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ミームコインとは?買い方・探し方 PEPEやWIF、FARTCOINをDEXで購入する方法

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ミームコイン市場を探し、購入する方法

インターネットミーム(meme)からインスピレーションを得た「ミームコイン」は、2025年の仮想通貨市場で最も注目を集めるセクターの一つとなっています。国内取引所ではSHIB、DOGE、PEPEなどが取引可能ですが、TRUMP、FARTCOINなどの新興コインを入手するには「DEX(分散型取引所)」の活用が不可欠です。本記事では、初心者から経験者まで活用できるDEXの選び方と使い方を詳しく解説します。

2025年5月12日ミームコインのトップ銘柄 出典:コインゲッコー

イーサリアム系の「PEPE」「FLOKI」、ソラナ系の「TRUMP」「WIF」「FARTCOIN」など、時価総額上位で活発なコミュニティを持つ代表的銘柄を中心に解説します。取引リスクや安全対策も詳説し、初心者でも安心して投資を始められる手順を提供します。

ミームコイン購入の流れと記事の内容

  1. 市場リサーチ最適なDEXの選び方:DeFiLlama、CoinMarketCapの活用法
    ケーススタディWIF(dogwifhat)、FARTCOINの市場を探す
  2. ウォレット準備と基軸通貨の取得メタマスク(ETH用)ファントム(SOL用)の設定
  3. DEXでの取引UniswapRaydiumJupiterなどのプラットフォームでのスワップ方法
  4. 主要なETH・SOL取引所の特徴早見表
  5. 代表的銘柄と安全対策ソラナ系イーサリアム系の人気ミームコインとリスク管理

DEXリサーチの肝:流動性の確認方法

ミームコイン取引で成功するための最重要ポイントは、適切な流動性を持つDEXを選ぶことです。流動性が高い取引所を利用することで、以下のメリットが得られます:

  • 注文が素早く約定し、取引のタイミングを逃さない
  • スリッページ(予想価格と実際の取引価格のずれ)を最小限に抑えられる
  • 高額取引でも価格への影響が少なく済む

ここでは、2025年の市場状況に最適化された、流動性の高いDEXを効率的に見つける方法をご紹介します。

1. ミームコイン市場リサーチ
  1. DeFiLlamaを活用した取引所分析
  2. コインマーケットキャップなどで銘柄情報を調査する方法
  3. ケーススタディ:WIF(dogwifhat)、FARTCOIN

DeFiLlamaを活用した取引所分析

DeFiLlamaは、DeFiプロトコルの総ロック価値(TVL)や流動性データを集約して提供するダッシュボードです。複数のブロックチェーンにわたるプロトコルのパフォーマンスと流動性を比較するのに役立ちます。

流動性データの分析方法

DeFiLlamaのDEXsセクションでは、各取引所(②)の重要指標を一目で比較できます。特に注目すべきは24時間取引量と週間取引量(③)で、これらの数値が高いほど活発な取引が行われていることを示しています。急成長中のミームコインでは、この指標が継続的に上昇しているDEXを選ぶことが賢明です。

TVL(Total Value Locked)指標(④)は、そのDEXにロックされている資産の総額を表し、プラットフォームの安定性と信頼性を評価する上で極めて重要です。2025年の市場では、少なくとも1,000万ドル以上のTVLを持つDEXを選ぶことをお勧めします。

ミームコイン取引に向けた、DEX市場の見方

DeFiLlamaのDEX分析画面:①チェーン選択 ②DEX名 ③取引量 ④TVL(出典:DefiLlama) 出典:DefiLlama

ブロックチェーン別の最適DEX選定法

ミームコインはブロックチェーンによって特性が異なります。DeFiLlamaの「Chains」タブ(①)を活用すれば、イーサリアムやソラナなど、特定のブロックチェーン上で最も流動性の高いDEXを簡単に特定できます。

2025年現在、イーサリアム系ミームコインではUniswapが最大の流動性を誇り、ソラナ系ではRaydiumが圧倒的シェアを持っています。ただし、市場状況は日々変化するため、実際の取引前に最新のデータを確認することを強くお勧めします。

コインマーケットキャップなどで銘柄情報を調査する方法

DeFiLlamaが提供する全体的な市場分析に加えて、特定のミームコインに最適な取引所を正確に把握するには、コインゲッコーやコインマーケットキャップが非常に強力なツールとなります。これらのプラットフォームは日本語インターフェースに対応しており、初心者でも簡単に利用できます。ここでは、コインマーケットキャップを使った具体的な分析手順をご紹介します。

ステップバイステップ:最適取引ペアの見つけ方

①まず、コインマーケットキャップの公式サイトにアクセスし、検索窓に調査したいミームコインの銘柄名(例:「PEPE」「BONK」「WIF」など)を入力します。サイト上部の言語設定で日本語を選択すると、より使いやすくなります。

CoinMarketCapでのPEPE検索結果画面

コインマーケットキャップでPEPEを検索した結果画面

②銘柄ページにアクセスしたら、「市場」タブをクリックし、さらに「DEX」サブタブを選択します。この表示により、中央集権型取引所ではなく、分散型取引所(DEX)での取引データのみにフィルタリングされます。

③DEXタブでは、各取引ペアの24時間取引量がリアルタイムで表示されます。この例では、PEPEコインの場合、「PEPE/WETH」ペアがUniswap上で最も高い流動性を持っていることが明確に示されています。

重要ポイント: WETHは「Wrapped ETH」の略で、イーサリアムをERC-20トークン規格に変換したものです。これはDEX上でのトークン交換を可能にするための技術的な仕組みで、実質的にはETHと同じ価値を持ちます。

このデータから、最適な購入方法が見えてきます:国内の取引所でイーサリアム(ETH)を購入し、それを自分のウォレット(MetaMaskなど)に送金した後、Uniswapを通じてPEPEを購入するのが最も効率的だとわかります。

ケーススタディ:WIF(dogwifhat)、FARTCOIN

CoinMarketCapでのWIF取引所データ

WIF(dogwifhat)の主要な取引市場 出典:コインマーケットキャップ

別の例として、ソラナブロックチェーン上の人気ミームコインdogwifhat(WIF)を調査してみましょう。このコインではRaydiumやOrcaといったソラナ専用DEXでの取引量が突出しています。FARTCOINも同様です。

FARTCOINの主な市場 出典:同上

このように、各ミームコインごとに最適な取引プラットフォームは異なります。コインマーケットキャップを活用することで、購入を検討している特定のミームコインに対して、最も流動性が高く、スリッページの少ない取引所を正確に特定できます。これは特に大量取引を行う場合や、価格変動の激しい新興ミームコインを取引する際に極めて重要です。

実践的アドバイス:取引前に複数のDEXの流動性データを比較することは重要ですが、2025年現在、ソラナエコシステムではJupiter のような流動性アグリゲーターが登場し、この手間を大幅に省略できます。

Jupiterは複数のDEXから自動的に最良レートを検索し、最も効率的な取引ルートを提案します。 Jupiterは基本取引に0.1%のプラットフォーム手数料を課しています(公式サポート情報より)

これはDEXの基本手数料(Raydiumなら0.25%など)に追加される形になりますが、利便性や複数取引所からの最適ルート提案による価格改善効果を考えると十分検討に値します。手数料や具体的な使い方については後ほど詳しく解説します。

ミームコイン投資に必要なイーサリアム・ソラナを購入するなら

〈注意事項: 海外の取引所は日本の法規制の管轄外にあるため、トラブルが発生した際に金融庁からの保護を期待することができません。
また、ウォレットのセキュリティ強化やハッキング対策の知識も極めて重要です。海外のNFTゲームを利用する際には、これらのリスクを充分に理解し、慎重に行動することが必要です。〉

DEXの使い方

ここからは、ミームコイン投資の核心部分となるDEX(分散型取引所)の具体的な使い方を解説します。

本セクションでは、2025年現在で最も利用されている二大DEXプラットフォーム — イーサリアム系の「Uniswap」とソラナ系の「Raydium」、「Jupiter」の使い方を詳細に解説します。

初めてのDEX利用は戸惑うこともあるかもしれませんが、ウォレットの設定やスワップの手順をしっかりと確認することで、安全かつ効率的に取引を行うことができます。

2. DEXでのミームコイン購入方法
  1. イーサリアム系ミームコイン取引:Uniswap使い方
  2. ソラナ系ミームコイン取引:Raydium、Jupiter使い方
  3. ソラナエコシステムの代替オプション:Orcaの活用法

Uniswap:イーサリアム系ミームコイン取引の定番プラットフォーム

1. イーサリアム対応ウォレットの設定

イーサリアム(ETH)ネットワーク上のミームコインを取引するには、まず対応ウォレットが必要です。MetaMaskは最も広く使われており、安全性と使いやすさを兼ね備えています。ブラウザ拡張機能とモバイルアプリの両方が利用できるため、どのデバイスからでも取引が可能です。

MetaMaskのインストール後は、新規ウォレットを作成し、表示されるシードフレーズ(12または24単語)を紙に記録して安全な場所に保管してください。このシードフレーズは、ウォレットの復元に必須であり、紛失や漏洩は資産喪失につながる可能性があります。

詳細ガイド:メタマスクの使い方、仮想通貨の送金や交換:スワップ、便利機能を図解で簡単に

2. ETHの入手と送金:ガス代を抑える最新テクニック

次に、取引に使用するETHをウォレットに用意します。国内取引所(SBI VCトレード、bitbank、GMOコインなど)でETHを購入し、MetaMaskアドレスに送金するのが基本的な方法です。

【2025年最新:ガス代節約のためのレイヤー2活用法】

イーサリアムのガス代(取引手数料)を抑えるには、Arbitrum(ARB)などのレイヤー2ソリューションを活用する方法が効果的です。これにより、取引コストを最大90%削減できることがあります。

実践ガイド:レイヤー2を活用した低コスト送金テクニック

※重要:ミームコイン取引ではチェーンの選択が重要です。2025年現在、主要ミームコインの流動性はまだイーサリアムメインネットに集中しているため、特に初心者は安全のためにメインネットでの取引をお勧めします。BaseやOPなどのエコシステムも拡大しており、必要に応じて慎重に範囲を拡げていきましょう。

3. Uniswapへの接続:インターフェースの活用法

ETHの準備ができたら、Uniswap公式サイトにアクセスします。トップページ右上の「Launch App」ボタンをクリックすると、取引インターフェースに移動します。

Uniswapトップページ

Uniswapトップページ(出典:Uniswap)

Uniswapインターフェース

Uniswapインターフェース(出典:Uniswap)

①インターフェース左上のネットワーク選択メニューで、使用するブロックチェーンを選択します。ミームコイン取引にはEthereumメインネットを選択するのが一般的です。

②右上の「Connect Wallet」ボタンをクリックし、MetaMaskを選択してウォレット接続を行います。ポップアップが表示されたら、接続を承認します。

③言語設定アイコンから日本語表示に切り替えることができます。2025年版のUniswapでは日本語対応が大幅に改善されています。

④インターフェース左側の「Swap」タブが選択されていることを確認します。これが通常の取引画面です。

4. ミームコインの購入:詳細ステップとテクニック

取引画面で、ETHをミームコインにスワップ(交換)する設定を行います:

Uniswapトークン選択画面

トークン選択画面(出典:Uniswap)

上段(「Sell」側)にはETHが、下段(「Buy」側)には購入したいミームコイン(例:PEPE)を選択します。下段の「Select a token」をクリックし、表示される検索窓に「PEPE」などのトークン名を入力すると、該当するトークンが表示されます。

Uniswapスワップ確認画面

スワップ確認画面(出典:Uniswap)

マイナーコインの検索テクニック: 新しいミームコインや知名度の低いコインはUniswapの検索に表示されないことがあります。そのような場合は、コインマーケットキャップや公式サイトでコントラクトアドレスをコピーして、Uniswapの検索窓に貼り付けることで取引が可能になります。

コントラクトアドレスは公式サイトで公開されている(TRUMPトークンの例) 出典:OFFICIAL TRUMP

売却するETHの数量を入力すると、自動的に取得できるミームコインの数量が表示されます。内容を確認し、「スワップ」ボタンをクリックすると、取引確認画面が表示されます。

Raydiumの使い方(Solana系)

次は、OFFICIAL TRUMP(TRUMP)を題材に、「Raydium」での買い方を紹介していきます。

1. ソラナ対応ウォレットの準備

ソラナエコシステムでの取引には、専用のウォレットが必要です。2025年の市場では、Phantomウォレットが最も安全で使いやすいオプションとして広く支持されています。スマートフォンとPCの両方で利用可能で、使い勝手に優れています。

初めての方は、公式サイトやアプリストアからPhantomをインストールし、新規ウォレットを作成します。このとき表示されるシードフレーズ(復元フレーズ)は、紙に書き留めて安全な場所に保管してください。オンライン上に保存するのは絶対に避けましょう。

詳細ガイド:Phantomウォレットの完全セットアップガイド・セキュリティ対策・ポイ活用法

2. SOLをウォレットに用意する

取引に必要なSOL(ソラナ)を入手するには、国内の取引所(SBI VCトレード、bitbank、GMOコインなど)でSOLを購入し、Phantomウォレットのアドレスに送金します。送金時は必ずSOLのネットワークを選択してください。

ミームコイン投資に必要なイーサリアム・ソラナを購入するなら

3. SOLを国内取引所からPhantom ウォレットへ送金

Phantom ウォレットの作成方法や、国内取引所からのSOLの送金方法は以下の記事で詳しく解説されています。

関連:Phantomウォレット使い方、ソラナを使ったポイ活(エアドロップ)の始め方・セキュリティ対策

4. Raydiumに接続

ウォレットが準備できたら、Raydiumの公式サイトにアクセスして、Phantomウォレットを接続します。

①SWAP画面で「Connect Wallet」をタップ。

②Phantomを選択してウォレットを接続します。

出典:Raydium

5.コインのスワップ

次に、Solana(SOL)を使ってTRUMPを購入します。

①「FROM」タブを選択し、SOLとスワップする数量を入力します。

②「TO」タブにTRUMPを選択します。

検索するときは、Coinmarketcapなどの信頼できるサイトからコントラクトアドレスをコピペしましょう。

出典:Raydium

出典:Coinmarketcap

③「SWAP」ボタンをタップします。

④トランザクションの詳細を確認し、「Approve」をタップします。

出典:Raydium

Raydiumでの取引は、通常低い手数料で行えますが、トランザクションの確認時には必ず手数料の確認を行いましょう。

設定部分で、スリッページ(指値・注文価格と約定価格との差額)許容範囲の調整が可能です。これを設定すれば、上場直後など市場の流動性不足で自身の指値と乖離しかねない場合は取引が約定せず、想定外の損失を被るリスクを軽減することができます。

また、「Show Chart」をタップすると、SOL建のTRUMPのチャートが確認できます。

出典:Raydium

Jupiterの使い方(Solana系)

ソラナチェーン上の最新ミームコインを効率的に取引するなら、Jupiterは2025年現在、最も強力なツールです。複数のDEXの流動性を一度に活用できる「アグリゲーター」として機能し、常に最良の取引条件を自動で提示してくれます。以下では、Jupiterを使った最新のミームコイン購入方法を詳しく解説します。

1. Jupiterへの接続方法

SOLの準備ができたら、Jupiter公式サイトにアクセスしましょう。サイト右上の「Connect Wallet」ボタンをクリックし、表示されるオプションからPhantomを選択します。

Jupiterウォレット接続画面

Jupiterウォレット接続画面:クリックして接続(出典:Jupiter)

ウォレット側で接続許可を求めるポップアップが表示されるので、「接続」を選択します。これでJupiterとウォレットが連携され、取引準備が整います。

2. 最適化された自動ルーティングでミームコインを購入

Jupiterの最大の強みは、複数のDEXから最良レートを自動検索する機能です。具体的な購入手順は以下の通りです:

①インターフェース上部の「Swap」タブを選択し、右側の通貨選択欄をクリックして、購入したいミームコインの名前(例:TRUMP、WIF、BONKなど)を入力します。検索結果から該当するコインを選択します。

②左側のSOL欄に、交換に使用するSOLの数量を入力します。自動的に取得できる右側のミームコイン数量が表示されます。または逆に、取得したいミームコインの数量を入力して、必要なSOL量を算出することも可能です。

③すべての設定が完了したら、画面下部の「Swap」ボタンをクリックします。Jupiterは自動的に最も効率的な取引ルートを計算し、最良の条件を提示します。

Jupiterスワップ画面

Jupiterスワップ画面:①通貨選択 ②数量入力 ③スワップ実行(出典:Jupiter)

取引を確定する前に、トランザクションの詳細画面が表示されます。ここで取引条件、手数料、最終的に受け取るトークン数を確認できます。問題がなければ、「確認」または「承認」をクリックします。

Phantomウォレットでの取引承認画面

Phantomウォレットでの取引承認画面:取引内容を最終確認(出典:Phantom)

3. Jupiter独自のメリット:エアドロップ獲得のチャンス

Jupiterを利用する大きな付加価値として、定期的に行われるJUPトークンのエアドロップがあります。2025年1月23日には、235万のアクティブウォレットに対して総額約5億4600万ドル相当(7億JUPトークン)が配布されました。

次回のエアドロップも発表されており、Jupiterを日常的に利用するだけで、追加の報酬を獲得できる可能性があります。エアドロップの対象となるには、一定期間内の取引量や頻度が考慮されるため、ミームコイン取引をJupiterで継続的に行うことで、次回のエアドロップに参加できる可能性が高まります。

このように、Jupiterは単なる取引プラットフォームを超え、ソラナエコシステム内でのトークン獲得機会も提供する総合的なDeFiツールとなっています。初心者からプロまで、ソラナ上のミームコイン取引には最も適したプラットフォームと言えるでしょう。

主要なETH・SOL取引所の特徴早見表

最後に、ミームコイン投資に向けて、イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)を調達するのに、おすすめ取引所3社の詳細をご案内。メリット・デメリット、取引方法、各種手数料などを比較します。

おすすめ
取引所
メリット デメリット 現物取引 レバレッジ取引 取引所手数料 出庫手数料 備考
1
仮想通貨取引所 SBI VCトレード
SBI VCトレード
ETHの取引所を提供 SOLは取引所に未対応 取引所・販売所 ETHのみ Maker:-0.01%
Taker:0.05%
無料
2
仮想通貨取引所 bitbank
bitbank
出庫対応の早さに定評 特になし 取引所・販売所 ETHのみ メイカー: -0.02%
テイカー: 0.12%
ETH 0.005、SOL 0.009
2
仮想通貨取引所 GMOコイン
GMOコイン
ソラナの取引所(現物取引)あり 特になし 取引所・販売所 ETH(SOL)
Maker:-0.01%(-0.03%)
Taker:0.05%(0.09%)
無料

代表的銘柄と安全対策

  1. ソラナ圏のミームコイン(TRUMP・BONK・WIF)
  2. イーサリアム圏のミームコイン(PEPE他)
  3. DEX取引における重要なリスク管理と安全対策

ソラナ圏のミームコイン

トランプトークン(TRUMP)

TRUMP

出典:トランプ大統領X投稿

トランプトークン(TRUMP)は、2025年1月18日にソラナチェーン上でローンチされたミームコインです。ドナルド・トランプ氏の大統領就任に合わせて発行され、リリース直後から大きな注目を集めています。

TRUMPは、リリースからわずか1日で約2,000%の価格上昇を記録し、一時はドージコインに次ぐ時価総額を達成しました。

1月24日時点で時価総額は約70億ドル(約1兆円)に達し、仮想通貨市場全体で30位、ミームコインセクターではドージコインとシバイヌに次ぐ3位にランクしています。

trunmp-price

出典:コインゲッコー(以下全て同じ)

この急成長は「TRUMPドレイン相場」と呼ばれる現象を引き起こし、他の仮想通貨市場から資金を吸い上げる結果となりました。

しかし、トランプ氏本人がTRUMPトークンへの認識を否定したことや、妻メラニア氏の関連ミームコイン「$MELANIA」の発行などにより、価格は乱高下を経験しています。

TRUMPの最大供給量は10億枚で、その約8割がトランプ陣営の関連企業(CIC Digital LLCとFight Fight Fight LLC)に割り当てられています。これらのトークンは3年間かけて段階的に市場に放出される予定です。

ドッグウィズハット (WIF)

出典:Dogwifhut

Dogwifhat(WIF)は、ピンクのニット帽をかぶった柴犬のアイコンで知られるミームコインです。2023年11月20日の設立以来、2024年5月31日までにその時価総額は5200億円に達しています。WIFはミームコイン市場でトップ4に位置しており、仮想通貨市場全体では34位にランクしています。

WIFは、他のミームコインがステーキングやトークンの焼却(バーン)などの機能を備えている中で、あえてシンプルさを保っています。エコシステムやユーティリティ機能は提供せず、文字通り単なるトークンとして存在しています。

「Dogwifhat」という綴りは、「with」のスペルミスから来ており、プロジェクトのウェブサイトではこのコインを「文字通り帽子をかぶった犬」と紹介しています。この「WIF」はミームコインのトレンドを形成しており、DogWifCat(DWIFC:ドッグウィフキャット)などの関連ミームコインも話題になっています。

Dogwifhatの成功の背景には、活気あるコミュニティの存在があります。2024年3月には、Dogwifhatのアイコンである帽子をかぶった犬の画像を米ラスベガスにある巨大な球体型複合アリーナ「スフィア」に映し出すキャンペーンが行われ、67万ドル(約1億円)の寄付金を集めました。

また、仮想通貨取引所BitMEXの共同創設者であり元CEOのArthur Hays氏も、WIFコミュニティの一員とされており、WIFに関してX(旧ツイッター)に投稿しています。

10ドルに到達するまで帽子は被ったままだ。一緒に行くかいファミリー!

FARTCOIN

FartCoin ロゴ

出典:infinitebackrooms.com

FartCoin(FARTCOIN)は、AIチャットボット「Truth of Terminal」の実験から派生し、2024年10月18日にSolanaブロックチェーン上で公開されたミームコインです。公式サイトと公式Xアカウントが発信するユーモア重視のマーケティングが話題となり、ローンチ直後から急速にコミュニティを拡大しました。

最大供給量は10億枚で、エアドロップやミーム投稿報酬を通じてほぼ全量が流通しています。開発はTruth ofTerminalを手掛けるAndy Ayrey氏が主導し、a16z共同創業者Marc Andreessen氏から5万ドルの助成を受けています。エコシステム拡大に向け、専用DEX「FartSwap」、NFTコレクション「FartNFTs」、環境保全を目的とした「Carbon Offset」バーン機構の実装を進めているところです。

FartCoin 価格推移

FARTCOIN推移(円建て) 出典:CoinMarketCap

価格面では、ローンチ価格0.01ドルから上昇を続け、2025年1月19日に過去最高値327円を記録しました。その後は調整を挟みつつ、5月7日時点では約151円で推移し、時価総額は約1500億円でCoinMarketCapランキング65位に位置しています。Solana系ミームコインとしてはBONKやWIFに次ぐ規模で、高い取引高を維持しています。

BONK(BONK)

出典:BONK

BONKはソラナ上で発行された、柴犬をモチーフにしたミームコインです。

2022年11月にFTXの破綻とアラメダ・リサーチの詐欺事件が発覚した後、ソラナ・エコシステムは大きな打撃を受けました。このような困難な時期に、BONKプロジェクトは「アラメダを倒し、SOLを救え」というスローガンを掲げ、2022年12月25日に立ち上げられました。このプロジェクトはソラナブロックチェーンの分散型取引所の流動性復興を目指し、BONKの総供給量の50%をソラナコミュニティにエアドロップしました。

このような経緯から、BONKプロジェクトは、公平な配布(フェアローンチ)を達成したプロジェクトとして認知され、ソラナ対応のスマートフォン「Saga」に3000万Bonk(執筆時点に10万円)が配布されるなど、コミュニティ全体からの強い支持を受けています。なお、「BONK」というネーミングには自己嫌悪と自虐、そして風刺がこめられています。

BONKは過去1年間で222%成長。2025年1月時点で、BONKの時価総額は4300億円に達し、コインマーケットキャップでトップ60位にランクされています。

イーサリアム圏のミームコイン

ペペ (PEPE)

出典:PEPE

Pepeは、インターネット上の漫画のキャラクター「カエルのぺぺ(Pepe the frog)」に由来しています。

Pepeは誰からもメールが来ない、人生の道を誤ったなど悲しい状況を表すのに使われることが多いミームとして人気になった後、作者の意図した「平和なカエル野郎」というイメージに反してオルタナ右翼の象徴として用いられたという背景もあります。

2023年には、発行後すぐに4,000倍以上の値上がりを経験、PEPEはイーサリアム上でそのニッチな地位を確立しました。Pepeは認知度の高いミームとの結びつきと、コミュニティ・エンゲージメントへの重点が、その人気を牽引し続けています。

また長期間のステーキング(ロックアップ)参加者に報酬を与える再分配システムを採用し、プロジェクトへのコミットメントを継続できるようインセンティブを提供します。さらにPepeは、定期的にコインの一部が流通量から永久に除去されるバーン(燃焼)の機能を備えています。PEPEの最大供給量は420兆6900億に上りますが、バーンにより、希少性を維持することを狙いとしています。

2025年1月1日時点にその時価総額は1.4兆円に達しています。PePeはミームコイン市場でトップ3に躍り出ており、仮想通貨市場全体では25位にランクしています。

FLOKI(Floki Inu)

FLOKI(Floki Inu)は、イーロン・マスクの愛犬に由来しているミームコイン。

2021年に発行されて以来、FLOKIはその独特なブランドとコミュニティのサポートにより、急速に成長してきた。46万人以上のホルダー。イーサリアムおよびバイナンススマートチェーン上で運用されています。

特に、FLOKIのエコシステムはDeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)に対応しており、DeFiストレージプロトコルのFlokiFi Lockerは、GameFiやNFTプロジェクトと連携するなど、さらなる人気の一因となっています。

また、FLOKIは長期間のステーキング(ロックアップ)に参加するユーザーに報酬を与える再分配システムを採用しており、プロジェクトへのコミットメントを促進しています。さらに、定期的にコインの一部を流通量から永久に除去するバーン(燃焼)機能を備えており、希少性を維持しようとしています。

2024年5月31日までにFLOKIの時価総額は3855億円に達し、仮想通貨市場全体では54位にランクインしています。

リスクと安全対策

ミームコインを含む暗号資産の取引には、多くのリスクが伴います。これらのリスクを理解し、適切な安全対策を講じることが重要です。

以下に、主要なリスクとそれに対する対策を説明します。

1.価格のボラティリティ

ミームコインは特に価格の変動が激しく、短期間で大きな価格変動が起こり得ます。これは投資家にとって大きな利益を生む可能性もありますが、大きな損失をもたらすリスクもあります。

対策: 投資額を慎重に決定し、全資産を一度に投入しないように分散投資を行う。投資対象の価格動向を常に監視し、必要に応じて迅速に対応できるようにします。

2.詐欺やフィッシング

ミームコインの中には、実際には価値のない詐欺プロジェクトも存在します。これらのプロジェクトは、投資家から資金を騙し取ることを目的としています。

対策:プロジェクトの公式サイトやSNSアカウントから最新情報を確認し、信頼できる情報源を利用します。また不審なリンクやメールをクリックしないようにし、公式チャネルからの情報のみを信頼します。

3.ハッキングリスク

DEXやウォレットがハッキングされるリスクがあります。これにより、ユーザーの資産が盗まれる可能性があります。

対策: 強固なセキュリティ対策が施されたウォレットを使用し、2段階認証(2FA)を有効にします。可能であれば、ハードウェアウォレットの使用を検討します。

4.プライベートキーの管理

プライベートキーはウォレット内の資産にアクセスするための重要な情報です。これを適切に管理しないと、資産が失われるリスクがあります。

対策: プライベートキーはオンライン環境で保存せず、紙に書いて安全な場所に保管します。また、バックアップを複数作成し、異なる安全な場所に保管します。

これらのリスクと安全対策を理解し、実践することで、ミームコイン取引の安全性を高めることができます。適切な知識と慎重な判断をもって取引を行い、リスクを最小限に抑えましょう。

ミームコイン投資に必要なイーサリアム・ソラナを購入するなら

補足. リスク管理:スリッページ設定と手数料最適化
Uniswapスリッページ設定画面

スリッページ設定画面(出典:Uniswap)

ミームコイン取引では、価格変動が激しいため、スリッページ設定が非常に重要です。スワップ画面右上の設定アイコン(⑥)をクリックすると、スリッページ許容範囲を調整できます。

スリッページ設定のコツ:

  • 一般的な設定値は1〜3%ですが、流動性の低いミームコインの場合は5〜10%まで設定することがあります
  • 設定値が低すぎると取引が失敗する可能性が高まり、高すぎるとボットによる「サンドイッチ攻撃」のリスクが増加します
  • 取引前に⑤の箇所でガス代(取引手数料)を必ず確認し、イーサリアムネットワークが混雑している時間帯は避けることでコストを抑えられます

取引確認画面では、最終的な取引条件と手数料を確認できます。問題がなければ「確認する」をクリックし、MetaMaskに表示される確認ダイアログで取引を承認します。

高度な知識:DEX取引における「サンドウィッチ攻撃」とその対策法

以上のステップを踏むことで、UniswapでのETH系ミームコイン取引が完了します。次のセクションでは、ソラナ系ミームコインの取引プラットフォームであるJupiterの使い方を解説します。

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