はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Bybit世界2位に、仮想通貨出来高ランキングでバイナンスを猛追

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の出来高増加

暗号資産(仮想通貨)のデータプロバイダー「Kaiko」は24日、仮想通貨取引所Bybitが、出来高に基づくマーケットシェアを大きく伸ばしていると発表した。

23年10月から24年6月にかけて、Bybitのシェアは8%から16%に拡大したと指摘。そして、今年3月に米コインベースを追い抜き、バイナンスに次いで世界2位になったとしている。

関連Kaikoが仮想通貨取引所の世界ランキング発表 国内最上位はビットバンクやビットフライヤーがランクイン

Kaikoは今回、リサーチチームが作成した「Data Debrief」というレポートを公開。その中で「米国でビットコイン現物ETFがローンチされた後に世界で仮想通貨取引が増えたが、全ての取引所が平等に恩恵を受けているわけではない」とし、Bybitのシェア拡大に言及した。

ETFとは

「Exchange Traded Fund」の略。金融商品取引所に上場している投資信託を指し、仮想通貨に限らず幅広い金融商品が取引されている。

▶️仮想通貨用語集

以下の画像は、主要取引所のシェアを表したグラフ。Kaikoは、23年10月以降に仮想通貨取引が増加し始めたとしている。昨年10月時点でもBybitはコインベースを1%上回っていたが、6月にはBybitのシェアがコインベースの2倍となった。

出典:Kaiko

現在も1位のシェアを誇るバイナンスについてKaikoは、「コインベースのシェアが23年10月から1%しか増えていないことよりも、バイナンスが同期間に6%もシェアを減らしていることの方が驚きが大きい」と主張。「複数の米当局と和解して規制リスクは減ったにも関わらず、23年10月以降、シェアが6%減った」と述べている。

関連バイナンスとコインベースのSEC訴訟|仮想通貨規制の現状と業界の反応を整理

シェア拡大の要因

Kaikoは、Bybitで出来高が増加した要因の1つに、手数料が業界最低水準であることを挙げた。以下の画像は、一定の条件に基づいて、CEX(中央集権型取引所)の手数料を比較したグラフ。たしかにコインベースなどに比べて、手数料が安価であることがわかる。

出典:Kaiko

関連Bybit、ソラナ基盤Zeta MarketsのZEXトークン新規上場へ

一方で、バイナンスらも安価な手数料で取引が行えたり、多くの取引所が手数料無料キャンペーンなどを行ったりしていることから、Bybitの出来高増加には、別の要因があるはずであるとKaikoは主張。そして、その要因は取引されている銘柄にもあると指摘した。

以下の画像は、Bybitにおける出来高の銘柄ごとのシェアの比較。昨年と比較して、今年は相対的にビットコインとイーサリアムの取引が多く行われていることが示されている。

出典:Kaiko

Kaikoは、バイナンスではビットコインとイーサリアムの取引の割合が減少しているとも指摘。そして、他のアルトコインは、リスク回避の影響を受けやすく、弱気相場では出来高が減りやすいと述べた。

そのため、ビットコインとイーサリアムの取引の割合が大きいBybitは、シェアを拡大することができているとみている。

関連ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

関連イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/17 水曜日
18:00
日本でステーブルコイン普及のハードルと可能性は?|WebX2025トークセッション
WebX2025で日本円建てステーブルコインの普及をめぐるパネルセッションが開催された。専門家がステーブルコインの課題やユースケース創出をめぐって徹底議論した。
17:43
メタプラネット、「Bitcoin.jp」ドメインを取得 「ビットコインジャパン」も設立
メタプラネットは「Bitcoin.jp」を戦略的に取得し、新会社を設立。国内ビットコイン事業の拡大と収益基盤強化を目指す。
15:15
ビットコイン・スタンダード著者、アルゼンチン・ミレイ政権の経済政策を「ポンジスキーム」と指摘
ビットコイン・スタンダード著者のサファディーン・アモス氏が、アルゼンチンのミレイ政権の経済政策を「国家規模のポンジスキーム」と痛烈に批判。キャリートレードによる金融システムの崩壊リスクと、自由主義政策の矛盾を解説した。
13:30
11年間休眠のビットコインクジラが1000BTC移動、170億円相当
11年以上休眠していたビットコインクジラが17日朝、1000BTCを4つの新しいアドレスに移動したことがオンチェーンデータで判明した。
11:40
コインベース、銀行の「預金流出」懸念を否定 ステーブルコイン規制めぐり反論
米仮想通貨取引所大手コインベースが銀行業界のステーブルコイン規制変更要求に対し、預金流出は根拠のない神話だとする反論文書を発表した。
10:45
米ビットコイン法案承認に向けた円卓会議、セイラー会長らが出席
米連邦議会でビットコイン法案の円卓会議が開催され、ストラテジーのマイケル・セイラー氏らが出席。この法案では米政府が合計で仮想通貨ビットコインを100万BTC購入することなどが提案されている。
10:02
米国と英国、仮想通貨市場などで連携強化を協議=報道
ベッセント米財務長官、リーブス英財務相が仮想通貨分野での連携強化を協議した。リップル社なども出席した会合で、英米テックブリッジ関連で話し合いが行われた。
09:40
バイナンス、米司法省との監視官解除交渉が進行中=報道 
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスが43億ドルの和解合意で課された外部監視官の要件が解除される可能性について米司法省と協議していることが報じられた。BNBが上昇。
08:40
サークル、ハイパーリキッド上でUSDC展開へ HYPE投資も実施
大手ステーブルコイン発行企業のサークルがデリバティブ取引DEX最大手のハイパーリキッドでUSDCのネイティブサポートを開始すると発表した。
08:10
米SECの仮想通貨ETFの新たな上場基準、10月にも適用開始か
Bitwiseの最高投資責任者は、米SECの仮想通貨ETF上場の汎用的なルールが10月にも適用される可能性があると分析。それによって多くの仮想通貨ETFが誕生する可能性があると述べた。
07:55
イーサリアム、DAT企業からの恩恵で優位性維持か スタンダードチャータード分析
スタンダードチャータード銀行のジェフリー・ケンドリック氏が、デジタル資産トレジャリー企業の台頭においてイーサリアムがビットコインやソラナより有利になると分析した背景と、mNAV低下による業界への影響について解説。
07:00
NYSE上場のクリーンコア、1億ドージコインを追加取得し総保有量6億DOGEを突破
NYSE American上場企業のクリーンコアソリューションズが16日に1億枚のドージコインを追加取得し、公式ドージコイン・トレジャリーの総保有量が6億枚を超えたと発表した。
06:25
米国でXRPとドージコインETFが今週上場予定か、専門家の見解は
米国でXRPとドージコインのETFが今週木曜日に上場予定と報じられた。1940年投資会社法を活用した新しい仕組みで、ケイマン諸島子会社を通じた投資構造を採用。
05:55
トム・リー予測、FRB利下げでビットコインとイーサリアムが3ヶ月以内に大幅上昇か
ETHトレジャリー企業ビットマインの会長でもあるトム・リー氏がCNBCで、FRBの利下げによりビットコインとイーサリアムが今後3ヶ月で大幅な上昇を見せる可能性があると予測した背景と根拠を詳しく解説。
05:30
グーグル、AI決済でステーブルコイン対応
グーグルが16日に発表した新しいAI決済プロトコルは、ステーブルコイン対応を含む機能でAIエージェント間の自動決済を可能にする。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧