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ザ・グラフ(GRT)とは?将来性・買い方|Web3時代の検索インフラ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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プロジェクトがGRTを選ぶ

ブロックチェーンの取引量は日々うなぎ登り──
NFT、DeFi、ゲーム、DAO……あらゆる Web3 アプリが生み出すオンチェーンデータは、もはや個人開発者はおろか大手プロジェクトでさえ“取り扱いに苦労するレベル”に達しています。

そんなデータの奔流を検索・整理する役目を担うのが The Graph です。
「ブロックチェーン界の Google」と呼ばれ、Uniswap や OpenSea などトップ dApp の裏側で “検索層” として機能しています。

そして、そのエコシステムを動かす暗号資産(仮想通貨)が GRT トークン
クエリ手数料の支払いからガバナンス投票、さらにはバーンによる希少性設計まで――需要と仕組みが噛み合うことで価格上昇ポテンシャルが注目されます。

この記事では、GRT が「なぜ選ばれ」「どうやって買えるのか」を初心者にもわかりやすく解説。国内取扱い取引所、トークン経済、最新ロードマップまでを一気に押さえ、Web3“検索インフラ”への投資機会を探ります。

目次

  • The Graphとは?Web3の「検索エンジン」
    1. GRTトークンの役割と価格設計
  • 主な特徴と技術的優位性
    1. 将来性 ─ New EraロードマップとAI統合
  • 仮想通貨GRTを取り扱う取引所
  • GRTの買い方・購入方法
    1. コインチェックの口座開設手順
    2. 日本円入金・仮想通貨の取引方法
  • The Graph(GRT)投資リスク
  • GRTに投資したい方はこちらをチェック

    1. The Graphとは?Web3の「検索エンジン」

    The Graph は、ブロックチェーンの生データを検索しやすい形(インデックス)に変換し、開発者が GraphQL で呼び出せるようにする分散プロトコルです。

    開発フローは次の3ステップ:

    1. 取得したいスマートコントラクトやイベントを指定してサブグラフを定義
    2. インデクサーが分散ネットワーク上でデータを自動インデックス
    3. フロントエンドから GraphQL クエリを送り、必要な情報だけミリ秒単位で取得

    こうして検索層を The Graph に外部化すれば、各プロジェクトはフルノード運用や生データ解析の負担から解放され、UI/機能開発に専念できます。実際に OpenSeaは NFT 取引履歴を瞬時に表示し、Uniswap / Aave もプール残高をリアルタイムで可視化しています。

    ネットワーク実績

    The Graph クエリー数

    四半期毎クエリー数推移 出典:The Graph公式X

    • 公開サブグラフ:11,111件(2025年2月到達)
    • クエリ数:2022 Q1 → 2024 Q4 で約60倍成長(直近四半期 60 億件)
    • 対応チェーン:90+(Ethereum、Polygon、Arbitrum、Avalanche、Solana など)
    GRT 90 networks

    The Graphが対応するブロックチェーン 出典:The Graph

    主なユースケース

    • Uniswap・Aave ─ プール統計を即取得しダッシュボードに反映
    • OpenSea ─ コレクション売買ランキングを毎分更新
    • Snapshot ─ DAO 投票結果をリアルタイム集計
    • Gnosis Safe ─ マルチシグ送金履歴を一括表示
    • Messari ─ チェーン横断指標を自動ストリーミング分析

    このような採用事例と成長データから、The Graph はWeb3データ取得のデファクトスタンダードとして広く認知されています。

    1-1. GRTトークンの役割と価格設計

    指標
    価格0.10 ドル(約14.5 円)
    過去最高値2.88 ドル(約409.85円)
    時価総額約 9.5 億 ドル
    流通 / 総供給9.7 億 / 108 億 GRT
    累計バーン3.4 億 GRT (手数料の約1%を自動焼却)
    *2025年5月時点

    GRT はクエリ手数料を払う“燃料”であり、ステーキング報酬ガバナンス投票にも使われます。 需要増(クエリ料)×供給ロック(ステーキング)×バーン の三重効果により、ネットワーク成長がそのまま価格上昇ポテンシャルにつながる構造です。

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    ネットワーク参加者とトークンの役割

    The Graph ecosystem role

    出典:The Graph

    • インデクサー:ノードを運用し、データのインデックス化とクエリ応答を担当。高額ステーキングで報酬を獲得。
    • キュレーター:有用なサブグラフに GRT をステークして価値をシグナル。クエリ手数料の一部を受け取る。
    • デリゲーター:自前でノードを立てず、信頼するインデクサーに GRT を委任して報酬を得る。
    • コンシューマー:dApp や開発者。サブグラフ経由でデータを取得する際に GRT で手数料を支払う。

    1-3. 運営・開発体制

    The Graphは2018年、API開発に強みを持つYaniv Tal、Brandon Ramirez、Jannis Pohlmannの3名が設立しました。これまでにMulticoin CapitalやTiger Globalなど有力VCの支援を受け、累計8,200万ドルを調達しています(Cryptorank調べ)。

    運営は非営利団体The Graph Foundationがガバナンスとエコシステム拡大を担い、開発面ではコアチームのEdge & Nodeがプロトコル実装を、AI分野に強いSemiotic Labsが検索精度や自動化機能を強化する役割を分担。こうした複数組織の協働体制と十分な資金基盤が、分散型ネットワークの継続的な拡大を支えています。

    2-1. 主な特徴と技術的優位性

    Subgraph一覧

    Uniswap, Decentraland, Synthetix, Aave, Compound, ENSなどWeb3プロジェクトが使用 出典:The Graph Explorer

    The Graph が選ばれる決め手は、「オンチェーンデータを誰でも・高速に・安全に取得できる」という三拍子にあります。開発者は GraphQL クエリをサブグラフ(検索用 API)へ送るだけで、必要なデータをミリ秒単位で取得できます。

    1. 分散インデックスで高可用・検閲耐性
      世界中の インデクサー がノードを運用しブロックデータを事前整理。中央サーバー障害や特定主体の検閲に左右されません。
    2. サブグラフ × GraphQL で欲しい情報だけ抽出
      スマートコントラクトやイベントを指定してサブグラフを構築し、ピンポイントでデータ取得。
      例)特定ウォレットの取引履歴/直近30日のNFT売買/特定イベント発生回数
    3. Substreamsで高TPSチェーンも対応
      Solana など高速チェーンは Firehose+Substreams 方式で取り込み、従来比 100 倍速の並列インデックスが可能。RPC エンドポイントに依存せず、ライブ/過去データをストリーミングで取得できます。
    4. 開発・運用コストを大幅削減
      フルノード維持やデータ変換処理が不要。公開サブグラフや Substreams を再利用すれば、分析ダッシュボードや統計機能を短期間で実装できます。

    こうした仕組みにより、Uniswap・Aave(DeFi)、OpenSea(NFT)、Snapshot(DAO)に加え、高TPSの Solana 系プロジェクトでも The Graph を“検索層”として採用し、開発スピードと運用効率を両立させています。

    将来性 ─ New EraロードマップとAI統合

    New Eraロードマップでは、The Graphを「もっと扱いやすく、もっと稼ぎやすい」基盤へアップグレードする施策が進行中です。

    • データサービス拡張 — Firehose と Substreams を統合し、リアルタイム大容量データを提供。
      インデクサーは新サービスを販売でき、データサイエンティストは直接クエリ可能。
    • 開発体験の向上 — 強化版 Graph CLI と GUI でサブグラフ作成がほぼノーコード化。
      PoC から本番リリースまでの時間を大幅短縮。
    • インデクサーツール強化 — ダッシュボード Graphix が報酬・コスト・性能を自動可視化し、ワンクリック最適化を実現。
    • AI × 意味検索 — LLM とナレッジグラフ連携で自然言語クエリを実装。
      例:「このウォレットが先月買ったNFTを教えて」と入力するだけで結果が返る。

    AI 統合で何が変わるか

    LLM が GraphQL を自動生成できるため、エンジニアでなくても自然言語でブロックチェーンを検索・分析可能になります。ビジネス担当やクリエイターがワンクリックでオンチェーンデータを活用でき、dApp の UX は Web2 級の手軽さを実現するでしょう。

    AI 研究を担う Semiotic Labs がコア開発者として参画しており、The Graph は 「AI × 分散データ」 領域で他プロジェクトより半歩先を走っています。開発者は Web2 並みのスムーズさでデータを扱え、インデクサーは新サービスを売って稼げる。The Graph は「Web3 の標準データレイヤー」から「AI 時代の知識基盤」へと変容しようとしています。

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    暗号資産(仮想通貨)GRTを取り扱う取引所

    初心者でも簡単に使いやすい「Coincheck」
    Coincheck
    Coincheckは、国内でも屈指の使いやすいアプリを提供する仮想通貨取引所。シンプルなUI/UXと充実したサポート体制で、初心者でも迷わずビットコインの購入が可能。2012年創業、東証一部上場のマネックスグループの傘下に、経営基盤とセキュリティも強化。
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    Coincheckの主なスペック
    取扱い通貨 全32種類
    取引方法 販売所・取引所
    最低取引単位 販売所・取引所:500円相当額
    投資サービス 積み立て / 貸仮想通貨 / ステーキング / NFT / IEO
    各種手数料 取引所のBTC取引手数料無料
    アプリの使い勝手 シンプルで直感的な操作性|スマホ1つで取引完結

    コインチェックの口コミ(CoinPost独自調査)

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    bitbank
    bitbank(ビットバンク)は、2014年から暗号資産事業を運営している実績ある取引所。関東財務局長(暗号資産交換業者)登録番号 第00004号ミクシィ社とセレス社の持ち分法適用関連会社、ビットバンク株式会社が運営。
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    取引方法 販売所・取引所
    最低取引単位 販売所:0.00000001 BTC
    取引所:0.0001 BTC
    投資サービス 信用取引 / 貸暗号資産
    各種手数料 取引所のメイカー取引で「マイナス手数料」を採用。
    アプリの使い勝手 本格的なトレード機能を備えつつ、シンプルな操作性。

    ビットバンクの口コミ(CoinPost独自調査)

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    GRTの買い方・購入方法

    日本円で暗号資産GRTを購入するには、日本国内の暗号資産取引所の口座を開設する必要があります。

    ここでは、コインチェックを例にGRTの購入方法を紹介します。

    コインチェックの口座開設手順

    Coincheckの口座開設は数分で完了し、メールアドレスを使用してアカウントを作成した後、基本情報を登録し本人確認書類を提出します。スマートフォンを利用した本人確認なら、最短1日で取引を開始することが可能です。

    • アカウントの作成:メールアドレス・パスワードの入力/重要事項の承諾
    • 本人確認:電話番号確認/基本情報・勤務情報入力/本人確認書類

    アカウントの作成

    Coincheck(コインチェック)の公式アプリ、またはサイトにアクセスし、「新規登録」をクリックします。

    メールアドレスとパスワードを入力したら「新規登録」をタップ。

    入力したメールアドレス宛に確認用メールが送信されるので、記載されているURLをタップすると、アプリにログインできます。

    アカウント登録が完了したら、最初に「重要事項の承諾」を行います。コインチェックでは、満18歳以上、74歳以下、日本国内に在住する方のみ、アカウント登録が可能です(25年3月時点)。

    重要項目を確認し、みどり色の各種同意事項に「同意する」にチェックを入れて下さい。すぐに、本人確認に移ります。

    本人確認

    本人確認にはおおきく、「電話番号確認」、「基本情報、勤務情報入力」、「本人確認書類」の3つの作業があります。

    STEP1:電話番号のSMS認証

    電話番号確認では、SMSを利用した電話番号の認証に移ります。

    電話番号を入力後、「SMSを送信する」をクリックすると、携帯電話に「6桁の認証番号」が送信されるので、それを専用の欄に入力。これで認証が完了します。

    STEP2:基本情報の入力

    次に、基本情報の登録ページにて氏名、生年月日、自宅住所等の基本情報を登録します。 フリガナの入力間違い、町名等の重複記入、が多いので注意が必要です。

    主な利用目的、取引の経験などの質問項目にも誠実に回答しましょう。「外国PEPs(重要な公人)に該当しない」にチェックを入れたら、「確認」ボタンをタップします。ここまでで基本情報の入力は完了です。

    STEP3:本人確認書類

    コインチェックのスマートフォンアプリを使用すると、「スマホで本人確認」が行えます。これは、本人確認書類と顔写真を撮影し、送信することで審査が行われ、インターネット上で口座開設が完了するサービスで、迅速に口座開設が可能です。

    コインチェックで利用可能な本人確認書類は、以下のいずれか1点です。

    • 運転免許証
    • パスポート
    • 運転経歴証明書
    • 住民基本台帳カード
    • 個人番号カード

    本人確認書類の撮影は、「表面」の撮影、「表面・斜め上から」の撮影、「裏面」の撮影の3つです。

    最後に、指示に従って顔の撮影を行います。必要となるのは、「顔正面」の撮影と、「首振り」の撮影の2つです。

    撮影完了後、「次へ」をタップしたら、お客様の本人確認手続きは終了です。本人確認の審査は早ければ当日中に完了する場合もありますし、新規口座開設者が多いと数日かかる場合もあります。

    日本円入金・仮想通貨の取引方法

    口座開設完了後に、日本円、暗号資産(仮想通貨)の入出金、取引が可能となります。ここでは、Coincheckへの日本円の入金、ビットコインなど仮想通貨の購入方法について解説します。なお、セキュリティを高めるために、まずは二段階認証の設定を行いましょう。

    2段階認証の設定方法

    2段階認証を設定しない場合、コインチェックに登録したメールアドレスとパスワードを入力するだけでログインすることが出来てしまい、不正アクセスにより赤の他人にログインされてしまった場合、パスワードを変更されログイン出来なくなる、もしくは日本円やビットコインを盗まれてしまうことも起こり得ます。

    2段階認証を設定しておくと不正アクセスされそうになっても、OTP(ワンタイムパスワード)と呼ばれる時間制限付きのパスワードも合わせて入力しないとログイン出来ないようになります。

    Googleの二段階認証を設定

    設定タブの中の「二段階認証」をタップします。

    次に、手持ちのスマホの種類がiOSであれば「iOSアプリ」を、Androidであれば「Androidアプリ」をクリックし、アプリのインストール画面に遷移します。

    iOSの場合は「Google Authenticator」を、Andoroidの場合は「Google認証システム」という認証用のアプリをインストールすることになります。

    認証アプリをインストールしたら、前の画面に戻り「設定する」をクリック。その後は画面の指示に従って設定を完了させてください。

    二段階認証設定後は、ログイン画面でメールアドレスとパスワードを入力し、「メールアドレスでログイン」をクリック。認証アプリを起動し、生成されたパスコード(数字6桁)を入力し、ログインして利用していきます。

    次からのログインは毎回このアプリに表示される6桁の数字を入力することになります。一定時間毎に数字は変更されますので、同じ数字を入力すればいい、という事にはなりません。

    その後、口座に入金をすればいよいよ仮想通貨を購入できるようになります。

    日本円の入金方法

    アプリの下部メニューから、「ウォレット」を選択すると、以下3つの入金経路が表示されます。

    1. 銀行振込
    2. コンビニ入金
    3. クイック入金

    銀行振込

    銀行振込を選択すると、振込先の口座が表示されるのでそこに振込みます。

    現在コインチェックではGMOあおぞらネット銀行と楽天銀行の口座で入金を受け付けていますが、どちらに振り込んでも大丈夫です。

    注意点として、振込人名義はコインチェックアカウントのご本人様名義と同一の必要があります。

    コンビニ入金

    コインチェックではコンビニからの入金も受け付けています。

    コンビニ入金を選択すると、入金額を入力する画面に移ります。その後、「決済情報を発行」をタップすると、上から順に、仮想通貨の購入金額、コンビニ入金の手数量、合計額が表示されます。

    その後、コンビニ側のウェブ画面で表示された収納表、申し込み用バーコードを確認・管理します。

    その後、選択したコンビニに行き、端末で入金伝票を発行してレジで支払いを済ませるとコンビニ入金は完了です。

    利用可能なコンビニエンスストアは以下の通りです。

    • ローソン
    • ミニストップ
    • セイコーマート
    • ファミリーマート

    クイック入金

    クイック入金とはペイジー支払いでの入金です。

    ペイジー支払いは金融機関に行かずに、パソコンや携帯電話、ATMから料金のお支払いができるサービスです。

    24時間365日決済が可能で便利なサービスですが、入金手数料は高めとなっています。また、入金した日本円合計額に相当する日本円・暗号資産は、入金から7日間出金・送金・振替ができません。

    クイック入金を選択すると、入金額を入力する画面に移ります。入力を完了させて「お支払い情報を発行する」を押して下さい。表示されたお支払い情報をもとにペイジー決済(ネットバンキングやATMなど)で支払いを行います。「お支払い期限」があるため、発行から3時間以内にご入金する必要があります。

    購入の具体的手順

  • リップルの購入:販売所(コインチェックの例)
    まずは販売所での購入をご紹介します。販売所では、取引所が提示する価格でイーサリアムを直接購入できます。
  • 販売所では、通販サイトやドラッグストアなどの店頭販売のように、仮想通貨交換業者と直接取引を行うため、基本的には「○○を○個買いたい!」というニーズに対応し、成行注文のかたちで売買が成立します。表示されたレートで即座に売買でき、操作方法もシンプルです。購入の流れとしては:

    1. 購入する仮想通貨を選択
    2. 日本円で購入金額を入力
    3. 「日本円で〇〇〇を購入」をタップ

    これで希望する仮想通貨を買うことが出来ます。

    購入レートはコインチェック側が決定するため、入力した「購入金額」で取得可能な仮想通貨の数量が自動的に算出されます。

    2-2. The Graph(GRT)投資リスク

    ネットワーク利用が拡大する一方、投資対象としては以下のリスクを押さえておく必要があります。

    リスク領域主要ポイント
    ガバナンス集中 The Graph FoundationとGraph Councilが最終決定権を握り、開発リソースも一部チームに偏在。特定組織の方針転換・トラブルがプロトコル全体へ波及する恐れ。
    技術・分散性 インデクサー寡占やスマートコントラクトのバグ、スラッシング事故など。高TPSチェーン対応(Substreams)を含む大規模アップグレードでは未知の不具合リスクも。
    トークン経済・インフレ 年間約3%のインフレ発行が続き、手数料収入はまだ小規模。需要増が追いつかない場合は希薄化要因となり、価格に下押し圧力が生じる可能性。
    競合プロジェクト Covalent・SubQuery・Aleph.imなどがインデックス市場で台頭。手数料モデルや同期速度で優位を取られると、インデクサー維持や市場シェアで不利になる懸念。
    規制・法的リスク 米SECなどが将来GRTを証券認定する可能性。上場廃止や流動性低下、プロトコル運営への影響など不確実性が残る。

    まとめ

    ガバナンスの分散度合い・インフレ率と手数料収入のバランス・競合との技術/収益比較・高速チェーン対応の技術的安定性・各国規制のアップデート――
    この5項目を定期チェックできるかどうかが、GRT 投資でリターンとリスクをコントロールするカギとなります。

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    記事の監修者

    各務 貴仁各務 貴仁
    株式会社CoinPost 代表取締役CEO、株式会社SUDACHI Tech 代表取締役、一般社団法人WebX実行委員会 理事。
    2017年に日本最大(2024年現在)の暗号資産・Web3メディアCoinPost、2023年よりグローバルカンファレンスWebXを立ち上げる。また、次世代テックを活用した福祉事業Wave3やWeb3に特化した開発支援事業SUDACHI Techも展開する。
    2024年には、経済産業省「Web3.0・ブロックチェーンを活用したデジタル公共財等構築実証事業」にて有識者委員として選任される。

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