調達金額1億ドル増え
暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を最も保有する米上場企業マイクロストラテジーは転換社債の資金調達で、7億ドルを調達する予定だ。
今回変更した金額は、先日発表した予定の6億ドルを上回っている。投資家からの高い需要が示されている。調達額が1億ドル増えたことを受け、マイクロストラテジーの株価はビットコインが先日の急落から回復するにつれ、前日比で+18.57%高となった。
今回販売した転換社債は、年利0.625%で、株式への転換価格を1口1,497.68と設定。この価格は当初の1,051.01ドルより約42.5%のプレミアムがついている。(転換社債とは、転換社債型新株予約権付社債の略称で、事前に決められた条件で株式に転換できる権利の付いた社債である)
転換の期限や条件について「この債券は、マイクロストラテジーの選択により、現金、マイクロストラテジーのクラスA普通株式、または現金とマイクロストラテジーのクラスA普通株式の組み合わせに転換することができる。2029年9月15日以前は、特定のイベントの発生時および特定の期間のみ、またそれ以降は満期日の直前2取引日目まではいつでも転換可能だ」と記されている。
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マイクロストラテジーは新たに調達した資金の大部分をビットコインの更なる購入に充てる予定だ。同社は現在193,000 BTC(128億ドル)のビットコインを保有している。
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