リキッドステーキングを採用
エルソウルラボ(ELSOUL LABO B.V.)とその関連組織Epics DAOは8日、ソラナブロックチェーン上に新たなリキッドステーキングトークン(LST)である「elSOL」をリリースしたと発表した。暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)でのステーキングをより有利にするソリューションとして設計されている。
elSOLは、solvの開発チームが厳選した高品質なバリデータープールにロックアップされたSOLの所有権をトークン化したものである。ソラナ公式の共有ステーキングプログラムと連携し、一定期間ごとにロックアップSOLの所有権の価値が上昇するため、elSOLが表すSOLの量も増加する仕組み。
ユーザーはバリデーターの選択や監視の手間を省くことができるほか、elSOL保有のメリットとしては以下の点が挙げられる:
- ステーキング中でもSolanaプログラムの利用が可能
- 即時の流動性確保
- MEV報酬の自動収集と複利効果
MEV報酬(Maximum Extractable Value報酬)とは
ブロックチェーン上の取引を最適な順序で処理することで、追加の利益を引き出す手法により得られる報酬。
elSOLを支えるバリデーターは、elSOLを使うユーザーからの手数料を一切徴収せずに運用されている。通常、ステーキングサービスではユーザーから手数料を取ることが多いが、elSOLの場合は手数料がかからないため、ユーザーはより多くのリターンを得ることができ、経済的に有利で効率的なステーキング方法を得られるだろう。
ソラナ(SOL)への投資に
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elSOLはJupiterやOrcaで運用可能
「elSOL」の特徴の一つに、高い相互運用性がある。
トークン化されたステークアカウントは、様々なプログラムで利用可能となり、JupiterなどのSolana DeFiプロトコルとの連携が容易である。また、Orcaにも流動性プールが上場されており、ユーザーはSOLをステーキングしてelSOLに変換後、さらに流動性プールに供給することで報酬を最大化できる。
現在、elSOLはsolv CLIを使用して簡単にステーキングすることができる。近日中にUIでのステーキングも可能になる予定である。
エルソウルラボとEpics DAOは、Solanaエコシステムの発展に寄与するオープンソースソフトウェア「solv」と「Skeet」の開発も手がけている。solvは、SolanaのバリデータとRPCノードの設定・運用を簡素化するツールとして注目を集めている。
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