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ZetaChainメインネットがv32にアップグレード

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

本稿は企業が広報のために発信するプレスリリースです。CoinPostの執筆記事ではありません。

分散型アプリ開発者の間で注目度が高まるZetaChainが7月15日、Cosmos SDK 0.50.14を取り込むv32.0.0アップグレードを完了しました。

これによりネットワーク全体のパフォーマンスとセキュリティが底上げされ、複数チェーン間を橋渡しするオムニチェーン・スマートコントラクトの処理効率が向上します。

さらに16日リリースのv32.0.3ではSuiやTONといった非EVM系チェーン向けに柔軟なガスリミット設定が導入され、対応範囲が一段と広がりました。

主要ネットワークのアップグレード日程や影響度をまとめた統計データはCryptoDnes公式サイトに整理されているため、最新動向の確認に役立つでしょう。

どこでも動くアプリ基盤を固める

ZetaChainはビットコイン、イーサリアム、BNBチェーンなど複数ネットワークを原生的に接続する「ユニバーサルL1」を掲げています。

今回のv32系統ではノードソフトのメモリ管理と署名検証パスが最適化され、クロスチェーン呼び出しのレイテンシが平均12%短縮されたと開発チームは報告しました。

SDK更新で得たIBC(Inter‑Blockchain Communication)の最新版機能も取り込み、ブロック間メッセージの信頼性が向上。

これにより、開発者はZRC‑20トークンを用いてビットコイン資産を別チェーンへ無包装で移動させるといった高難度の処理を、より低コストで組み込めるようになります。

非EVMチェーン向けのガス無制限モードの実装

v32.0.3ではSui・TONチェーンに対し実効ガス上限をゼロに設定するロジックが導入されました。ハードコードされたガス値を撤廃しチェーンごとに最適値を動的計算させることで、将来的なネットワーク追加やアップデート時のメンテナンス負荷を削減。

Outbound Voteロジックも刷新され、ガスパラメータ変更が投票フェーズで自動反映されます。結果としてクロスチェーン送金の失敗率が減り、UXが安定する見込みです。

トークン面の動き

今月は開発者・貢献者インセンティブや流動性プログラム向けに総供給量の5.04%に当たるZETAが新たに流通しました。総額は約790万ドル相当で、分散型取引所やDeFiレンディングのTVL増加を後押しすると期待されています。

一方、短期的には供給増によるボラティリティも想定されるため、初学者の方はレバレッジ取引を控え、現物で少額からエコシステムに触れる姿勢を保つことが大切です。

初心者への影響は?

従来、異なるブロックチェーン間で資産を動かすにはラップトークンや中央集権ブリッジが必須でした。ZetaChainはスマートコントラクト側で署名検証と最終性チェックを行うため、仲介業者を介さずにBTCやETHを直接転送できます。

メインネットv32ではトランザクション確認時間が平均2秒短縮されたと報告されており、ガス費もクロスチェーン手数料込みで1ドル台に収まる事例も。初心者の方はZetaHubの「Send」機能を用いて小額のテスト送金から始めると、リスクを抑えて実践的に学べるでしょう。

今後の展望

ロードマップではIBC暗号化チャネルの採用やRust SDK公開など、さらなる拡張計画が示されています。ガスリミット自動調整が全チェーン対応となれば、データ可搬性と取引コストは一段と改善する見通しです。

クロスチェーンUXが向上すれば、NFTゲームや分散型ソーシャルメディアのような高頻度トランザクション型DAppも「マルチチェーン標準」としてZetaChainを採用するケースが増えると考えられます。

開発コミュニティは現在、SDKプラグインのベータテスト参加者を募集しているので、興味のある方は公式フォーラムを覗いてみてください。

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