド「HFM」

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