3月初の買い増し 2.17兆円の保有に
米マイクロストラテジーは11日夜、暗号資産(仮想通貨)ビットコインを買い増ししたことを発表した。ブラックロックETFのビットコイン保有数を再び超えた。
MicroStrategy has acquired an additional 12,000 BTC for ~$821.7M using proceeds from convertible notes & excess cash for ~$68,477 per #bitcoin. As of 3/10/24, $MSTR hodls 205,000 $BTC acquired for ~$6.91B at average price of $33,706 per bitcoin. https://t.co/YayyKtpz8d
— Michael Saylor⚡️ (@saylor) March 11, 2024
今回は8.21億ドルの金額で12,000 BTCのビットコインを取得。平均取得価格は68,477ドルだったという。今回の買い増しによって、同社のビットコイン保有数は205,000 BTC(2.17兆円)へと増え、全体の平均取得コストは前回の31,544(2月)から33,706ドルに押し上げられた。
ビットコイン購入の資金は、先週発表されて実施された転換社債からの資金調達および他のキャッシュによるものだった。ビットコイン買い増しを発表する前に、8億ドルを転換社債で調達したとも報告した。
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今回の買い増しで、同社のビットコイン保有数はブラックロックのビットコイン現物ETF iシェアーズ・ビットコイン・トラストETF(IBIT)の約196,000 BTC運用額を再び超えた。
強気なセイラー氏
ビットコイン投資を率いるマイクロストラテジーのセイラー会長は今回の買い増しの後に、CNBCの番組に出演し、ビットコインが将来、ゴールド(金)より価値を持つことになると話した。
同氏はビットコインの優位性について、「少なくともデジタル・ゴールドであることは間違いなく、ゴールドの立ち位置に取って代わるだろう」とし、例として、金はビットコインとは異なり、ニューヨークから東京へ数分で簡単に移動することはできないと指摘した。
また、ビットコインが巨大なSPDR S&P500 ETF(S&P500指数ETF)を含む他のリスク資産から資金をシフトさせ、ブラックロックがグローバル・アロケーション・ファンドでビットコインETF取得を計画しているのと同様に、ビットコインが他のファンドにも登場し始めることを見込んだ。
先週、ブラックロックはSECへの書類で、2.6兆円規模のグローバル・アロケーション・ファンドにビットコイン現物ETFを購入し組み入れる可能性があると伝えた。
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ビットコインは史上最高値を更新し昨夜70,000万ドル台を突破。現在72,067ドルで取引されている。また、マイクロストラテジーの株価は前日比で4.11%高となった。
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