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「ビットコイン20万ドル到達に米ドル崩壊は不要」Bitwise幹部が理由を解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインとドルの関係

暗号資産(仮想通貨)運用企業Bitwiseのマット・ホーガン最高投資責任者は30日、米ドルが崩壊しなくても、ビットコイン(BTC)の価格は20万ドル(約3,065万円)に到達できるとの見方を示した。

ドルの崩壊とは、価値が大幅に下落して信用を失うこと。この見方を示した理由は、ある金融アドバイザーから「ビットコインの20万ドル到達にはドルの崩壊が必要か」と質問を受けたためだという。今回ホーガン氏はXで、上述した見方の根拠を説明した。

同氏はまず、ビットコインへの投資は、同時に以下の2つのことに賭けることになると指摘。

  • ビットコインが価値の新しい保存手段として確立される可能性
  • 各国政府が法定通貨を乱用し、価値の保存手段への需要が高まる可能性

次に、以下の2つの論拠は別個であると主張している。

  • ビットコインが成熟して時価総額が、ゴールドの約7%からの約50%に増加すれば、1BTC=約40万ドル(6,130万円)超に達する
  • 政府の法定通貨乱用で価値の保存手段の市場が拡大し、市場規模が3倍になった時にビットコインが約7%のシェアを維持していれば、1BTC=20万ドル超に達する

その上で、重要なことは2つの論拠が複合的に作用することであると指摘。そして、最終的に自身が考える最も可能性の高いシナリオは「ビットコインが成熟し、価値の保存手段の市場が2倍に発展することで、1BTCの価格が7桁(100万ドル=1億円単位)になること」だとした。

こういった主張を根拠に、ホーガン氏はビットコインが20万ドルに到達するために米ドルが崩壊する必要はないとの見方を示している。ビットコインに必要なことは現在のように、機関投資家が投資する資産として成熟し続けることだとした。

また、上述した2つの論拠についても、両方を実現する可能性は高まってきているとの見方を示している。

関連:ビットコインが24年に8万ドルに到達するための条件、Bitwise幹部が分析

ビットコインの普及

ビットコインはプログラムで発行上限が事前に2,100万枚に設定され、無国籍資産であるから、早くから「デジタルゴールド」と呼ばれてきた。ホーガン氏の価値の保存手段に関する説明には、こういったビットコインの特徴が反映されている。

関連:ビットコイン・ゴールド・株式 専門家が語る2024年の最適投資戦略|WebX2024

また、米証券取引委員会(SEC)が、長期に渡って認めてこなかった現物ETFを今年1月に認可したことで、機関投資家がビットコインへのエクスポージャーをとりやすくなった。ホーガン氏に限らず、ETF市場の発展がビットコインの価格上昇に貢献するとの見方は多い。

エクスポージャーとは

投資家や機関の保有する金融資産のうち、価格変動リスクやカウンターパーティリスク等に直接さらされている金額や残高、比率のこと。

▶️仮想通貨用語集

関連:ビットコインETFは日本で買える?現物BTCとのメリット比較や関連銘柄の買い方も紹介

最近は、インフレ・為替ヘッジの観点から企業がビットコインを保有する事例も増加。今月には、米非営利シンクタンクのビットコイン政策研究所(BPI)が、中央銀行が準備資産としてのビットコインの保有を検討すべき理由を解説する報告書を公開している。

関連:なぜ企業がビットコインを保有し始めているのか?マイクロストラテジーとメタプラネットの事業戦略は

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