はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

韓国の仮想通貨取引所、銘柄の大量廃止可能性低いか 1300以上のコイン再評価へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

DAXAが新自主規制基準を発表

韓国の暗号資産(仮想通貨)業界団体「デジタル資産取引アライアンス(DAXA)」は2日、同国で7月19日から「仮想通貨ユーザー保護法」が施行されることにともなう、新たな自主規制基準を発表した。

これにより、韓国内のプラットフォームですでに取引されている1,300以上の仮想通貨銘柄についても、6か月以内に再評価が行われることになる。

評価基準として、まず情報開示など発行主体の信頼性、利用者保護措置、技術・セキュリティ、法的遵守などの各項目を満たしているか審査が行われる形だ。

さらに、様々な側面にわたって仮想通貨プロジェクトを包括的に検討および検査することも規定された。上場審査は四半期ごとに実施される予定だ。

また、仮想通貨取引所はトークン上場に関する独立した意思決定機関を設置し、上場および上場廃止の決定を最新の規則に従って実行することが義務付けられる。決定プロセスを文書化し、15年間保存しなければならない。

DAXAはQ&Aコーナーで、「一部では、再審査により多くのトークン銘柄が上場廃止になるのではと懸念があがっている」との問いに対して、韓国の主要な仮想通貨取引所は以前より上場に関する規則を遵守してきたことからそうした可能性は低いと回答している。

また、「審査は6か月にわたって行われるため一斉に大量の銘柄が上場廃止される可能性は低い」とも述べた。

DAXAは、主要取引所はDAXAによる「取引支援審査共通ガイドライン」に2022年10月から従っており、すでに今回の新たな基準の多くの部分を適用していると説明している。新基準は、審査基準や関連記録の保管義務などをさらに補強するものだ。

「仮想通貨ユーザー保護法」は、インサイダー取引や、価格操作、詐欺などの違法な市場行為を根絶することを主な目的とするものであり、仮想通貨事業者にユーザーに補償するための保険プログラムに加入することなどを義務付けている。

韓国政府は6月、この法律に関する具体的な施行手順などを規定する法案も承認している。

関連韓国政府、「仮想通貨ユーザー保護法」の施行令を承認 価格操作など根絶へ

活発な韓国市場

韓国の仮想通貨市場は活発で、世界的にも存在感を高めているところだ。

仮想通貨データプロバイダーKaikoによると、2024年第1四半期(1~3月)に、中央集権型取引所における取引高で、韓国ウォンが米ドルを上回った。

ウォンの対仮想通貨取引高は約4,560億ドル(約74兆円)で、米ドルの4,550億ドル(約73兆円)を超えた形だ。

関連仮想通貨コミュニティのトレンドから見る韓国市場=レポート

The Blockによると、韓国最大の取引所であるUpbitは、6月に300億ドル以上の仮想通貨取引を処理している。Upbitは、Kaikoによる2024年2Q(4~6月)の「仮想通貨取引所ランキング」でも世界10位にランクインしていた。

なお、日本のビットバンク、ビットフライヤー、コインチェックもトップ30にランクインしている。

関連Kaikoが仮想通貨取引所の世界ランキング発表 国内最上位はビットバンクやビットフライヤーがランクイン

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/04 金曜日
11:00
アルトコイン取引の増加傾向続く 仮想通貨OTCレポートが公開
Finery Marketsは、仮想通貨のOTC取引に関する2025年上半期のレポートを公開。ビットコインやイーサリアム、ステーブルコインの他にアルトコインの取引が増加傾向を継続していると指摘した。
10:35
「1兆ドル予測は楽観的すぎた」、 JPモルガン ステーブルコイン時価総額の2028年予測を下方修正=報道
JPモルガンはステーブルコイン市場の2028年予測を5000億ドルとし、他社の1-4兆ドル予測を否定。決済利用は6%に留まり、主用途は仮想通貨取引と指摘。
10:00
ビットコイン、クジラによる売却と機関投資家の需要が拮抗=報道
仮想通貨ビットコインの大口保有者が過去1年で50万BTCを売却する一方、機関投資家の需要増加により価格が膠着している。今後のビットコイン価格については様々な見解がみられる。
09:30
ロビンフッドCEO OpenAI株式トークン化を「革命の種」と表現も、提携否定で波紋広がる
ロビンフッドがOpenAI株式トークン化サービスを欧州で開始したが、OpenAIは提携を否定。テネフCEOは「トークン化革命」と強調するも、未上場株式の権利問題が浮き彫りに。
09:16
仮想通貨SEI、国内取引所OKJに新規上場へ
国内暗号資産取引所OKJが2025年7月8日からセイ(SEI)の取扱いを開始。ゴールドマンサックス・Robinhood出身者が開発した高速ブロックチェーンで、米国でETF申請も話題。入出庫は7月8日、売買は7月11日17時開始予定。
09:00
ビットコイン今年4度目11万ドル超え、株価相関強まり最高値更新も視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは3日に今年4度目となる一時11万ドル突破を記録した。7月3日から4日にかけて、トランプ政権の大きく美しい法案が可決されたことに加え、米雇用統計が底堅い推移を示したこと、さらにシンシア上院議員が暗号資産の減税法案を提出したことが追い風となった。
08:05
ETF購入減速でビットコイン価格上昇に陰りか、ETHは蓄積量が過去最高に=Cryptoquant分析
仮想通貨ビットコインETFとMSTR(ストラテジー)の購入は大幅減速、全体需要の縮小で価格上昇が鈍化。一方、イーサリアムは6月に蓄積アドレスが史上最高を記録、機関投資家による大量保有が続く。
07:45
米下院、7月14日の週を「仮想通貨週間」と指定 3つの主要法案を審議
米下院指導部が7月14日の週を「仮想通貨週間」に指定し、GENIUS法、CLARITY法、反CBDC監視国家法を審議すると発表。
07:25
IMF、パキスタンの仮想通貨採掘などへの補助金提供提案を却下
IMFは、パキスタン政府による仮想通貨マイニングなどのための電気代補助提案を却下。同国は、ビットコインのマイニングとAIのデータセンター向けに2,000MWの電力を割り当てる計画を発表している。
07:20
ビットコイン今後の価格、9.5万ドルまで下落の可能性も=アーサー・ヘイズ分析
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏は、8月のジャクソンホール会議まで市場が横ばいか軟調な展開を予想。TGA補充の影響でビットコインが9万~9.5万ドルまで下落する可能性があるという。
06:30
米国初のソラナ現物ETF、取引開始初日で出来高約48億円の好スタート
「REXオスプレイ・ソラナ・ステーキングETF」が7月3日に取引開始。米国初のステーキング機能付き仮想通貨現物ETFとして約100万ドルの運用資産で滑り出し。
06:10
米上場ナノ・ラボ、72億円で仮想通貨BNB追加購入
ナスダック上場のナノ・ラボが74,315BNBを約5000万ドルで購入。総額5億ドルの転換社債プログラム第1弾として、BNB流通量の5-10%保有を目指す。
05:50
上場企業の仮想通貨トレジャリー戦略に警鐘、F・テンプルトンが「負の連鎖」リスク指摘
フランクリン・テンプルトンのアナリストが流行する企業の仮想通貨トレジャリー戦略について分析。プレミアム維持の困難さと市場下落時の負の連鎖リスクに警告。
05:35
ルミス議員、仮想通貨税制改正法案を再提出 300ドル未満取引の免税など盛り込む
ルミス上院議員が仮想通貨税制改正法案を再提出。300ドル未満の小額取引免税、マイニング・ステーキング報酬の二重課税解消など包括的な改正を提案。
07/03 木曜日
18:23
Aptos LabsがYellow Cardと提携、アフリカ20カ国で手数料無料のステーブルコイン送金開始 
Aptos LabsとYellow Cardが提携し、アフリカ20カ国で手数料無料のステーブルコイン送金サービスを開始した。USDT・USDC対応で即時決済を実現し、数百万人のユーザーがステーブルコインをより迅速かつ手頃な価格で利用できるようになった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧