はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米コインベース、「cbBTC」を近日公開予定 新たなビットコイン代替資産か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

cbBTCに対する期待

米国の暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースの公式Xアカウントは14日、「cbBTC」という投稿を行い、その後「coming soon(近日公開)」と示唆した。

現時点での公式情報はこれだけであるが、該当ポストのツリーにはコインベース公式を装った詐欺アカウントが偽のフィッシングサイトに誘導するケースも確認されており、十分に注意する必要がある。

この投稿は、コインベースが支援するレイヤー2ネットワーク「Base(ベース)」にて、新たなビットコインの代替資産が発行される可能性を示唆している。

「cbBTC」の登場によって、コインベースが支援するイーサリアムL2ネットワーク「Base」のDeFi市場がさらに拡大する可能性がある。

同様のビットコイン代替資産としては、「WBTC(Wrapped Bitcoin)」がある。WBTCは、BitGoなどの認定カストディアンが保管するビットコインを担保に発行されるERC-20トークンであり、イーサリアムのスマートコントラクトで運用できる利点を持つ。

一方で、WBTCの主要カストディアンであるBitGoが米国外の香港とシンガポールに管理移転する計画を発表したことを踏まえ、管理体制およびパートナーの変更に伴う懸念が生じているとされる。

この点について、ステーブルコイン発行プロジェクトMakerDAOのリスク管理ユニットBA Labsは、WBTCを管理する合弁事業にも影響し得ると懸念を表明し、WBTCのエクスポージャーの拡大を制限するため、担保資産から排除する提案を行なった。

WBTCはDeFi(分散型金融)市場で流動性プールや融資の担保などに広く利用されており、現在の流通量は約154,615 WBTC、時価総額は約94億ドル(約1.3兆円)に達し、市場全体で13位に位置している。

Baseの構築者であり、コインベースのプロトコル責任者であるジェシー・ポラック氏は、自身のXで「我々は、ベース上に大規模なビットコイン経済を構築していくつもりだ」と述べ、ビットコインへの強い支持を表明した。

関連:ブロックチェーンのレイヤー2とは|種類や注目点、代表的なネットワークを解説

ベースの躍進

Base(ベース)は、イーサリアムのL2ネットワークとして、次の10億人のユーザーと100万人の開発者に利用されることを目指して2023年8月にローンチされた。

分散型SNS「Friend.Tech」やミームコインのような人気アプリに牽引され、多くのユーザーを瞬く間に集めた結果、Baseネットワークへの預入資産総額(TVL)は15億ドル(2,200億円)に達し、イーサリアムL2ネットワークの中ではアービトラムの27億ドルに次ぐ第2位となっている。

なお、「Growthepie」のデータによれば、8月14日時点でBaseのデイリーアクティブアドレスは81万件に達し、アービトラム(36万件)やリネア(22万件)を大きくリードしている。

出典:Growthepie

関連:「Friend.TechなどでBaseがイーサリアムL2を主導」フランクリン・テンプルトン分析

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧