TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

米裁判所、マスク氏へのドージコイン詐欺訴訟を却下

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マスク氏への集団訴訟却下

米国地方裁判所のアルビン・ヘラースタイン判事は29日、イーロン・マスク氏に対する集団訴訟を棄却した。

この訴訟は2022年6月に、マスク氏による、一連のドージコイン関連のツイッター(現X)への投稿などが詐欺行為にあたると申し立て、投資家らがマスク氏とテスラおよびスペースXを訴えていたものだ。

マスク氏が、ソーシャルメディア上でドージコインを称賛し、多くの人々にドージコインを買い込むように仕向け、その取引から利益を得ようとしていたと主張していた。

背景として、2021年にマスク氏がドージコイン支持を表明したり、「テスラがドージコイン決済を受け付け開始する」などと発言したことにより、同トークンの価格が急騰していたことがある。

関連: イーロン、ドージコイン誇大宣伝で34兆円の訴訟を提起される

「常識的な投資家なら左右されない」

原告らは、マスク氏が「ドージコインのCEO就任に同意した」「ドージコインをスペースXに搭載して月まで飛ばす」「ドージコインを息子のために購入した」「ドージコインは地球の未来の通貨だ」などと発言を行っていたことを指摘。これは投資家を誤った方向に誘導するものだと主張していた。

こうした発言についてヘラースタイン判事は、「理想を掲げたものであり、誇張表現に過ぎない」「事実に基づいたものではなく、虚偽であることがわかりやすい」と述べている。

「常識に基づいて考える投資家なら、これらの発言に行動を左右されることはないはずだ」と判断した格好だ。

原告らは、マスク氏が「利益や娯楽のためにドージコインによるネズミ講」やインサイダー取引、「パンプ・アンド・ダンプ」を行っていたとも主張していた。判事はこうした申し立てについても、法的に有効だと認めなかった。

パンプ・アンド・ダンプとは

株式などについて虚偽の情報などで意図的に価格を吊り上げ、株価が上昇したところで、その株式や資産を売り抜ける行為。

▶️仮想通貨用語集

テスラ社 ドージコイン決済などの状況

テスラはウェブサイト上でドージコインを決済として受け付けるという旨の文面を掲載しているものの、2024年7月時点では、まだテスラのサイトにドージコイン価格が表示された商品は見あたらない。

今年3月時点でマスク氏は、テスラ車をドージコイン決済で購入できるようにすることについて「ある時点では可能にすべき」とコメントしていた。

関連: ドージコイン(DOGE)の将来性・価格、今後注目のイーロン・マスクによるX決済機能

さらに、ドージコインを実際に月まで送り届けるミッションも、当初2023年12月に予定されていたが、無線や衛星の条件などにより再三延期されている。まだ計画は破棄されていない模様だ。

関連米Astrobotic、ドージコイン(DOGE)をロケットで月へ飛ばす計画

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
06:50
米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。
06:40
トランプ次期政権、史上初の仮想通貨特命官ポストを検討
トランプ次期大統領の移行チームは仮想通貨政策に特化した史上初の常勤のホワイトハウスポジションの設置を積極的に検討しているようだ。
06:20
マイクロストラテジー時価総額が米国トップ100に、ビットコイン史上最高値更新受け
仮想通貨ビットコイン続伸を受け、BTCを大量に保有する米マイクロストラテジー社の株価も続伸し、史上最高値となる504.7ドルに到達し米国で時価総額トップ100にランクインした。
11/20 水曜日
17:03
韓国の仮想通貨課税、2025年1月から導入見込み
韓国政府が2025年初頭から実施予定の仮想通貨課税について解説。免税限度額を250万ウォンから5000万ウォンへ大幅引き上げで、年間利益560万円未満は非課税に。取得価格不明時の代替計算方法導入など、投資家に配慮した新制度の詳細を紹介。11月下旬の法案可決を目指す。
14:00
BONK急騰、アップビットでウォンペア提供開始
韓国最大の仮想通貨取引所Upbitは20日にソラナ基盤の犬系ミームコイン「BONK」の新規上場を実施し、韓国ウォンの通貨ペアを新たに提供し始めた。
13:57
Ledger Stax・Flex完全ガイド|仮想通貨の高性能ハードウェアウォレットを徹底比較
10周年を迎えたLedgerの次世代ハードウェアウォレット「Stax」と「Flex」を詳しく解説。大画面タッチパネル搭載の最新モデルの特徴から、定番のNanoシリーズとの違いまで完全網羅。セキュリティと使いやすさを兼ね備えたウォレットの全貌を紹介しています。
13:20
マイクロストラテジー会長、マイクロソフト株主総会でビットコイン投資を提案へ
米マイクロストラテジー社のマイケル・セイラー会長が、マイクロソフト株主総会で3分間のビットコイン投資プレゼンを実施すると発表。ビットコイン投資は株主にとっても、株価を左右する重要な議題であり、総会で議論されるべきだと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧