はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ワールドコイン開発会社がグーグルやアップルの元幹部4名を雇用 プライバシーとセキュリティ対策強化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

元グーグル・アップル幹部4人

ワールドコイン(Worldcoin)のプロトコル・アプリケーション開発を手がけるTools for Humanity(TFH)社は、元グーグル、元アップル、元X(旧Twitter)などで幹部を務めた4人の上級役員を新たに採用したことを発表した。プライバシー、セキュリティ、アイデンティティ管理の分野を強化する狙いだ。

新たに加わった幹部陣は以下の通り:

  • ダミアン・キーラン(Damien Kieran)氏:最高プライバシー責任者(CPO)。X(旧Twitter)でCPOを務めた経歴を持つ。
  • エイドリアン・ルートヴィヒ(Adrian Ludwig)氏:最高情報セキュリティ責任者(CISO)。元Googleのアンドロイドセキュリティ部門ディレクター。
  • アジャイ・パテル(Ajay Patel)氏:World IDの責任者。元GoogleペイメントのIDチームリーダー。
  • リッチ・ヒーリー(Rich Heley)氏:最高デバイス責任者。Apple、Meta、Teslaで幹部を務めた豊富な経験を有する。

ワールドコイン(WLD)は、OpenAIの共同創設者であるサム・アルトマン氏らによって発足された暗号資産プロジェクトである。このプロジェクトは、シビル攻撃やAI生成コンテンツによる偽装IDの普及を防ぐ仕組みとデジタル通貨を通じて、ベーシックインカムの実現を目指している。

「Orb(オーブ)」と呼ばれる生体認証デバイスを用いて、個人の目の虹彩をスキャンして識別子(World ID)を生成する。このWorld IDに基づいてWLDトークンが付与される仕組みだ。

2024年4月時点で、世界各国で500万人以上がオーブによる認証を受けてWorld IDを取得している。一方、ワールドコインは各国の規制当局からデータ・プライバシーと保護に関する調査を受けている。

関連:ワールドコイン(WLD)|投資情報・リアルタイム価格チャート

プライバシー規制の準拠

2024年3月には「ワールドコインに関する基本事実」を公開し、運営の基本情報や規制対応について説明した。その中でワールドコインは、「利用可能なすべての地域で合法的に運営しており、データ収集とデータ転送を管理するすべての法律および規制に完全に準拠している」と強調した。

新たに就任したCPOのKieran氏は、米暗号資産メディアCoinDeskに対して、「規制やプライバシーフレームワークへの遵守を確保し、Worldcoinのツールについて外部、特にプライバシー規制当局の理解と透明性を高めていく」と述べた。また、「EU内外の規制当局やデータプライバシー責任者との対話を継続し、質問に答え、情報を透明に共有し、一般的な誤解を解消していく」と付け加えた。

関連:「好きでつながる」Yay!、ワールドコインとIDで提携

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/30 火曜日
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
09:10
イーサリアム、2026年の主要アップグレードで並列処理とプライバシー機能強化へ
仮想通貨イーサリアムが2026年に2つの大型アップグレードを計画している。Glamsterdamは並列処理とガスリミット拡大で性能向上を、Hegotaはプライバシー保護と検閲耐性の強化を目指す。
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
07:00
プーチン大統領「米政府はザポリージャ原発でのマイニングに関心」
プーチン大統領は、ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で仮想通貨のマイニングを行うことに米政府が関心を持っていると述べたことがわかった。今後の和平交渉に注目が集まる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧