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金相場が高値更新する中、注目の「Kinka Gold」 とは 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

今、注目のトークン「Kinka Gold」

「Kinka Gold」は高品質な金(ゴールド)に裏付けられたデジタル資産で、物理的な保管コストなどをかけずに金投資ができる商品として暗号資産投資家から注目を集めています。

これまでイーサリアムブロックチェーン上で発行されていたKinka Goldですが、新たにカルダノブロックチェーン上で発行されることが発表されました。これにより、Kinka Goldはカルダノブロックチェーン初の金価格連動型ステーブルコインとして、世界中のカルダノコミュニティメンバーへ安全資産に投資する機会を提供します。

本記事では、Kinka Goldがカルダノブロックチェーン上で発行される理由や、ユーザーにもたらす利点について解説します。

目次
  1. Kinka Goldがカルダノ採用、暗号資産投資家の金投資を身近に
  2. Kinka Gold(XNK)と投資対象としての金
  3. Kinka Goldを運営するUNBANKED(旧:第一商品)社の概要
  4. Kinka Goldの今後のスケジュールと展開
  5. Kinka Goldがカルダノユーザーの金投資を促進

1. Kinka Goldがカルダノ採用、暗号資産投資家の金投資を身近に

現在イーサリアムブロックチェーン上で発行されている金価格連動型ステーブルコイン「Kinka Gold」(ティッカーシンボル:XNK)が、今後カルダノブロックチェーンでも発行されると発表されました。これにより、XNKはカルダノブロックチェーン史上初の金価格連動型ステーブルコインとなります。

イーサリアムはネットワークが混雑すると取引手数料(Gas代)が高騰する傾向がありますが、カルダノのネットワークであれば、コストを抑えて取引を行うことができます。

また、イーサリアムとカルダノという異なるブロックチェーン上でトークンが発行されることにより、Kinka Goldのエコシステムが複数のブロックチェーンに分散され、セキュリティの強化や、ネットワークのリスク分散が図られます。万が一、片方でネットワーク障害が発生しても、もう一方のネットワークでサポートが可能です。

XNKは、主に以下の用途を想定して提供しています:

  • 金(ゴールド)価格に連動した投資
  • 価値の保存
  • 分散型取引所(DEX)での取引

金投資の安定性・リスクヘッジ効果と暗号資産の利便性を兼ね備えたXNKは、安全資産を求めるカルダノユーザーの潜在需要に応えることでしょう。

また、今回のカルダノブロックチェーン上における発行によって、Kinka Goldの市場規模や流動性は大きく向上する可能性があり、多くの暗号資産ユーザーに金市場へのアクセスを提供する橋渡し役となることが期待されています。

2. Kinka Gold(XNK)と投資対象としての金

2-1. 金投資の魅力

特に暗号資産投資家にとって、金への投資を行うメリットは多いと言えます。

  • 価値の長期保存・購買力の維持
  • インフレーションヘッジ
  • ポートフォリオの分散効果

「真のお金」とも呼ばれる金は、実物資産であると同時に「代替通貨」としての側面も持っているため、高い価値保存性で知られています。株式のように価格が大きく変動するリスクも少なく、安全資産として、またインフレーションヘッジやポートフォリオの分散効果に金は貢献するでしょう。

2-2. Kinka Goldとは

Kinka Goldは、UNBANKED株式会社(旧:第一商品株式会社)の海外子会社である「Kinka(BVI),Ltd.」が発行する暗号資産です。XNKの基本情報は、次の通りです:

ティッカーシンボル XNK
トークンの価格 1トークンが1トロイオンスのドル建て金価格に連動
裏付け 金地金100%(純度99.99%・全てのLBMA基準を満たす)
基盤チェーン イーサリアムブロックチェーン、カルダノブロックチェーン

2-3. カルダノブロックチェーンを採用する理由

Kinka Goldがカルダノブロックチェーンを選んだ大きな理由として、同チェーンは従来のブロックチェーンが抱える問題を解決するために開発されたものであり、高い性能を誇る事が挙げられています。

  • スケーラビリティ(処理速度の遅延)
  • 相互運用性
  • サステナビリティ(持続可能性)

3. Kinka Goldを運営するUNBANKED(旧:第一商品)社の概要

Kinka Goldを運営するKinka社の親会社は、日本国内で50年近く金地金の取引サービスを提供する、東京証券取引所スタンダード市場の上場企業「UNBANKED株式会社(旧:第一商品株式会社)」です。

商号 UNBANKED株式会社(旧商号:第一商品株式会社)
設立 1972年11月8日
上場 1996年3月(店頭公開)
現在は東京証券取引所スタンダード市場(コード:8746)
資本金 1億円
本社所在地 東京都渋谷区恵比寿1-18-14
恵比寿ファーストスクエア9F
事業内容 グループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務
貴金属の現物売買業務
関係会社 Personal Capital株式会社 (100% 子会社)
Kinka (BVI), Ltd. (100% 子会社)

4. Kinka Goldの今後のスケジュールと展開

4-1. 今後のスケジュール

直近で、Kinka Goldは2024年10月23日から24日にドバイで開催される「カルダノサミット2024」に参加します。このサミットでは、カルダノブロックチェーン上でのXNKリリース計画に関する詳細が発表される予定です。

さらに、2024年12月には、MVP(Minimum Viable Product)による初期ローンチが予定されています。このローンチでは、50万米ドル相当の「ERC-20:XNK」を焼却し、その分の発行残高を削減したうえで、同等量の「カルダノブロックチェーン:XNK」を新たに発行する予定です。

4-2. XNKの需要創出に向けた新サービスの開発

XNKレンディングサービス

XNKを貸し出すことで、貸出料を得ることができるサービス。通常金利が付かない金投資の弱点を克服し、より魅力的な投資オプションを提供することを目指しています。

XNK担保融資サービス

XNKを担保にして、暗号資産や法定通貨を融資するサービス。XNKが100%金地金で裏付けされているからこそ実現できるもので、安定性と信頼性を兼ね備えた融資オプションとして、ユーザーに新たな金融機会を提供します。

5. Kinka Goldがカルダノユーザーの金投資を促進

本記事では、Kinka Goldのカルダノブロックチェーン採用についてご紹介しました。Kinka Goldがカルダノブロックチェーン上で発行される理由には、取引コストの削減やセキュリティ機能の向上といった目的があります。多くのユーザーが集まるカルダノコミュニティへのアプローチが可能になるため、これまでよりも多様なサービスの提供や販売力の向上といった効果をもたらす可能性があるでしょう。

また、XNKレンディングサービスやXNK担保融資サービスといった新しいサービスの開発も検討されています。安定した成長を示す金投資を基盤としつつ、暗号資産ならではの利便性を備えた独自のサービスを提供することで、より多くのユーザーに必要とされる暗号資産へと成長していくでしょう。

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