
プロトコル手数料100%をトークンバーンに充当する提案
トランプ一族が支援するワールド・リバティ・フィナンシャル(WLFI)が9月12日、プロトコル所有流動性から得られる全手数料をWLFIトークンの買い戻しとバーンに充当する提案を発表した。現在ガバナンス投票で99.57%の賛成票を獲得し、残り1週間で可決される見込みだ。
提案が承認されれば、WLFIが保有する流動性ポジションから発生する手数料を継続的にWLFIの市場買い付けに使用する。購入したトークンはバーン用アドレスに送信され、流通供給量を恒久的に減少させる仕組みとなる。
バーンメカニズムは株式の自社株買いに類似した仕組みで、流通量減少により残存トークンの相対価値向上を目指す。WLFIはイーサリアム、BSC、ソラナでの流動性ポジションから手数料を徴収し、全ての取引がオンチェーンで記録・開示されている。
WLFIは今月主要取引所への上場を果たしたが、価格は一時0.30ドル超から現在0.21ドル台まで38%超下落している。コミュニティは著名人との関連性だけでなく、持続可能性を重視する声も上がっている状況だ。
この動きはハイパーリキッド、パンプファン、レイディウムなど複数のプロトコルによる買い戻し戦略に続くもので、6月中旬以降約4億ドルの累積買い戻しが実行されている。DeFi分野では収益を供給量削減に活用する傾向が強まっている。
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