Napier Points導入へ
利回りのトークン化を提供するDeFi(分散型金融)プロトコル「Napier Finance」が、そのローンチに向けて動き出している。「Llama Race」というゲーム形式のポイント獲得イベントを、メインネットローンチに先駆けて3月27日から開催する。
このレースは、Napier(ネピア)であるトークン生成イベント(実施日は未公表)まで継続される。「Llama Race」では、Napier Financeの独自トークン「NPR」と交換可能になる「Napier Points(ネピアポイント)」が導入される。詳細については、日本人の創業者である小副川祐輔氏が近日発表予定。
利回りのトークン化という領域は、Pendle FinanceなどのセクターリーダーがTVL(預かり資産総額)で10億ドルを超えるなど、近年急速に成長している。
Napierは、市場トップシェアを誇るペッグ通貨同士のDEX「Curve Finance」と連携し、その流動性プールの拡張レイヤーとして機能する。これにより、預け入れ資産の利回りをトークン化し、元本(Principal Token)と分離したデリバティブ資産(Yeald Token)の発行を可能にする。
Napier Financeは特に、2024年に急成長しているLRT(Liquid Re-staking Tokens)市場を戦略的に重視している。「CurveエコシステムをLST/LRTのハブとする」ことを目標としているため、Curveコミュニティから強い支持を受けている。
Napierの主要開発元であるスタートアップNapier Labsは昨年末、Curve Financeの創設者であるMichael Egorovを含む、Curve関連のプロジェクトの創業メンバーらから約1.5億円のエンジェル投資を受けた。
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Llama Raceが段階的に展開
Llama Raceは、全5章から成る「Llama Quest」で構成され、さまざまなゲーム要素を取り入れる。ユーザーの参加レベルによってより多くのNapier Pointsを獲得でき、TGE当日にNPRトークンと交換可能になる。
このポイントは、ソーシャルメディアでの紹介、CurveエコシステムやNapier及びそのパートナーの利用など、さまざまな活動を通じて獲得できる。また、コミュニティが協力して達成するマイルストーンに応じて、TGE時に配布されるNPRトークンの量が増える可能性もある。
ポイントの計算方法やスナップショットのタイミング、Napier Points自体の詳細は、Llama Raceの開催が近づくにつれて発表される予定だ。
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