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「ビットコイン現物ETF、個人投資家が需要の8割を占める」バイナンスが報告

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BTC供給量の4.5%占める

暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスのリサーチ部門は25日、仮想通貨現物ETF(投資信託)市場についての分析レポートを発表した。注目すべき短期的なマクロ要因も挙げている。

まず、米国の現物ビットコインETFの合計運用資産座高(AUM)は8月時点で、ビットコイン流通供給量全体の約4.5%を占めるまでに成長したと指摘。他の類似のビットコインファンド製品を含めると、5.2%に達するとしている。

バイナンスは、こうしてETF製品などによって管理されるビットコインが増えていることは、市場におけるビットコインへの主要なアクセス・ポイントとして、投資信託などの役割が拡大していることを示すと述べた。

米国で立ち上げられた11銘柄のビットコイン現物ETFは、今月23日時点で98.5万枚以上(時価約10兆円)のビットコインを保有しているところだ。

関連:米国ビットコイン現物ETF、約100万BTCの保有でサトシ・ナカモトに迫る

バイナンスリサーチは、機関投資家ではないリテール投資家がビットコイン現物ETF需要を牽引しており、80%を占めていると指摘した。リテール投資家のETF株式保有量は、1~3月期から4~6月期にかけて30%増加している。

出典:バイナンスリサーチ

バイナンスリサーチは、個人投資家がこれまで取引所などで保有していた現物ビットコインから、利便性と規制保護が強化されたETFへと切り替えている可能性が高いと分析した。必ずしも、ビットコインや関連商品への新規投資を表わすわけではないと述べる形だ。

関連:ビットコインETFは日本で買える?現物BTCとのメリット比較や関連銘柄の買い方も紹介

機関投資家もゆるやかに増加

一方で、機関投資家数も4~6月期には900以上から1,200以上に緩やかに増加している。保有量も同期に前四半期から7.9%増加した。

バイナンスリサーチは、ブローカーディーラー、銀行、投資顧問会社などからのETFへのアクセスがさらに拡大するには数年かかる可能性があるものの、中期的にはより広範な採用が促進されると予想している。

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今後注目のマクロ指標

バイナンスリサーチは、ETFを通じてより多くのTradFi(伝統型金融)プレーヤーが仮想通貨市場に参入したことで、仮想通貨市場とTradFi市場の相関性が高まり、マクロ指標を監視することが不可欠になっていると指摘した。

短期的なマクロ指標としてはまず、米国大統領選挙を挙げている。選挙結果が出るまでは市場のボラティリティが続く可能性があると指摘。また、選挙結果は米国の財政政策と仮想通貨規制、ETF商品の方向性に影響すると続けた。

関連:ビットコイン、米大統領選当日に最高値到達の可能性 SCB銀アナリスト予測

世界の金融政策では、米連邦準備制度理事会(FRB)が年末までに少なくとも2回以上の利下げを示唆しているところで、11月7日と12月18日に予定されているFRB会合が注目されるとしている。

歴史的には、米国の金融緩和はリスクオンのセンチメントを高めてきた。

バイナンスリサーチは、日本銀行もマイナス金利の解除に向けて取り組む可能性があり、動向に注意すべきだと続ける。7月に日銀が政策金利を現在の0.1%程度から0.25%程度に引き上げるとした際には、円キャリートレードの巻き戻しが起こり、仮想通貨含むリスク資産下落の一因ともなっていた。

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