私たちが考えるべき金融投資と未来への備え
CoinPost株式会社が企画・運営し、一般社団法人WebX実行委員会が主催する国際Web3カンファレンス「WebX」において29日、吉村洋文大阪府知事がビデオメッセージを寄せた。
2025年4月から10月にかけて開催される「EXPO 2025 大阪・関西万博」の期間中、8月にWebXのセッションが開催予定と発表されたことについて、吉村知事は歓迎の意を表明した。Web3やフィンテック分野で世界中の開発者と交流し、社会課題の解決につながるイノベーションの創出に期待を寄せた。
また、吉村知事は「万博が国際金融都市を目指す大阪の推進力となる」とし、「万博とWebXの相乗効果で世界を巻き込むイベントになることを期待している」と述べた。
国際金融都市を目指す大阪府
大阪府は「国際金融都市」を目指した環境整備を進行中で、国内外の先進企業を集積し、フィンテックセンターの設立を目指している。吉村知事は、経済の血液とも言える金融基盤の強化が重要であり、人・物・資本を呼び込む取り組みが必要だと述べた。
さらに、日本政府から資産運用特区の認定を受け、海外企業が日本に参入する際のライセンス取得や行政手続きの支援を進められるようになった。世界で競争力のあるビジネス環境を整備し、在阪企業と海外企業の協業によるイノベーション創出が期待される。
吉村知事は会場の聴衆に対し、来年8月に開催予定のWebX(出張版)と併せて、大阪を訪れるよう呼びかけ、ビジネスチャンスを直接体感し、大阪でイノベーションを起こしてほしいと訴えた。「大阪は、Web3分野での挑戦を目指す企業を歓迎する」と力を込めた。
EXPO 2025 大阪・関西万博
「EXPO 2025 大阪・関西万博」は160か国、25の国際機関をはじめ、企業、NGO/NPO、市民団体などが参加し、「いのち輝く未来社会」への取り組みを共有する舞台。SDGsの達成とその先の未来を描くことを目的とする。2023年10月からは、万博のデジタルウォレットサービスの提供が始まり、キャッシュレス推進の理解促進や万博開催前からの盛り上げ、「デジタル」「未来への行動」といった万博のテーマに対する理解を深めるねらい。:
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