はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米国ビットコイン現物ETF、約100万BTCの保有でサトシ・ナカモトに迫る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

98万5,000枚以上のBTCを保持

米国で1月に立ち上げられた11銘柄の暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物ETFは、23日時点で98万5,000枚以上(時価約10兆円)のビットコインを保有している。

ビットコイン(BTC)の発明者であるサトシ・ナカモトの保有枚数は約110万枚と推定されており、これに迫ってきた。サトシの保有分は、ビットコイン誕生以来ほぼ動かされておらず、サトシが自らアクセスを断ったか、鍵を紛失した、死亡したなど様々な憶測を呼んでいる。

関連HBOのサトシ・ナカモト推測に批判の声 ビットコイン発明者を探る米特番

ETFの中では、特にブラックロックのIBITが牽引しており、23日時点で約38万9,000枚のビットコインを顧客のために保有している。これに、約21万9,000枚でグレースケールのGBTC、約21万6,000枚でフィデリティのFBTCが続く。

最近のビットコイン価格上昇の背景には、現物ETFへの資金流入増も指摘されているところだ。18日の週には、純流入額が21.8億ドル(3,300億円)に達しており、日次平均4億ドルの純流入は、1~3月期の5.68億ドルにも迫っている。

関連強気の10月か ビットコイン7万ドル目前、ETF資金流入と大統領選の影響

投資顧問企業ETFstoreのネイト・ゲラシ社長によると、現在、2024年に立ち上げられた575のETFの中で流入額上位30位中に、14銘柄のビットコインまたはイーサリアムの現物ETFがランクインしている。

そのうち、10位以内に6銘柄が入り、トップ4はビットコイン現物ETFが占めている状況だ。ゲラシ氏はこれを受けて「伝統的金融業界(TradiFi)からの仮想通貨需要は本物だ」とコメントしている。

関連ビットコインETFは日本で買える?現物BTCとのメリット比較や関連銘柄の買い方も紹介

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、株式や債券などに投資して運用される金融商品。運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっている。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

▶️仮想通貨用語集

バイナンス、米国や中国も大量保有

仮想通貨データを分析するショーン・エドモンドソン氏によると、様々なビットコイン保有者のうち、サトシ・ナカモトに続いて保有量が多いのは最大手仮想通貨取引所バイナンスだ。23日時点で約66万9,000枚を保有している。

バイナンスは顧客に代わってビットコインを保管しているとみられる。その次に現物ETFを運営するブラックロックとグレースケールが続き、5位は財務資産としてビットコインを保有する企業マイクロストラテジーだ。

関連マイクロストラテジー会長「ビットコイン投資は無限のマネーグリッチではない」

さらに、米国政府と中国政府が続くが、これは犯罪資金として押収したビットコインとみられる。米共和党の大統領候補であるドナルド・トランプ氏は8月、米国政府は保有するビットコインを売却するべきではないと話していた。

関連トランプ氏「米国政府は仮想通貨ビットコインを売却すべきではない」

関連きたる米大統領選「トランプ氏勝利なら仮想通貨市場に追い風」=グレースケール・レポート

関連ビットコインETFは日本で買える?現物BTCとのメリット比較や関連銘柄の買い方も紹介

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/01 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、企業のXRP購入やソラナの4年後500ドル到達予測など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金持ち父さん著者キヨサキのBTCへの見解に高い関心
今週は『金持ち父さん貧乏父さん』著者ロバート・キヨサキ氏の仮想通貨ビットコインへの見解、メタプラネット株価分析、ヴァンス米副大統領のカンファレンス登壇に関するニュースが最も関心を集めた。
05/31 土曜日
13:40
イーロンがDOGE退任、火星移住計画に本格着手
イーロン・マスク氏が政府効率化省を退任し、壮大な人類火星移住計画を発表した。スペースXは2026年無人ミッション開始、その数年後に人類居住地建設を目指す。
10:40
113億円増資でビットコイン追加購入へ、 ブラジルのメリウズ社
ブラジルのフィンテック企業メリウズが仮想通貨ビットコインの追加購入を目的として、最大113億円の株式公開募集を発表。現在320.25BTCを保有。
10:05
ビットコイン現物ETF、500億円流出で10日連続の純流入が終了
米国の仮想通貨ビットコイン現物ETFから29日に500億円が純流出し、10日連続の純流入が終了した。一方イーサリアム現物ETFは9日連続で流入が継続中だ。
09:35
Livepeer、Upbit上場発表で2倍以上高騰 AI動画処理技術の新発表も追い風
仮想通貨の老舗プロジェクトLivepeerがUpbit上場発表で価格が2倍に急騰。同時発表のPOKTは6倍超の暴騰を記録。AI時代の動画インフラ構築発表も好材料となる。
08:30
米シャープリンク、1400億円調達でイーサリアム大量購入へ
米ナスダック上場のSharpLink GamingがSECに10億ドル規模の株式発行書類を提出。調達資金の大部分をイーサリアム購入に充当予定。
08:15
Sui上のDEX「Cetus」、凍結した攻撃者の仮想通貨を移動へ
Sui上のDEXのCetusは、攻撃者に盗難された仮想通貨について、凍結した分を移動する特別なトランザクションを実行するための提案がガバナンス投票で承認されたと発表。今後の計画を説明している。
07:50
ビットコイン・イーサリアム・XRP続落、トランプの対中貿易発言で市場混乱
トランプ大統領の新たな対中貿易発言を受け仮想通貨市場が急落。24時間で8億2700万ドル超のポジションがロスカットされる事態に。
07:20
ビットコイン大口投資家、2日間で2万BTC追加購入=アナリスト
仮想通貨ビットコインの大口投資家が過去48時間で2万BTCを購入。取引所からの流出増加と併せて相場回復の前兆となる可能性が浮上。
06:40
米SEC、ステーキング報酬付きETF申請受付 実現可能性高まるか
REX SharesとOsprey Fundsが米SECにステーキング機能付き仮想通貨ETH・SOLのETFを申請。SEC規制緩和により実現の可能性が高まる。
06:10
FTX、第2回で約50億ドルを返済開始 仮想通貨市場に与える影響は
破綻したFTXが第2回債権者返済50億ドルを開始。仮想通貨取引所コインベースは前回と異なりステーブルコイン配布で市場への影響変化を予測。アルトシーズンの流動性源として期待。
05:40
トランプメディアが約3500億円調達完了、ビットコイン財務戦略開始
トランプメディアが機関投資家50社から24億ドルを調達。手取り23億ドルでビットコイン財務戦略を実行し、米上場企業最大級の仮想通貨保有企業を目指す。
05:01
仮想通貨取引所ランキング|プロ厳選・実績と評判で徹底比較
投資のプロが選ぶ仮想通貨取引所おすすめランキング最新版。IEO投資、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、XRP(リップル)、ソラナ(SOL)など人気銘柄の取扱いやユーザー評判を初心者目線で徹底比較。
05/30 金曜日
17:22
ライブピア(LPT)の特徴と将来性、おすすめ取引所
ブロックチェーンで動画配信を効率化するLivepeer(LPT)の仕組みや特徴、AI機能、将来性、リスクをわかりやすく解説。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧