はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ワールドコインの分散型ID、RedditやMinecraftなどで利用可能に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

アプリの対応を拡大

ChatGPT開発企業「OpenAI」のサム・アルトマンCEOらが進める暗号資産(仮想通貨)プロジェクト「Worldcoin(ワールドコイン)」は13日、「World ID 2.0」をローンチしたことを発表した。

今回ユーザーのIDシステムをアップデートしたことで、ボットと認証された人間の区別がより容易になった。また、RedditやTelegram、Minecraft、ShopifyなどSNSやゲーム、電子商取引(EC)サービスでワールドコインのIDを利用できるようにもなるという。

World ID 2.0は「インターネットのための人間のパスポート」と説明されている。OpenAIらの取り組みでAIの技術が発展してきたことで最近は特に人間とAIを区別する必要性が高まってきており、ワールドコインのプロジェクトはこの問題にも取り組んでいる。

ワールドコインのIDはこれまでもDiscordなどで利用できるようになっていたが、今回対応するアプリを増やした。また、開発者が「World IDでサインイン」の機能を容易に導入できるように開発者向けのプラットフォームも提供している。

今回の発表によれば、ワールドコインや人間を判別する技術に対する関心は高まっており、World IDの認証数が今年1月の100万以下から、11月末には250万超に増加。目の虹彩をスキャンしてIDを付与する機器「Orb」が設置してある場所も、メキシコやシンガポールを追加するなどして増えているという。

本記事執筆時点で仮想通貨WLDの価格は2.56ドル。前日比で6.5%上昇している(CoinGecko参照)。

関連仮想通貨Worldcoin、分散化目標と助成金プログラムを初公開

IDを分類

「World ID 1.0」がローンチされたのは2023年初め。公式サイトでは、2.0へのアップグレードは2024年初めにかけて段階的に継続していくと説明している。また、対応するアプリを増やしていくとも述べた。

World IDはスマートフォンのアプリからでも入手できるが、Orbを使って登録した場合などと区別される。公式サイトによればWorld ID 2.0は3つのレベルに分けられているという。

Orbを使って登録したユーザーは重要な認証を行うことができ、一方でサービスを提供する側はユーザーの登録方法によってアクセスや利用を制限することも可能になった。

虹彩を提供しなくてもIDを作れるようにしたり、ゼロ知識証明を活用したりして、ワールドコインのプロジェクトはプライバシーも強化しているというが、データ収集や個人情報の取り扱いについて各国当局らは懸念を示している。

関連イーサリアム共同創設者ブテリン氏、仮想通貨「Worldcoin」の課題を考察

今年7月には英国やフランス、ドイツの当局がワールドコインを調査する、またはしていることが明らかになっていた。

関連Worldcoinがセキュリティ監査報告を発表 情報保護も対象

ゼロ知識証明とは

証明(Proof)プロトコルの一種。証明者が「自身の主張は真実である」以外の情報を検証者に開示することなく、その主張が「真実である」と証明するメカニズムを指す。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMCの据え置きが現実味を増す|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC対円相場は1400万円割れまで下落。ヌビディア好決算後も1400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長。12月FOMCでの金利据え置き観測が強まる。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金融庁の暗号資産規制方針に高い関心
今週は、金融庁の仮想通貨規制方針、ビットコイン採掘割合の95%到達、ビットコインとイーサリアムの市況分析に関する記事が関心を集めた。
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
06:02
金持ち父さん著者キヨサキ、3.5億円分ビットコインを売却し広告事業投資へ 以前の姿勢から一転
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が11月22日、約225万ドル相当のビットコインを売却し、外科センターと看板広告事業に投資すると発表した。以前の「売らずに買い続ける」発言から一転した。
05:45
マイケル・セイラー、指数除外懸念に反論「ストラテジーはファンドではない」
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は主要株価指数からの除外懸念に対し「我々はファンドではなく上場事業会社だ」と反論した。
11/21 金曜日
17:25
米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧