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ワールドコイン、ユーザーによる個人データ保存を導入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

個人データは個人で保存へ

暗号資産(仮想通貨)プロジェクト「Worldcoin(ワールドコイン)」は個人データ保管の安全性を強化するために、「パーソナル・カストディ」と呼ばれる機能を実装する予定だ。

今までは、ユーザーが、目の虹彩バイオメトリック・データをワールドコインのサーバーに、暗号化して保存するか、オーブ(球体)からすぐ削除するかとの2つのオプションを選択することができたが、「パーソナル・カストディ」では、バイオメトリック・データを、ユーザーの個人的なデバイス(主にスマートフォン)で保管されることになる。

また、ユーザーは自身のデバイスでデータを保管する他、自ら削除することもできる。

パーソナル・カストディは、昨年12月に発表された「World ID 2.0」計画の一環にあったもの。World ID 2.0では、虹彩を提供しなくてもワールドIDを作れるようにしたり、ゼロ知識証明を活用したりしてプライバシーを強化している。

関連:ワールドコインの分散型ID、RedditやMinecraftなどで利用可能に

ワールドコイン開発のTools for Humanityのプロダクト責任者Tiago Sada氏は、The Blockに対し、Worldcoinプロジェクトは常にプライバシーを真剣に考えてきたが、今回の個人保管イニシアチブは、まだサインアップしていない潜在的なユーザーが感じる信頼レベルを強化する機会だと考えていると語った。「以前はデフォルトですべて削除されていたとはいえ、ユーザーが自分のデータをどうするかコントロールできるようになったことで、誰も信用(トラスト)する必要がなくなり、安心感が得られるだろう」と付け加えた。

世界の36か国でID認証を行っており登録人数が約400万人に達しているワールドコインはさまざまなプライバシー保護策を講じているが、多くの政府からの監視や懸念が軽減されていないのが現状だ。

2月29日には韓国の個人情報保護委員会は虹彩スキャンなど個人情報の収集・処理に関する苦情を受け、個人情報の収集・処理方法についての調査に着手すると発表した。

一方、ワールドコイン側は先週、第三者機関であるITセキュリティ企業Trail of Bitsによる監査結果を発表した。「個人を特定できる情報がオーブによって収集されておらず、ワールドコインのプロジェクト目標に関連して直接悪用できるようなコードの脆弱性は発見されなかった」との結論が出された。

関連:ワールドコイン、Orbの個人情報収集について監査結果を報告

なお、仮想通貨ワールドコイン(WLD)はイーサリアムL2のOptimism上で発行されており、年初来2.2倍上昇していた。

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